メンバー:CL蓮容,SL東,金子,池田,生熊
行程:
16日:静岡=太郎坊線前駐車スペース(6:30)ー御殿場口(7:05)ー宝永山(11:30)ー
御殿場口ー太郎坊線前駐車スペース()=静岡
記録:
今年度初の登山は、年末以来しばらく期間が空いてしまったため日帰りの雪上訓練から行うことにした。
途中から生熊のペースが全く上がらなくなってきてしまった。
記録:
決算合宿を見据え、クラストした斜面での歩行練習のために宝永山へと向かった。
少し薄暗いうちから柵を乗り越え御殿場口に向かう。 幸い道路の凍結は少なく、ギリギリまで奥に車で来ることができた |
すぐに日が昇ってくる。道路はカチコチ。 |
日に照らされる富士山 |
よい天気に恵まれ、白と青のコントラストがすばらしい。
こうしてみると宝永山を越えた先の富士山すら近くに見える。(実際は。。。)
冬の富士山と言えば超爆風のイメージだが、この日は下の方においては非常に穏やかであった。暖かい、というより暑いくらい。日も徐々に高く |
斜度は緩く、シャクシャクなる足下が心地よい |
双子山を横目に高度を上げていく。富士山は景色があまり変わらないのが苦手な部員が多いみたいだが、個人的にはずっと開けた景色の中を黙々と歩くのは嫌いじゃない。 そんなに怖い斜度ではないが、カチカチには凍っていて下まで一様な斜面。 足の間隔や置き方が乱れていないか確認・監視しながら。 |
休憩中はザックが滑り落ちないように! 装備が飛ばされないように! それぞれ注意して行動することを指導。入部してから3回目の冬。先輩方に再三言われたことを自分が言う番になってしまった。 |
11:30には宝永山への尾根に |
体力に個人差はあり、遅い者に合わせるのは大原則だがそのバランスについては非常に難しい。
新入生を迎えるにあたり、その場しのぎのペースダウンや装備の再分配以外で、部全体のレベルアップのために、普段からのトレーニングや体力錬成を目的とした山行の組み方などを今一度話し合う必要があるのかも知れない。
上に上がる前に防寒着を準備し直したのだが、金子のオーバーミトンがはるか彼方に...。
宝永山を手前にして金子は風裏に残置し、4人で宝永山へ。稜線を長く歩くような場所や泊まり山行では致命的なミスである。一応、ザック内にミトンを突っ込んで作業していたようだが、冬の風を侮ってはならない。
自分とその一個上の先輩方は、これで風の精()Tさんの満面の笑みとその恐怖を思い出す。
写真だけ撮り、山頂の爆風から逃げるように撤退。
下りの歩行も再確認しながらさっさと下山した。
まとめ:
冬山では装備の扱いに特に注意したい。
まとめ:
冬山では装備の扱いに特に注意したい。
斜面を滑り落ちるザックやピッケル、飛ばされるミトン、外れるアイゼン...。
文面に起こすとどこかシュールだが、どれも油断すると簡単に起こりうるし、致命的なものになりうる。夏山の新人教育を行う段階から装備や道具の扱いについての意識をしっかり教えていく方針を部内で共有したい。
あと一つ、爆風後の温泉は骨身にしみる。
(文:蓮容)