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2023年9月17日日曜日

2023/09/17 岩岳アイゼンガルドクライミング

日時:9月17日(日)

メンバー:蓮容, 増田, 高林

行程:
17日:静岡=地蔵峠登山口-岩岳直下の岩場-地蔵峠登山口=静岡


金曜日にジムで登って遊んでいたら山歩きの衝動が抑えきれなくなったので
後輩たちに声掛け。

増田と高林(...!!!)が付き合ってくれました。

記録:
連休の混雑と地上の暑さを避けるため、今回は安倍奥の岩岳アイゼンガルドにお邪魔しました。
高林の運転で有東木の集落を通って8時前に駐車場へ。
そこから岩岳に向けて歩きます。

山といっても低山。今回は多少の歩荷はしようとロープも3人で4本持って行ったため汗だく...。
後輩たちの服は絞れるほどにびしょびしょ。
それでも稜線まで上がれば多少は風も吹き、山歩きを楽しみながら❓1時間ほどで目的地へ。

岩場の入り口は一般ハイカーが迷い込まないように分かり難く、笹薮に覆われています。
以前の記録だと入り口を塞ぐように枝が積まれていたようですが、現在はそんな手がかりもありません。
岩岳直下の斜度が緩んだあたりから笹を分け入って入場となっており、初めてだとなかなか気づけないと思います。
岩場の直上

懸垂下降で入場
岩場へは登り降りのための巻道も整備されていますが、今回は練習のため懸垂下降で入場しました。
昨晩が雨だったかで心配でしたが、コンデションはよく乾いておりよかったです。
稜線部なので乾きも早いのでしょう。
マイナーなためか若干苔っぽくもありましたが概ね問題はありませんでした。

とりあえず、練習用にウルクハイ・ワルツ(5.10a)にトップロープをかけ、遊んでもらいます。
アイゼンガルドという名前をはじめとして、この岩場のテーマは”指輪物語”が中心となっています。他にも、ゴラム・アゴゴやらギムリ・マッシュポテトやら...。響きが良く、ルート名を無駄に呼びたくなってしまいます。

高林に登ってもらいましたが、以前は5.8でもやっとであった彼がそこそこ順調に登っていきます...!高林、クライミングはもう常軌を逸して、尋常でないほどに、それはもう言葉にできないくらい苦手だったのですが、なんと

   いや楽しいですね!」...!!!

あの高林からこんな言葉が出る日が来るとは、、、感動しました。
夏合宿が終わってから、ジムに通ってその成果が出始めているようです。
努力は報われるんですねー。

次はリードだね!
増田にはカムのセットを練習しながら登ってもらいます。
自分もまだまだ猛練習が必要ですが、プロテクションのセットには練習と慣れが必要ですよね。

ファルコンファング 3つ星ルート
サルマン・サンバ(5.9)

ファルコンファングに"遊ばれる"高林


増田はサルマン・サンバをOS。
このルートも爽快で楽しいです。
帰りは変則的ですが、懸垂下降で回収してもらいました。

自分はそのあと、この岩場の三つ星ルートであるファルコン・ファングを狙いましたが、1テンまで組み上げたところで時間切れ。
RPはできませんでしたが、豪快で楽しいルートでした!次には落としたいと思います。

帰りは同じ道を引き返しますが、行きも帰りも岩場でも、誰にも会いませんでした。
これからの時期、紅葉が進むとアプローチももっと快適になってきます。
是非また訪れたいと思います。







まとめ:
世は連休の中日。
低標高帯は厳しい残暑。

小川山は激混みだし城山などでは焼きビーフンでもポーチドエッグでも岩で作れてしまうでしょう。

そんな中、快適に遊べる岩場が存在するのか。
静岡にはなんと、廻り目平並みの標高でクライミングができ、しかも人も稀でアプローチには山歩きもできる素晴らしい岩場が存在します。

安倍川を車で遡ること1時間弱、そこから1時間のハイキングで標高1,600mの岩場、岩岳アイゼンガルドに到着です。

山歩きも楽しめるうえに晴れていれば南アも望めます。
山奥の雰囲気の中、静かにのんびりとクライミングを楽しめる素晴らしい岩場だと思います。
(高林も絶賛…!)
地元のクライマーの方々が開拓に尽力されたようで、感謝致します。

寒くなる前にもう一度訪れて、それぞれの課題にリベンジしようと思います。

(文:蓮容)

2023年5月13日土曜日

2023/5/13 安倍川 黒ん沢

日時:5月13日(土)

メンバー:CL蓮容,SL奥津,高林,有間,鈴木

行程:
13日:静岡=駐車場ー七ツ釜ー林道交錯点ー林道ー駐車場=静岡

記録:

雨の中沢にいきました。2級らしいです。安倍奥は近くて良いですね。鈴木は初沢なのでわくわくしてました。雨でしたけど

いざ



綺麗

高林が飛び込む

とてもよい景色でした。雨で曇りですがそれもまた雰囲気があってよいと有間がいう。

楽しむ有間

浸かって


挟まって

のぼって
あとはヒルにかまれたりして
1つ目の滝に到着



綺麗~。しかし登れないので少し戻って巻きます。



初巻き。蓮容さんがロープはってそのあとを私たちがアッセンダー使っていきます。
鈴木はずるずる滑ったのでロープなかったら死んでました 

そのままロープの長さで行ける範囲で巻きをします。初めてインディアンコールを実践で使いました。沢だと水の音でかなり声がかき消されるのでなかなか役に立ちますね。

最後尾の奥津の巻きが終わってセルフをとった瞬間に鈴木は足を滑らせ奥津、高林を巻き込みました。鈴木たちはセルフをとっていなければ死んでいました

巻き中は1人ずつのぼるので待ち時間の寒さがきつい。段々日も落ちてきた。絶望。多分女子二人は寒かったと思います。これが女…

懸垂下降でおります。これも初めて実践で使いました。

ははは

下りたらもう水に浸かりたくなくて仕方がない。
多分本来登れる滝だったが、増水のためまた巻きます。

私だけの勘違いなら良いですが、このあたりからもう2回生の目は死んでいたと思います。

蓮容さんがまたロープやってくれます。私と高林は足場がなくて滑ってなかなか登れない。他3人はすごいなっておもいました。蓮容さんまた知らないロープワークをやっている。まだまだ知らないロープの世界でした。






といったところでハイライトの滝を目の前にタイムアップ。惨めに下山します。
19時過ぎだったでしょうか、連絡係のけんしんさんはあと少しで警察に通報しようとしてたみたいです。


まとめ:
これが2級…
巻き、インディアンコール、懸垂下降、もりもりでしたね
今回で水の恐怖を学べました!
沢楽しかったけれど寒さと、水位が怖かったですね。息が詰まる感覚…おなかより浸かると急に嫌悪感がありました。巻きで時間ぎりぎり。毎回ロープ使ってたら全然間に合わないなと思いました。
ですが、沢って総合力だなって感じました。沢ができたら山もクライミングも本当に簡単なもんだなって思いました。
これから沢に行ける機会も連れていってくれることもすくないので頑張りたいですね。

(文:鈴木)

2022年11月27日日曜日

2022/11/27 阿部奥 山伏

日時:11月27日(日)

メンバー:CL高林,SL有間.鈴木,奥津,池田,増地,蓮容

行程:
27日:静岡=大谷嶺登山口-山伏登山口-蓬峠-山伏山頂-大平沢ノ頭-新窪乗越-大谷嶺登山口=静岡

記録:

27日:天候 晴

一年生がまだ阿部奥に行ったことがなかったため日帰りで阿部奥へ。
大谷嶺登山口に車を止め、一旦林道を下ってから山伏登山口まで行く。今回は冬靴の慣らしも兼ねて全員冬靴。

別働でちょっとしたバリエーションへ行く
蓮容さん、奥津とお別れ。さようなら


奥津目線

いい天気 背中でワクワクしてるのが伝わる


山伏登山口からサクサク登る。今回の先頭は有間。

渡渉箇所 少し増水していた

巨岩。一年生、あまり気に留めずに通過(笑)

巨岩を越えてから一箇所ルートを外した箇所があった。ここは自分が一年生の時にも間違えた箇所であり、見落としやすい。そんな2年前を回想しながら一年についていく。ルートがわからなくなったところで引き返させ、もっと目線をこまめに動かすべきだと伝える。キョロキョロ大事。

この辺りで池田の重大発表があった。彼の就職は一体いつになるのだろうか。


ザレのトラバース。ぱっと見悪そうだが無問題


蓬峠に到着。高林が毎回の休憩の時間を短く設定しており冬山への意識が感じられてよかった。前週の丸盆東尾根でも唯一冬靴でやってき(てバテ)た有望株である。

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一方こちらはバリエーションルートを行くことになった二人組である。いきなりちょっとした藪漕ぎがあったが、蓮容さんはもちろん丸盆を乗り越えた奥津にもお茶の子さいさいであった。
藪漕ぎが好物になりかけている奥津

尾根に乗ってからは非常に歩きやすく冬靴などなんのその、突き進んでいく。横に見える大谷崩に圧倒されながら足取り軽く進んでいく。切り立った箇所は少しあったものの踏み跡がある場所もあり、歩きやすかった。
何が不満なのでしょうか

順調に進み蓬峠に到着。後から来るであろう本隊のためにちょっとした置き土産を残して先へ進む。(尚、発見されることはなかったらしい、、、、、泣

置き土産
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2021年5月16日日曜日

日時:2021年5月15日(土)~16日(日)山伏・水無峠山

日時:2021年5月15日(土)~5月16日(日)

メンバー:CL蓮井,SL増地,金子,鈴木(健),和田,池田,生熊,鈴木(陽),飯村,森(4年)

行程:
15日:静岡=山伏登山口-蓮峠-山伏-小河内山-水無峠山(泊)
16日:水無峠山-小河内山-山伏-蓮峠-山伏登山口=静岡

記録:

山にも春が訪れて徐々に緑が深まっていく5月中旬、春の息吹を肌で感じながら、久々に安部奥へやってきた。今回は1年生にとって初めての泊登山。いやぁ~、楽しみですな。

15日 晴れ時々曇り

レッツラゴー!

10人もいるとなかなか賑やかでございます。準備体操で身体をほぐし、いざ出発!


駐車場からしばらくは林道歩き。火の用心の垂れ幕から登山道に入り、沢筋をずんずん登っていく。

全員で現在地を把握する。ここはわかりやすい。


ワサビ田が出現した。日よけ用の落葉樹も葉を茂らせていて季節の移ろいを感じる。

今日も元気に行きましょー!


デデーン!山と高原地図にも乗っている大岩が姿を現した。その直下で小休憩を挟む。





1370m付近の二股を右に進み、急な斜面をえっさかほいさか


右側に沢を見ながらトラバース気味に進んでいく。よく整備されていてなかなか気持ちがよい。


いい笑顔です
 

けんてぃー、頑張れ!


ようやく蓮峠。ここで下山してきた山のベテランさんと10分ほど談笑した。



蓮峠からはしばらく急な尾根道が続く。1776mを通過し、さらに180mほど高度を上げると道が平らになってきた。



ようやく山頂に到着。地形図にも現れているがかなりのっぺりしている。お団子標識がかわいい。
         
森さん、写真撮影ありがとうございます。


山伏山頂からは進路を西にとり、いよいよ非正規ルートに足を踏み入れる。とは言っても踏み跡はかなり明瞭であった。


尾根を下り始めてすぐに崩壊地が現れた。治山事業の一環であろうか、法面がコンクリで補強されている。他のみんなは写真左側の樹林帯を歩いたが、筆者はCLの蓮井さんに倣って崩壊地の縁にそって歩いてみた。よい子のみんなは絶対真似しないように!



林道を横切り、1881mに伸びる尾根にとりつく。



崩壊地を振り返ってみる。かなり遠く感じるのは気のせいだろうか・・・。



ずんずん標高を上げていく。

崩壊地の縁をてくてく進む。


この稜線が何とも気持ちいい。



南西方向から大きな尾根が合流してくる。地図読みではこのように周りの地形をよく観察し、地形図と照らし合わせて現在地を把握することが非常に重要である。手前の2075のピーク(三角点あり)に合流する尾根は通り過ぎたので、もうそろ2060のピークだな、

と思ったら・・・


「小河内岳・2075m」の看板を発見!あれれ、、、どっちが本物なんだ??
この場所に三角点はないので、(看板の位置が間違えている上に)三角点を見逃すという痛恨のミスを犯していたことに気づいた。前方や地図ばかり見ていたのでもっと周りを見るべきだったと反省。あちゃ~


気を取り直してずんずん進んでいくと、本日の目的地、水無峠山に到着した。みんな各々の荷物を下ろして幕営の準備に取りかかる。筆者は開けたピークを想像していたが、思ったより樹木が多く、かなり平べったい山頂であった。


風が強くバーナーの火がたびたび消えかけたので、けんしんの小マットを拝借して風よけを作る。今回は暖かいので外で食事をとることにした。

食事を作る間もトレーニングを積む森さん。さすがです。


本日の献立はキムチ鍋とお米。ちょいと味の加減をミスったけれど、皆さんには好評でした。あぁ~よかった笑


16日 曇り
今回は往復コースなので後は帰るだけである。どういうわけか16日の写真が異常に少ないので、16日の分は手短に。

5時に起床し素早く朝食の準備に取りかかる。今回のメニューはパンとウィンナーのスープという定番メニューだった。それを胃袋に流し込むと撤収作業を済ませて6時に出発。前日は皆よく眠れたようで、快調に元来た道を引き返す。1988m地点、2075m小河内岳、1881mピークを過ぎ、そして・・・


林道との合流点に戻ってきた。現在この林道は通行止めとなっているが・・・
こりゃ通れまへんわ。。


崩壊地より下側を望む。ここで滑落したらひとたまりもない。バランスを崩さぬよう、恐る恐る渡っていく。

山伏ともお別れ


蓮峠のベンチ

蓮峠を過ぎた後は順調に沢すじを下り、約2.5時間ほどで駐車場に到着した。

まとめ
 今回は今季初の無雪期泊登山であり、1回生にとっては初めての泊登山であった。1年生にとってはテント泊を経験でき、また上級生にとっては1年生に対して山のノウハウをできうる限り教えることができたので非常に良い機会となった。3年生が抜けて始めて上級生側に立ったたわけであるが、まだまだ自身の力不足、知識不足を痛感した。教える側に立つにはそれ相応のバックグラウンドが必要になるので、足りない知識を補填していこうと思う。また地図読みに関しては徐々にコツを掴めてはいるものの、まだまだ不正確である。常にSLをやっているつもりで山行に臨みたい。1年生にとっては、体力や読図、歩行技術など各々の課題が浮き彫りになった。各々の足りない部分を強化しつつ、積極的に山へ行って経験値を上げてほしい。
 最後に、車を出してくださった森さん、運転してくれた龍信、健心、ありがとうございました。