メンバー: 菅原、中村
行程:
5日:静岡=登山口ー行者小屋ー阿弥陀岳ー行者小屋
16日:行者小屋ー赤岳鉱泉ー大同心取り付きー大同心頂上ー赤岳鉱泉ー登山口=静岡
記録:
今山行では、大同心を登山隊と並行して登ろうということになり、大同心雲稜ルートを登ることになった。
一日目は、3時間ほどの緩い登山道歩き。緩いとはいえ僕らだけ装備が重いので、ついていくのが結構辛い。苦しみながらもなんとかついていく。
得意技の虚無を使いました
テン場についたらテントを立てて、時間があるので阿弥陀岳に遊びに行ってこの日は終了。夕方から夜にかけてまあまあな雨が降っており、明日が心配。
久しぶりに麻雀
当日は3時に起床して、本隊が寝ている横で静かにマルタイラーメンを作る。一番近かった石田を起こしてしまった。4時くらいにはテン場を出て、赤岳鉱泉へと向かう。荷物をデポしてそこから1時間半くらい登ったら、大同心取り付きに到着した。
なかなか悪い道だった
ハーネスを穿いて準備して、6時半には登攀を開始する。
非常に緊張しております
1P目 : 菅原さんリード 薄被りのフェース
難しいピッチは菅原さんがリードしてくれることになった。ボルトはたまにペツルのハンガーボルトがあって、安心しながら登ることができた。小ハングを超えるところは、ガバだったがルーファイが難しくてパンプした。
面白い岩質だった
2P目 : 中村リード ただのフェース
出だしが足がなくて大変だった。手で引き寄せて登る。中間部の凹角のスラブが難しかった。次のホールドが遠くて迷っているうちにパンプして落ちそうになったのでデットして何とか突破(普通に危ない)。そのあとはカムを決めつつ登っていく。
このピッチは浮石が非常に多かった。ホールドを叩いたり持ってみたりして確認しながら登った。また、手で引き上げるのではなく足で立ち上がるように意識して登った。最後のほうも悪かった。
4P目 : 中村リード 10m登ってトラバース
最初のフェースはロープの振り分けが悪くて屈曲がひどかった。トラバースは少し濡れているせいで難し方が爽快だった。終了点から一般の登山者が見える。本隊かなと思ってインディアンコールを飛ばしたがどうやら違ったようだ。こちらに手を振ってくれた。フォローのビレイをするときは声が届かなかったのでオンビレイにしたのち無理やり引っ張ってビレイした。ロープがとても重かった。
最終ピッチも頑張るぞ
5P目 : 菅原さんリード 薄被りのカンテフェース
甘くなったレギュラーみたいなフェースをグングン登っていく。このピッチもパンプしたが、レストしつつ登っていった。
はい、ひょっこりはん
終了点につくとそこは大同心の頂上でとても気持ちよかった。頂上の広場でゆっくり片付けをする。稜線上にいる人に手を振ってみたりして楽しかった。
気分は最高
本隊からのラインによると硫黄岳にいるとのこと。目を凝らしてみると本隊らしきものが見えた。インディアンコールを飛ばしたら帰ってきた。
毛みたいなのが2本生えてますね
帰りは谷を懸垂下降で降りて行きと同じ道で赤岳鉱泉まで下る。そこからは本隊と合流して下山した。
まとめ:
今回初めてアルパインチックなルートに挑戦していつもとは全く違うクライミングを体験できた。岩場にあるようなシングルピッチのスポートルートからは得られないようなものがあった。ボルトが曲がっていて今にも抜けそうだったり。どこが弱点か登りながら探るのも難しかったり。いつものクライミングとは全く異なる気分で登っていた。グレードも高くはないが緊張感の中で2人とも一度も落ちずに登れたのは一つの目標だったので嬉しかった。マルチを練習したり、低グレードをオンサイトで落ちずに登る練習をしておいてよかった。これからも練習を積み重ねてアルパインに活かせたらなと思う。
今回初めてアルパインチックなルートに挑戦していつもとは全く違うクライミングを体験できた。岩場にあるようなシングルピッチのスポートルートからは得られないようなものがあった。ボルトが曲がっていて今にも抜けそうだったり。どこが弱点か登りながら探るのも難しかったり。いつものクライミングとは全く異なる気分で登っていた。グレードも高くはないが緊張感の中で2人とも一度も落ちずに登れたのは一つの目標だったので嬉しかった。マルチを練習したり、低グレードをオンサイトで落ちずに登る練習をしておいてよかった。これからも練習を積み重ねてアルパインに活かせたらなと思う。
(文:中村)
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