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2026年2月25日水曜日

2026/2/25-26 残雪期天狗岳・にゅう

日時:2月25日(水)~2月26日(木)

メンバー:CL鈴木大,SL中村,青島

行程:
12日:静岡=唐沢鉱泉-黒百合ヒュッテ-東天狗-西天狗-黒百合ヒュッテ
13日:黒百合ヒュッテ-にゅう-白駒の池-高見石小屋-渋の湯-唐沢鉱泉=静岡

記録:
 どうもお久しぶりです。鈴木です。今回は冬山の感覚が鈍らないように山行が組みたいと思い、もう一度行きたかった天狗岳に行ってきました。今山行では目標の他にやりたいこと(目的)が2つありぜひみなさんにはそれを当ててもらいたい🤔。先にヒントを言っておくと、白駒山荘と高見石小屋がキーワードです。個人山行じゃなきゃ出来ないことなので当てやすいかも?
気を取り直して記録を書いていきますね。
 初の先輩のいない個人山行という事で気合十分というか、今までにない高揚感を持ちながら登山口へ向かいました。
 しかし、始まりからハプニング発生!!当初予定していた渋の湯の🅿️が水曜休業で入れないではありませんか😢
 泣く泣く唐沢鉱泉へ変更。結論から言えば🅿️代2200円を節約できたからヨシッ!
だけど...林道が凍結しており、途中から歩くことになりました。それだけならいつも通りだけど今回はなんと!雨が降ってます!久々の雨(青島は初回山行以来らしい)だから地味に気分は上がっていたが苦手なものは苦手。愚痴をこぼしながら山行がはじまりました。

実はみんな楽しそう!!

 少し歩いてて気がついたけどなんかザック重くね?まあ、黒百合までの登りはそんなキツくなかった記憶があるのでザックが重い理由はテン場で書くからまっててね(中村も重いらしい)😊
なんで重たいのか、みんなも考えてみてね。

ここどこ?

 特に書くような出来事も難しいところもなく、結構なペースで上がっていく。強いて言うなら林道で汗かきすぎて汗冷えがすごい。あと雨が鬱陶しい。テン場以降も降っているようだと悲しい山行になるかもと思いつつダラダラと登っていると、次第に雪になってきた!やったね。
 去年来た時より長く歩いていた気もするが、大体2時間くらいで黒百合ヒュッテに到着。気温を見ると0度。そんな寒くないか?

山岳部からしたらこれは暑い?(寒いわボケ🥶

 黒百合ヒュッテでテントを貼り天狗岳いくかー。天気悪くて展望ないから個人的には行く気が出ない。が、計画立てたんだから行くっきゃないわ。行ってきます!
今回は中山峠から向かいます。この稜線がまた歩きやすくてすごく👍

これがまた気持ちいい

 ガンガン進んでいくと上りに突入。中村がバテたところですかさず前に躍り出る。ここまでは雪が締まっていてサクサクだったけど、ここからはラッセルこれがまた楽しい。全部は無理だから途中で青島に交代。いいペースで進むじゃん。後輩の成長を感じました。
 アイゼンは登りが始まったくらいでつけたほうがいいね。今回は東天狗まで壺足で行けたけどもう少し雪が溶けていたりして氷が剥き出しならどうかわからない。GWに八ヶ岳全山やりたいから覚えて置こっと。東天狗前の岩場を迂回してパパっと東天狗に到着。案の定展望なし。でも風も弱くて快適だから意外と楽しい。

ゴーグルを新調しました


 今回ゴーグルを新調したが、これがまたいい買い物だった。ゴーグルって効果あったんだ。全然凍結しないし、バックル?も弛まない。俺は今まで何を使ってたんだよ🫤
 風もないこの天気なら西天狗も余裕でゲットできるね。スラスラと下り西天狗へ登り返す。なんか長い気もしたけどそう思ったらピークがあった。難易度的にいえば夏のほうが少し難しいかも。岩場登りをスキップできるのは最高だね。

見切れとるやんけ

 帰りは分岐で天狗の裏庭方面で降ることに。記録ではここで遭難してる人もいたが果たして...結論を言うとむずい。遭難するのもわからなくもない。尾根からコルまでは普通に悪い。結構な回り道をさせられた。また、その後もだだっ広くコンパスをしっかりみないと意外と迷いそう。なんや感やあったが無事に降りられました。最後に中村が枯れ池を突っ切ってみるかと言ったが、劇ラッセルになりそうだったので行きルートで帰りました。黒百合ヒュッテまでの最後の下りはみんなシリセイドで。楽しかったね。テン場に着いたのは3時だった。まだまだ時間はあるけど眠いので早めにご飯を作って就寝します。

なんで二つも入ってるの?

 答え合わせ、ザックが重たかったのはマッコリ🍶とか言うやつのせいでした。こいつ夏合宿でも持ってって美味しくなかった記憶があるけど、今回はどうだろうか...はい、美味しくないです。750ml背負って美味しくないってどう言うこと!?気になるみなさんに味の感想を教えると、炭酸の入った日本酒って感じ。わーお。味の想像ができない方、ぜひ買ってみてください。お近くのスーパーにも売ってるし、韓国系の飲食店でもたまに売ってます。私はバイト先(某焼肉屋)で買わせていただきました。キンキンに冷やすと美味しいと思います(多分)。
まあ、寝ます。おやすみなさい💤

 朝5時30分起床。12時間くらいあったけどほぼ寝ていた気がする。途中何度か起きたが今までと違い再入眠が早かった。外を見るとなんと、晴れてます。いぇい。朝ご飯は豪華なラーメンにしました。煮卵は夏合宿のリベンジも兼ねて個人的に4つ持ってきました。お前も重さの原因か?

チャーシュー・メンマ・煮卵
なんでスノーフライじゃないん?

 そそくさと朝ごはんを食べ7時に行動開始。天気は快晴。天狗にもう一度行きたい気持ちもあるが、素直ににゅうに向かいます。途中、中山での分岐で気持ちが抑えきれず荷物をデポしてダッシュしてきました。1人で行くつもりがつもりが青島もついて来てくれた。最高だな。

こんなに晴れてたら誰でもいく

 なんかすごかったです。八ヶ岳ブルーってこういうことかーって感じました(昨日は八ヶ岳グレーだったからな)。
この一段高いところにいる感じ、雪山ですごく好きなところ。少し進んだらもう一つ展望ポイントがあったが忘れてました。悔しい😣まあ、中村が待ってるから戻るか。戻りは青島が走っていた、強くなるよ。
 戻どりました。にゅうに向かいます。下りが少し怖いかな?壺足でもいけるけどアイゼンがチェンスパがあると楽だね。この後の白駒の池までの下りも凍結しててアイゼンが欲しいからここでつければよかった。
 にゅうに到着しました。なんでか知らないけど標識がない。去年の夏来た時はあった記憶があるんだけど。爆風で飛ばされたのかも。ここはいつ来ても気持ちいいね、富士山だけじゃなくて北アルプスまで見える。30分くらいゆっくりしたかったけど寒くなって来たから降ります。

太陽が眩しい!

 白駒の池までの下りは結構なペースで行きコースタイムを大幅に巻きました。白駒の池は凍っていたので池の上を渡りました。真ん中ら辺に近づくにつれて水が染み出して来たので少し端の方を進む。今回の目的の一つを達成できてよかった。凍った池、みんなも好きだよね。池を一度は歩いてみたいと思うのが人間の性ってもんでしょうが。今度は完全凍結したとこを歩きたい。
下の植物はどうなってるんだろう?

ハイハイで草

白駒荘からの登りは凍結してそうだったのでアイゼンを装着。案の定凍結していました。アイゼンのおかげ簡単に登れて大体30分くらいで高見石小屋に到着。ここで今山行二つ目の目的を達成します。わかる人にはわかるかな?

ココアと抹茶

 じゃーん!正解は高見石小屋の揚げパンでした!分かった人はいたかな?こういった買い物は個人山行でしかできない楽しみ。さてさてお味の方は、優勝🥳。涼しい山の中で熱々の揚げパン、最高という表現がまさに相応しい。
 揚げパンは2個で500円、5個で1100円と最近の物価高に比べれば屁でも無いお値段(やっぱ高いか?)。味の方はきなこ、ココア、抹茶、黒ゴマ、チーズの5種類1100円で全部盛りらしいです。先客で夫婦の方がいて、そちらの方は全部盛りを注文。意外と小さいから1人でも余裕かも?みんなもぜひ食べてみてね。
 さあ、あとは下るだけ青島が飛ばしてくれるらしい。どうなることやら。早かったです。途中、片方のアイゼンが外れるハプニングがあったが、早かった。とてもいいと思います。下りは単調になりがちだがこのコースはなかなかに見応えのあるものだった。

こんなとこも

お賽銭は欠かさない

 お地蔵さんがいたのでお賽銭をして白峰の成功を祈っておく。結局最後にしてしまうのは神頼み🙏、世の真理だね。
このコースの注意点として登山口付近が全面凍結しており(沢が近いからかな)、初手からアイゼンが必要なコースであることがわかった。片方のアイゼンを脱いでいた青島はつらそうだった。
思ったよりもすんなりといけてゴール!!????

ついた???

そんなことはなくこれから唐沢鉱泉に向かいます。つら🤬

150mアップ!!

 たった150mと侮るなかれ。本来は終わっていたと思った後の登りは辛いのだ!なんで尾根に合流せなあかんねん。エセ関西弁は置いておいて、ラスト上りにレッツゴー。青島と中村は辛そうだった。私?私は2人の辛い姿が見れたからウキウキだったよ。自分より辛そうな人を見ると辛く無くなる、よく言うね。無茶苦茶楽になったよ✌️茶臼の登り、みんなが辛そうだった光景をふと思い出した。登りが終わると下りはあっという間、10分くらいでついたかな?

ここでゴール(林道あるけどね!)

 唐沢鉱泉に到着!あとは林道ビクトリーロード🏅を歩くだけ。途中天然ボルダーがあって少し触ったりしながら、無事車まで着きました。距離は伸びたけど楽しかった!

まとめ:
 初めて先輩のいない個人山行を組んだが、結果的に言えば大成功と言っていいんじゃないんだろうか。突然の変更についてもスムーズに対応できたし、しっかりと下級生の面倒も見ることができた。個人山行ならではのこともできたし、白峰までの繋ぎとしてはいい感じの距離、重量だったと思う。また、どのガスが使用できるのか、装備不良はないかの確認もできた。
 1番の収穫はやはりゴーグルが効果あるということを知れたことだ。本当は白峰直前に買うつもりだったが、試しときたいと思い早めに買ったのは正解だ。標高は異なるがコンディションのよい冬山を体験できたことも良い収穫だった。
 個人山行の楽しさを十分に知れたので、次はGWに八ヶ岳全山縦走したいなー。誰か一緒に来てくれる人いないかなー。
 てかなんで中村のザックは重かったの????これだけが今回唯一わからなかったことである(テント類は持ってないしなぁ)。

(文:鈴木大)






2025年12月26日金曜日

八ヶ岳 アルパイン 合宿



  • 日時:
    12月26日(金)~12月28日(日)

メンバー:CL菅原,SL堀,中村,清田

行程:
26日:静岡=八ヶ岳山荘駐車場-行者小屋
27日: -赤岳-行者小屋
28日:(菅原,堀) -赤岳-行者小屋
(中村,清田) -阿弥陀岳-行者小屋
-八ヶ岳山荘駐車場

記録:
 初めまして、一年の清田と申します。特に何もなかったクリスマスが過ぎ、26日からの3日間八ヶ岳へ行ってきました。夏にも登った赤岳は楽しい登山道、整った小屋、素晴らしい景色と良い思い出しかなく、冬の赤岳はどんなかなぁと心弾ませながら呑気に構えていました(アルパイン三昧とも知らず)。

26日(1日目)
 部室で準備をしていくうちに今回はアルパインがメインであることに勘付き始め、冷や汗とアーメンが止まらない一年生清田。さらに追い討ちをかけるようなトンデモデカザック。じゃん負けがロープを持つことにし私は見事勝利するも、代わりにアイススクリューを持つことに。これがむちゃくちゃ重い。


100Lザックがパンパン


 ピザをたらふく食べたら


行ってきます

 夏にも見た小滝に到着。どうやらアイスクライミングなるものをするらしい。誰かファミコン持って来てるのかなぁ?でも電源はどうやって?

電源いらないタイプだった

滝って人間も登れるんだ。無知はいけませんね。堀さんアイススクリューを滝に差し込みながらあっという間に登ってしまいました。続いて菅原さんもスイスイ登っていき、私と中村さんもいざ。氷に冷やされたアイスピッケルの冷たさが手に伝わり、腕がパンプするよりも先に手先の感覚が鈍ります。それに加えてアイスピッケルやアイゼンを刺した途端、氷が崩れ落ちたりするので登っている際の恐怖が岩よりも大きかったです。トップで登りながらアイススクリューを滝に差し込みましたが、とても難しい。自分的にはカムよりもはるかに複雑でまた下に落としてしまう確率もカムよりぐんと上がるような気がします。小滝にしばらくいて思ったのは、岩は基本的に形を変えず日が変わってもムーブの再現性が高い一方で、氷は日光や人の登った痕跡で刻一刻と変化してしまうのでその場での判断力が岩以上に必要だということです。同じクライミングでも岩か氷かで性質がかなり異なると感じました。ただ岩でも氷でも登ってみてしまえば楽しいんですよね(毎度悔しい)。無事終えて行者小屋へ。すぐだと思っていた小滝から行者小屋までは暗さも相まってか異様に長く感じ、体感2時間ほどありました。(誇張したつもりでしたが本当に2時間くらいかかってました)


菅原さんの梅酒が紛失。夕飯は鍋。美味しい。就寝。
27日(2日目)
 この日は赤岳主稜を登ることに。最初それを伝えられた時は夏と同じく普通に赤岳まで登り、その後歩く稜線のことを赤岳主稜だとここでも勘違い。ただ地図を見てみたらなんということでしょうか、等高線が治一郎のバウムクーヘンぐらい密ではありませんか。


動揺しつつも醤油ラーメンを食べて、日の当たる阿弥陀岳に念じながら主稜の取り付きへ向かいます。


 文三郎尾根を登り、途中で一般登山道を外れて主稜の取り付きへとトラバースします。大袈裟かもしれませんが、普段の登山ならそこのトラバースが核心になるくらい悪かったと思います。先・堀リード清田フォロー,後・菅原リード中村フォローで登っていきます。昨日のアイスクライムと違って今日はアイスピッケルとアイゼンを岩にも引っ掛けるらしい。
    リード堀さん
菅原さん

 序盤は雪の詰まったルンゼ状から始まります。アイスピッケルの先とアイゼンの前爪を岩の窪みに引っ掛けて登るのですが、この時の「カツン」という乾いた音が良い。堀さんリード早い。少し傾斜が緩み始め一息つくと後ろには南アルプスと八ヶ岳ブルーが。

中村さんも1ピッチリードしたそうです

 まだ日が当たらず風もそれなりに強いのでオーバー手&インナー手してても手が凍えます。堀さん菅原さんはテムレス...。あと風と遮蔽物のせいで「ビレイ解除」や「登ります」などのコールが全然通らないし聞こえづらい。(富裕層の持ち物には無線機というものがあるらしい)稜線に出ると西からの突風が粉雪をともなって吹き荒れます。全部で8ピッチくらいだったと思います。

おしまい

 今夜の晩御飯は中村さんが用意してくださったシチュー。テント内でシチューに何を入れるのか確認していると出てきたのは牛乳、バター、肉、野菜。...中村さん、シチューのルーの存在を知らない!?ゴードン・ラムゼイならテントぶち破ってると思います。爆笑と失笑が混じり合うテント内。学年が上がる前に中村さんの抜けたところを見られて少し嬉しい。沸騰した
牛乳に具材とバター100gを投入。

         ねぇ 

人生初のコクのみの料理。堀さんの提案で隠し味に白ワインを入れることに。食べてみると隠し味の白ワインの風味は微塵も感じられず神隠し味に(小マット2枚といったところでしょうか)。


バターとのコントラストのせいか、なんだか赤い堀さん

 夕食のあと明日の予定について話し合い菅原,堀ペアが中山尾根を、中村,清田ペアが阿弥陀岳北陵を登攀することに決定。1,2年生だけの行動と知って中村さんと僕は目を丸くして見合わせてました。堀さんの手袋紛失。就寝。

28日(3日目)

 3年生ペアは6時前には出発し、中山尾根を登攀開始。後から聞いたところ1ピッチ目から相当悪く熱戦だったそうです。




3年生のお二人が奮闘している時、私は凍った靴の紐をほぐしていました。


7時過ぎに出発。放射冷却のせいか昨日と比べ非常に寒い。取り付きへ向かう途中、壮大な北アルプスの巨大壁が見えました。

奥穂高より槍ヶ岳の方が高く見える

夏に菅原さんと大同心を登っている中村さん、下級生をリードするのは初めてで緊張してるかなと思いきや、

おい早ぇじゃねぇか

スムーズに安全にリードしてくれました。この日は風が無いに等しく、取り付きから日も当たり終始快適でした。そして

山頂からは赤岳、富士山、南アルプス、中央アルプス、御嶽山、乗鞍岳、北アルプスと日本の高山トップ100の大部分を目に収められる素晴らしい眺めでした。私にとって人生1の景色になりました。3年生2人はこちらより5分ほど早く登頂。


嘘みたいな堀さん

阿弥陀岳から小屋まで尻セードもしつつ下り、30分もかからなかったです。3年生も爆速下山だったらしく菅原さんと堀さんが言うには年が経つごとに地蔵尾根が短くなっているそうです。多分本当。テント撤収中に梅酒と手袋も無事見つかりあとは下山のみ。下山は少し飛ばし、八ヶ岳山荘駐車場に2時間ほどで到着。温泉と晩御飯を済ませ、夕日に照らされた赤岳を見ながら帰りました。



まとめ:
 今年一の景色を密かに期待していたらまさかの人生一の景色が見れてしまいました。山からずっと続くこの高揚感、このまま年を越せるのがとても嬉しい。
 冬休み前、部会終わりのさりげないお誘いに乗っておいて本当に良かったと改めて思います。これもまだ氷山の一角なのでしょうが冬の八ヶ岳の魅力を存分に味わわせていただきました。来年も必ず行きたいと思うのと同時に、今回の菅原さん、堀さんがしてくださったことを2年後3年後には自分が一二年生してあげられるように様々なことを上達しなければならないと思うと背筋がしゃんとします。山行を重ねるごとに山が好きになっていくのを薄々と感じてはいたものの、今回の八ヶ岳ではそれがひしひしと感じられました。
 菅原さん、堀さん、中村さん、人生で最高の年の瀬にしてくださり本当にありがとうございました。
(文:清田)


2025年6月28日土曜日

2025/06/28 八ヶ岳 稲子岳南壁左カンテ

日時:6月28日(土)

メンバー:蓮容(M2),増地(M2)

行程:
12日:みどり池入口駐車場(6:20)―しらびそ小屋(7:25)―稲子岳南壁取り付き(8:30)―稲子岳(11:25)―にゅう(12:05)― みどり池入口駐車場(14:15)


記録:

部室に1時に集合。静大前のファミマで院の同期に出くわし奇妙な視線を向けられるスタートとなりました。
小川山でクライミングをする後輩を廻り目平で下ろし、そこから1時間ほどかけてみどり池入口駐車場に向かいます。この土日、山岳部では山行計画が4つ同時に進行するという、時間の有効活用の極地みたいなことをやっていました。その一本がこれです。


駐車場ですでにアブがうるさい


1時間ほど歩きしらびそ小屋に到着。みどり池から南壁が綺麗に見えます。


北八ヶ岳にこんな岩壁があるとは


しばらく緩やかな登山道を歩き、

ここでバリエーションへ

急登を上がる。テープもぼちぼちとあります。

左カンテ取り付きへ到着。ぱっと見登りやすそう。


最初は増地がリード。左カンテと言いつつ初手は溝を登ります。残置支点やカムが決まる場所も多く落ち着いて登れました。気づきませんでしたが2ピッチ分まとめて登ってたそうです。終了点は綺麗なハンガーボルト×1+古びたリングボルト×2でした。


2ピッチ目終了点にてビレイ


爆裂火口と天狗岳が特等席で見られます。八ヶ岳にいるとは思えない静けさ。天気、気温もよくまったりとした気分でした。なお雨男の蓮容さんですが僕とアルパイン行く時は必ず晴れるという都合のいい特性を持っています。

時たま別パーティが登ってる声が聞こえましたが位置は同定できませんでした

3ピッチ目へ


蓮容さんがリード。ここも難しくないですが浮石、動く石は多いのでパーティ間の伝達は大事かと思います。

景色最高!


一段上に終了点があったのですが、ロープを引き上げる際にザレ石を落としたくなかったそうで蓮容さんはその手前でピッチ切ってました(カム3つだった記憶)

時間もあるのでここで大休止。
よもぎ餅って美味しいですよね

一段上がり、

4ピッチ目へ


4ピッチ目は増地リード。右のワイドクラック、左のハンドクラック両方行けます。今回は右から行きました。終了点はハンガーボルト×2でした。

4ピッチ目終了点より

そこからはコンテに切り替え、

少し上がってから正面の岩塔を左に巻く。

トラバースすると段々とザレてきます。

不安感が出てきたのでスタカットに切り替えました。


セルフが取れずザレた斜面でのビレイだったので内心ヒヤヒヤしてました。実はトラバース中にハンガーボルトがあったのですが進めそうなので進んじゃいました。ハンガーボルトから岩を直上したほうがラインとしては美しいと思います。ただ「自由に登りたい」と事前に言ってた蓮容さんとしてはまあ、よかったのでは

もう1ピッチぐらい登れるかなと思っていましたが上まで抜けてしまい「あれ、」となったものの無事登攀終了です。

楽しい登攀でした

踏み跡に合流し少し歩くと、

稲子岳山頂へ。標識がイカしてますね


僕と蓮容さんは「いなこ」岳と呼んでましたが、この日の夜に若月さんと小林さんと喋った際に「いなご」岳と呼んでいたのでそっちが正しいかもしれません。

稲子岳からは北上し、にゅうへ向かいます。ここも一応バリルートで道迷い遭難が多いそうですが基本尾根を外さなければ問題ありませんでした。

苔むしていていい雰囲気です

最後はやや強引に突っ切りました

登山道復帰。意外と歩きで疲れた

にゅう山頂


にゅうも取れたので下山します。4年前に八ヶ岳南北縦走した時は寄らなかった山頂なので図らずも取ることができ嬉しい。

1時に起床したこともあり下山中は二人とも眠気に襲われていて無言の下山でした。なので僕の(自主規制)の話で盛り上がったりして眠気を覚ましました。

途中大同心みたいな岩質の岩を見つけました。
来週菅原たちが行くそうです。頑張って🔥


14:30下山。お疲れ様でした。
この後小川山で登ってた人達と合流しお酒飲みました。蓮容さんは炎症してる右足を引きずりながら次の日ホラの貝ゴルジュへ向かっていきました。長生きしてくださいね。

今回のルート

まとめ:
稲子岳南壁左カンテはアルパイン入門として丁度いい難易度で、浮石に注意を払えば十分初心者を連れていけるルートだと感じました。そのまま稲子岳→にゅうへ縦走できる点も魅力的だと思います。程よい緊張感で楽しめました。

去年度は体調を崩してしまい、全く山に行くことが出来ませんでした。今年度は体調が回復しつつあり、蓮容さん等のお誘いもあってポツポツとですが山に行けています。こうやって健康に登山ができることが嬉しいです。

(文:増地)