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2025年7月5日土曜日

2025年7月5日~7月6日 大同心雲稜ルート登攀

日時: 7月5日(土)~7月6日(日)

メンバー: 菅原、中村

行程:
5日:静岡=登山口ー行者小屋ー阿弥陀岳ー行者小屋
16日:行者小屋ー赤岳鉱泉ー大同心取り付きー大同心頂上ー赤岳鉱泉ー登山口=静岡

記録:
今山行では、大同心を登山隊と並行して登ろうということになり、大同心雲稜ルートを登ることになった。

一日目は、3時間ほどの緩い登山道歩き。緩いとはいえ僕らだけ装備が重いので、ついていくのが結構辛い。苦しみながらもなんとかついていく。

得意技の虚無を使いました

テン場についたらテントを立てて、時間があるので阿弥陀岳に遊びに行ってこの日は終了。夕方から夜にかけてまあまあな雨が降っており、明日が心配。

久しぶりに麻雀

当日は3時に起床して、本隊が寝ている横で静かにマルタイラーメンを作る。一番近かった石田を起こしてしまった。4時くらいにはテン場を出て、赤岳鉱泉へと向かう。荷物をデポしてそこから1時間半くらい登ったら、大同心取り付きに到着した。

なかなか悪い道だった

ハーネスを穿いて準備して、6時半には登攀を開始する。

非常に緊張しております

1P目 : 菅原さんリード 薄被りのフェース
難しいピッチは菅原さんがリードしてくれることになった。ボルトはたまにペツルのハンガーボルトがあって、安心しながら登ることができた。小ハングを超えるところは、ガバだったがルーファイが難しくてパンプした。

面白い岩質だった

2P目 : 中村リード ただのフェース
出だしが足がなくて大変だった。手で引き寄せて登る。中間部の凹角のスラブが難しかった。次のホールドが遠くて迷っているうちにパンプして落ちそうになったのでデットして何とか突破(普通に危ない)。そのあとはカムを決めつつ登っていく。

3P目 : 菅原さんリード 右上していくフェース
このピッチは浮石が非常に多かった。ホールドを叩いたり持ってみたりして確認しながら登った。また、手で引き上げるのではなく足で立ち上がるように意識して登った。最後のほうも悪かった。

4P目 : 中村リード 10m登ってトラバース
最初のフェースはロープの振り分けが悪くて屈曲がひどかった。トラバースは少し濡れているせいで難し方が爽快だった。終了点から一般の登山者が見える。本隊かなと思ってインディアンコールを飛ばしたがどうやら違ったようだ。こちらに手を振ってくれた。フォローのビレイをするときは声が届かなかったのでオンビレイにしたのち無理やり引っ張ってビレイした。ロープがとても重かった。

最終ピッチも頑張るぞ

5P目 : 菅原さんリード 薄被りのカンテフェース
甘くなったレギュラーみたいなフェースをグングン登っていく。このピッチもパンプしたが、レストしつつ登っていった。

はい、ひょっこりはん

終了点につくとそこは大同心の頂上でとても気持ちよかった。頂上の広場でゆっくり片付けをする。稜線上にいる人に手を振ってみたりして楽しかった。

気分は最高

本隊からのラインによると硫黄岳にいるとのこと。目を凝らしてみると本隊らしきものが見えた。インディアンコールを飛ばしたら帰ってきた。

毛みたいなのが2本生えてますね

帰りは谷を懸垂下降で降りて行きと同じ道で赤岳鉱泉まで下る。そこからは本隊と合流して下山した。

まとめ:
今回初めてアルパインチックなルートに挑戦していつもとは全く違うクライミングを体験できた。岩場にあるようなシングルピッチのスポートルートからは得られないようなものがあった。ボルトが曲がっていて今にも抜けそうだったり。どこが弱点か登りながら探るのも難しかったり。いつものクライミングとは全く異なる気分で登っていた。グレードも高くはないが緊張感の中で2人とも一度も落ちずに登れたのは一つの目標だったので嬉しかった。マルチを練習したり、低グレードをオンサイトで落ちずに登る練習をしておいてよかった。これからも練習を積み重ねてアルパインに活かせたらなと思う。

(文:中村)






2025年6月28日土曜日

2025/06/28 八ヶ岳 稲子岳南壁左カンテ

日時:6月28日(土)

メンバー:蓮容(M2),増地(M2)

行程:
12日:みどり池入口駐車場(6:20)―しらびそ小屋(7:25)―稲子岳南壁取り付き(8:30)―稲子岳(11:25)―にゅう(12:05)― みどり池入口駐車場(14:15)


記録:

部室に1時に集合。静大前のファミマで院の同期に出くわし奇妙な視線を向けられるスタートとなりました。
小川山でクライミングをする後輩を廻り目平で下ろし、そこから1時間ほどかけてみどり池入口駐車場に向かいます。この土日、山岳部では山行計画が4つ同時に進行するという、時間の有効活用の極地みたいなことをやっていました。その一本がこれです。


駐車場ですでにアブがうるさい


1時間ほど歩きしらびそ小屋に到着。みどり池から南壁が綺麗に見えます。


北八ヶ岳にこんな岩壁があるとは


しばらく緩やかな登山道を歩き、

ここでバリエーションへ

急登を上がる。テープもぼちぼちとあります。

左カンテ取り付きへ到着。ぱっと見登りやすそう。


最初は増地がリード。左カンテと言いつつ初手は溝を登ります。残置支点やカムが決まる場所も多く落ち着いて登れました。気づきませんでしたが2ピッチ分まとめて登ってたそうです。終了点は綺麗なハンガーボルト×1+古びたリングボルト×2でした。


2ピッチ目終了点にてビレイ


爆裂火口と天狗岳が特等席で見られます。八ヶ岳にいるとは思えない静けさ。天気、気温もよくまったりとした気分でした。なお雨男の蓮容さんですが僕とアルパイン行く時は必ず晴れるという都合のいい特性を持っています。

時たま別パーティが登ってる声が聞こえましたが位置は同定できませんでした

3ピッチ目へ


蓮容さんがリード。ここも難しくないですが浮石、動く石は多いのでパーティ間の伝達は大事かと思います。

景色最高!


一段上に終了点があったのですが、ロープを引き上げる際にザレ石を落としたくなかったそうで蓮容さんはその手前でピッチ切ってました(カム3つだった記憶)

時間もあるのでここで大休止。
よもぎ餅って美味しいですよね

一段上がり、

4ピッチ目へ


4ピッチ目は増地リード。右のワイドクラック、左のハンドクラック両方行けます。今回は右から行きました。終了点はハンガーボルト×2でした。

4ピッチ目終了点より

そこからはコンテに切り替え、

少し上がってから正面の岩塔を左に巻く。

トラバースすると段々とザレてきます。

不安感が出てきたのでスタカットに切り替えました。


セルフが取れずザレた斜面でのビレイだったので内心ヒヤヒヤしてました。実はトラバース中にハンガーボルトがあったのですが進めそうなので進んじゃいました。ハンガーボルトから岩を直上したほうがラインとしては美しいと思います。ただ「自由に登りたい」と事前に言ってた蓮容さんとしてはまあ、よかったのでは

もう1ピッチぐらい登れるかなと思っていましたが上まで抜けてしまい「あれ、」となったものの無事登攀終了です。

楽しい登攀でした

踏み跡に合流し少し歩くと、

稲子岳山頂へ。標識がイカしてますね


僕と蓮容さんは「いなこ」岳と呼んでましたが、この日の夜に若月さんと小林さんと喋った際に「いなご」岳と呼んでいたのでそっちが正しいかもしれません。

稲子岳からは北上し、にゅうへ向かいます。ここも一応バリルートで道迷い遭難が多いそうですが基本尾根を外さなければ問題ありませんでした。

苔むしていていい雰囲気です

最後はやや強引に突っ切りました

登山道復帰。意外と歩きで疲れた

にゅう山頂


にゅうも取れたので下山します。4年前に八ヶ岳南北縦走した時は寄らなかった山頂なので図らずも取ることができ嬉しい。

1時に起床したこともあり下山中は二人とも眠気に襲われていて無言の下山でした。なので僕の(自主規制)の話で盛り上がったりして眠気を覚ましました。

途中大同心みたいな岩質の岩を見つけました。
来週菅原たちが行くそうです。頑張って🔥


14:30下山。お疲れ様でした。
この後小川山で登ってた人達と合流しお酒飲みました。蓮容さんは炎症してる右足を引きずりながら次の日ホラの貝ゴルジュへ向かっていきました。長生きしてくださいね。

今回のルート

まとめ:
稲子岳南壁左カンテはアルパイン入門として丁度いい難易度で、浮石に注意を払えば十分初心者を連れていけるルートだと感じました。そのまま稲子岳→にゅうへ縦走できる点も魅力的だと思います。程よい緊張感で楽しめました。

去年度は体調を崩してしまい、全く山に行くことが出来ませんでした。今年度は体調が回復し、蓮容さん等のお誘いもあってポツポツとですが山に行けています。こうやって健康に登山ができることが嬉しいです。

(文:増地)


2025年6月21日土曜日

2025/6/21~22 甲斐駒ヶ岳黒戸尾根 (後半組)

日時:6月21日(土)~6月22日(日)

メンバー:CL鈴木(大),SL中村,菅原,前嶋,堀,松田,大門,日比野,青島,石田,川村,村田

行程:
12日:静岡=登山口(6:30)ー七丈小屋(13:00)
13日:七丈小屋(5:00)ー甲斐駒ヶ岳(7:30)ー登山口(2:30)

記録:
今回の甲斐駒ヶ岳は前回とは違って、2つのグループに分かれて1週間ずらして登ることになった。当初は半分ずつに分かれていたが色々あって12人という大人数で登ることになった。

今回の集合は2時。駐車場対策のため早く出る。個人的には一睡もしていないので駐車場で寝たかったが、早めに出発することになった。入山前に神社を通るが、登れそうな岩が結構あって、とんでもなく美しいスラブもあった。帰ったら登ろうと決意して入山する

美しすぎて大興奮

橋を渡って登山道が始まる。今回は初登山の村田がいて、しかも前回のSLが悲惨だったのでペースには気を付けて登った。黒戸尾根は日本三大急登の一つだが、初めのほうは傾斜は強くない。むしろかなり緩いほうで、拍子抜けするほどだった。2,3時間登っていくと、急にナイフリッジのような地形が現れて、とても気持ちがよかった。

スリル満点

この後も登りとトラバースを繰り返して気持ちの良い登山道を進んでいった。登山者が多いからか、木の根の下が崩壊してハイステップになっているところが多かった。さらに道がいくつにも分岐しては合流するを繰り返しており、登りやすい道を探すのが難しかった。

みんな楽しそう

この辺りは前述したとおり寝ていないせいでとても眠く、テレポートしそうだったが何とか耐えた。七丈小屋まで残り1時間くらいのところまで順調に歩く。

登山靴ではなかなかシビアでした

最後の1時間ははしご場の連続だった。尾根もかなり細くて高度感があり、10m近くあるはしごもあった。避ける場所が少なく大人数だったので、すれ違いが大変だった。途中、村田が怖くて動けなくなることもあったが、3年生が対応してくれて歩けるようになった。七丈小屋のテン場についたが、既にたくさんのテントが張られていた。

たくさんありました

テン場についたらまだ夕飯には早いので、しゃべったり昼寝をしたりする。4時くらいから夕飯を作り始めた。今日の夕飯はカレーうどんでめっちゃおいしかった。じるerとしては1年生にカレーうどんのじるを飲んでほしかったが、飲んでくれなかった。(じるerは喜んで飲んだ。)堀さんと大樹は外で寝るらしくテント内は余裕があった。明るいうちに早めに就寝した。

一人2玉食べました

2日目は3時半に起床。ソーセージ入りの塩ラーメンを流し込む。やはりこの時間にラーメンは辛い。荷物をデポして、5時に出発。涼しくて荷物も軽いので、サクサク進んでいく。まもなく岩場が現れる。危ないので慎重に登っていく。2時間で山頂についた。クライミング好きはボルダーで遊んだ。

なかなかに悪い

ここからは下りなのでよりいっそう気を引き締めて下る。2時間ほどでテン場に到着した。撤収して10時半。昨日登ったはしご場を慎重に下っていく。

天気は最高だった

はしご場が終わって緩やかな下りになり、順調に下って行った。最後の1時間は、日比野と大門にSLを交代した。2人とも結構な速さで下っていた。2時半頃、登山口に到着。川で水浴びする者もいれば、岩に登る者もいた。夕飯は「ぼんち」に行った。今年もミックスカツカレーに挑むやつがいた。
 
まとめ:
今回、大人数で天気も少し心配だったが、よく晴れて山頂にも行けてよい山行となった。今回のテーマは岩場だった。一年生は慣れていないので、怖かっただろうし大変だっただろう。これからいろんな岩場を経験して慣れていってほしいと思う。今回SLをやっていてペースが難しいと感じた。細かく言うと、ペースの調整ではなく設定だ。メンバーが辛そうにしているとき、ペースを落としてやってあげるのは、一見当たり前のことに見える。しかし本当にそれは正しいのか。いつまでも優しくしているわけにはいかないし、少しは辛いことをしないと、体力的にも精神的にも成長しないだろう。これは、辛いときに荷物を持ってもらうかとも同じことだろう。今回の山行で、休憩中にCL(大樹)に「ちょっとは無理させたら」と何度か提案を受けた。そうしたほうがいいことは分かっている。でも僕は去年、体力の少なさでいつも辛い思いをしていたので後輩に同じような思いはさせたくない。結局無理やりペースを上げさせることはしなかった。優しくするか厳しくするか難しい議論だが、これは受け取り手の性格も関係してくると僕は思う。メンタルの強さだったり、負けず嫌いな性格であったりで、影響は変わってくるだろう。この議論に答えはないのかもしれないが、よりよいSLになるために、これからもこういったことを考えたりメンバーと話していきたい。
(文:中村)

2025年6月15日日曜日

2025/6/14~6/15 甲斐駒ヶ岳黒戸尾根 (前半組)


日時:6月14日(土)~6月15日(日)

メンバー:CL梅田,SL大串,清田,笹木

行程:
14日:静岡=登山口ー七丈小屋
15日:七丈小屋ー甲斐駒ヶ岳ー登山口
記録:
今年は一年生の人数が多く、現役だけで20人近い大所帯(?)になってしまった。笹山は全員で行っても列が長いのが煩わしいだけであまり問題はなかったが、人の出入りの多い山では隊列が長いのは周りに迷惑だろう。そんなわけで隊を二つに分けることになった。メンバーは最初は9人いたはずなのだが、突然の入退部、怪我などが重なった結果、4人にまで減った。個人山行ではないはずなのに、ずいぶんコンパクトになってしまった。

14日
3時集合。梅田10分遅刻。梅雨前線と熱帯低気圧の影響で土曜の午後から日曜にかけて強い雨が降る予報が出ていたため、なるべく早く出発したかったのだが、こういう時に限って彼は遅刻してくる。挙句持っていくはずの鍋を家に置いてきたため、鍋を取りに行ったりする間に出発が3時半になってしまった。

駐車場に着くと、もう雨が降り出そうとしていた。黒戸尾根の急登を悪天候の中登るのかと思うと気が滅入る。なんとか天気がもってくれますように!あわよくば晴れてくれますように!と駒ケ岳神社でお祈りしてから出発。
帰りたい

今回のMVP,積極的に写真を撮ってくれた
つづら折りのかったるい登りが終わるとだんだん視界が開けて...!うわっ、真っ白。
晴れていれば景色がよかったんだと思うと悔しい。
驚きの白さ
鎖場は写真で見たよりもあっけない。雨で地面は濡れていたが岩が花崗岩なので滑りを感じることも無くすんなり歩けた。
トリックアートでしょこんなん
急登とは言われているけれど梯子や鎖場の手を使う登りが多いので足への負担は少ない。いろいろなパターンの登りをお出しされるので飽きずに高度を稼げて楽しい。
梯子あり、鎖場あり
1時前に七丈小屋に到着。雨は小雨から本降りになるくらいだったので行こうと思えば今日中に山頂をとることもできるが...テントの設営を終えるともう一度出発という雰囲気ではなかった。山頂を目指すモチベーションがない中無理して行くことはないなという事で今日の行程はここで終了。4時半くらいまではテントの中で喋るなどしていた。
グラノーラに憑りつかれた男
夕食は鍋とうどん。8人を予定していたのが4人になった影響で油揚げだけ大量に持ってきてしまったが、残すのももったいないので思い切って全部入れてみる。おお、結構いける。食べ応えがあってうまい。

七丈小屋のテント場は電波が届くので天気予報や天気図を見ていたが、とても次の日の朝に雨が弱くなるとは思えない。一応4時に起きて速やかに朝食を食べ、雨が止み次第出発する手はずではいたが、山頂は半ば諦めていた。

15日
朝は味噌ラーメン。トッピングにチャーシューとチーズ。チーズ⁉
期待値は高かったが味はイマイチ。別で食べたほうがうまかった。朝食を食べていると、雨の音が小さくなった。行けそうな雰囲気になってきたので急いで食べて準備を済ませる。諦めるにしても前日のうちに荷物をある程度まとめておくんだったな、と反省。5時に出発。
天気は悪い
雨雲レーダーとにらめっこ
祈った甲斐があったのか、雨が強まることは無かった。ミストのような雨がずっと降ってはいたがここまできてしまえばもう気にしない。山頂手前で清田が強風に圧倒され一瞬過呼吸気味になるというハプニングがあったものの山頂に無事到着。
雨のわりにハッピー
山頂からの下りでは、なんと雨もやみ、雲の切れ間からうっすら青空が見えた。この青空は天気が回復する兆しで、晴天の中下山できるのだろうと勝手に考えていた。
青空がありがたい
下りこそ慎重に
結局途中で雨が降り出してみじめな下山をする羽目になった。

刃渡りを過ぎたあたりで先頭を一年に交代してみる。まずは笹木。初めて先頭を歩くとペースを掴むのが難しいため、後続はおかしなスピードで走らされる歩かされるのだが、全くそんなことはなかった。速すぎず遅すぎず、読図も忘れずに歩いている。
こいつやりおる。

笹の平の分岐あたりで清田に交代。
はっ、速いッ!!
これを待っていたというか期待通りというか...
左足か右足どちらかは必ず接地していたので一応走りはしなかったが、ランとウォークの境目のある意味神業のようなペースで登山口まで駆け抜けた。

まとめ:
後半組が晴れてしまっただけに一年生二人には雨で景色が見えない山行をさせてしまい申し訳なかったなという気持ちになった。しかし二日目に運よく雨が弱まり山頂まで行くことができ、悔しい思いをさせずに済んだ。また、雨の中の鎖場や梯子を歩くことができたのはいい練習になっただろうし、4人という人数の快適さも教えることができた。雨天の山行の中ではかなりいいものになったと思う。
(文:大串)