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2026年8月9日日曜日

事前合宿 白峰三山

日時:8月9日(日)~8月11日(火)

メンバー:CL笹木,SL青島,鈴木,中村,日比野,湯本,旭,小野寺,下斗米,寺地,圓山

行程:
9日:静岡=広河原ー広河原登山口ー白根御池小屋ー肩の小屋

10日:肩の小屋ー北岳ー中白根山ー間ノ岳ー農鳥岳ー広河内岳ー大籠岳ー白河内岳
11日:白河内岳ー笹山ー奈良田=静岡

記録:
期末試験も終わり、夏休みとなりました。夏だ!山だ!縦走だ!ということで本合宿前の事前合宿に行ってきました。ほとんどの1年生にとって初めての2泊以上の山行。ワクワクが止まらない、といった様子でした。そして今年度初めての2年生CL。もともとCLをする予定だった方がある事情で参加できないことになり急遽変更に。ドキドキが止まりませんでした。

9日
奈良田から広河内まで始発のバスに乗るため1時(もちろん午前)に集合し、奈良田に向かうと大量の車が!夏休みなので曜日感覚が全くなく、そういえば日曜日だったなと。さらに11日は山の日ということで多くの登山者がいらっしゃいました。さすが南アルプス、さすが白根三山なんて思いながらバスに乗車。本を読んだり寝たりと各々時間をつぶそうとしているとバスが停車。なかなか動き出さない。話を聞いてみるとゲートをあけてくれる警備会社の人が寝坊したらしい。予想外のハプニング。結局50分ほど止まっていました。

すやすや


大幅に遅れましたが広河原につき、トイレなどすませ出発。今日はとにかく登るのみ。はじめのペースは少し早めで、寝不足の笹木がヘロヘロに。ほんとうにつらかった。今山行の個人的MVPのひとつは(playerではないですが)日比野が持っていたうちわです。あおぐとかなり涼しく、楽になりました。ちなみに3日間うちわで扇ぎ続けた日比野の指の皮はむけていました。制約と誓約か。1年生ズは終始元気そうにしていました。みんな強いな。

登山口からガツガツ標高を上げ、傾斜が緩くなってしばらくすると白根御池小屋に到着。ここまでで約700mアップです。ここからさらに肩の小屋まで約700mアップ。気持ちがいいくらいに登りますね。

白根御池


人とすれ違う時たまに、「カバンが大きい、すごい!」「重そうなの持ってるな、がんばれ!」という声をかけてくださいました。こういった言葉ってかなり自己肯定感上がりますね。余計なものを持っているせいで重いのは内緒です。

雲で太陽が隠れているおかげで比較的歩きやすい気候だ、と話していると空から雨粒が。雨具を着て少しするとやみました。降るなら降れよ。この現象に名前を付けたいです。

2時間ほどで稜線にでて、ここから1時間で肩の小屋につきました。テントを張りしばしのんびり。

カラフルなテントたちが並んでる様子がよき

雀士育成計画

安定の大富豪


小屋についたタイミングでは真っ白で景色なんてものは見えませんでしたが、時間がたつと明日登る予定の北岳が見えたり、甲斐駒ヶ岳・仙丈ケ岳・鳳凰三山などが見えたりと周りの風景も楽しめました。

今日の夜ご飯は麻婆豆腐です。山行のたびに感じますが今年のご飯は凝っています。お米がおいしいと完ぺきだったのですが......難しい。



見た目は完璧


さぁ肩の小屋といえば、そう。「北岳に来ただけ」看板です。普通に撮るのは面白くないということで、頑張ってみました。


さしてみたり

口だけ寄せたり

筋斗雲にしたり

...

......

はい、シンプル is ベストでした。見返すと普通がいいですね。まあ楽しかったからよし。

翌日の行動時間は長めなので18時に就寝。しかしまたハプニングが。我々のテントのお隣でワイワイしながらペグを打ち始めたそうです。それもかなりの長時間だったそう。やっと静かになったかと思いきや雨に降られる音でみんな全然眠れなかった様子。他人事みたいに書きました。はい、私はぐっすり寝ていました。すぐに寝つき、一瞬も目を覚まさずに起床時間となっていました。

10日
朝はそばを食べ、4時に出発。30分ほどで北岳山頂に到着しました。天気もよさそうでせっかくなので日の出を見ることに。30分くらい山頂にいましたが、出発をもう30分遅らせてもよかったなと反省しました。1年生がきれいな朝日を見れて嬉しそうにしていたのでよかったです。

富士山、つまみました

方位記号?


ちなみに方位記号が数字の4みたいになっているのは、真北と磁北をあらわすためです。縦線が真北、斜線が磁北を。嘘です。すみません。


SUNRISE



日が出たのを確認してすぐに出発。北岳小屋を目指します。日が出たことでこれから進む稜線がはっきりと見えました。

うーん遠い


1時間で小屋に到着しました。太陽は出ていますが風が吹いていたので暑すぎず、割と快適な天候で登山日和でした。ふと遠くを見てみると北岳の影が地上に映っていました。自分たちが登っているものの大きさを感じます。

降り注ぐ日差しがあって

だからこそ日陰もあって


小屋で休憩し、30分で中白根山に到着。ふりかえるとでっかい北岳がたたずんでいます。写真だけ撮って通過。

北岳バックに


中白根山から間ノ岳までは1時間ほどかかりました。山頂直前でライチョウに出会いました。1年生は初めて見た人もいたようです。

3羽くらいいました

「間」のつもりです


間ノ岳からは、はるか下に見える農鳥小屋と、これから小屋まで下るのと同じくらい登る農鳥岳が見えます。ここまでずっと太陽に照らされていることや、寝不足などから全体的に疲れが見えてきました。まぁ進むしかないんですけどね。ということでとりあえず小屋を目指します。

赤い屋根は目立ちますね


間ノ岳から小屋まで1時間で到着。みんな疲れており、壁のようにそびえる農鳥岳に少し絶望を感じているようだったので、ここで少し長めに休憩しました。ここがちょうど今日の工程の半分くらいなのでまだまだ頑張ってもらいます。

一休み


気を引き締めなおしたところで西農鳥岳を目指して出発。ふりかえると存在感とカッコよさが半端ない間ノ岳が見えます。こんなにかっこいいのに「山と山の間の山」という 雑な ネーミング。まぁ北岳も「北にある山」ですが......

かっこええ


思っていたより西農鳥岳までの登りがきつくなく、山頂に1時間足らずで到着しました。山頂からは北岳、間ノ岳、農鳥岳が一望でき、天気も良く天国のようでした。願わくばここにずっといたい。真空パックして持って帰りたい。





ここから農鳥岳まで40分ほど。私が思っていたよりペースが上がらず。さすがの1年生たちもかなりお疲れの様子。2年生以上も寝不足からか疲れが見えます。

鶏ポーズ




ここから30分で大門沢下降点。ここから先は1カ月前に通った道の逆走です。この辺りまで来るとすれ違う人なんてほとんどいません。

広河内岳まで来ると今日の登りは終わったようなもの。あとはアップダウンの少ない稜線を歩くのみです。がやはりみんな疲れていました。3分ほど長く休憩をとりました。

疲れていたのか、この前歩いた道だったからなのか、ここから極端に写真の数が減りました。




このあたりから午前中の太陽さんによって暖められた空気が雲になり、景色が白くなり始めました。今日の夕立は大変なことになりそうだな、とか思いながら歩いてました。また会話が少なくなり黙々と歩く時間でした。こういったとき何か面白い話ができればいいんですが、私にそんなスキルは備わっていません。そういう話は専ら今回来ていない彼に任せているので。本合宿では大いに盛り上げてくれることを期待しています。

大籠山で休憩をとったのち、白河内岳手前で幕営。雨が降ってしまう前にさっさとたてます。本日も夕食まで1時間半くらい自由時間。各々寝たり、本を読んだり、話したり、寝たりしながらのんびり過ごしました。

風が吹き、地面は暖かく気持ちよかったそうです

東野圭吾の『白夜行』面白かったので是非


夜ご飯はトマトペンネ。おいしかったです。トマトの酸味が疲れた体に沁みました。




今日は周りに人がいないため静かなテン場が確定しています。今日こそはぐっすり寝てやるぞ、という強い意志を数人から感じました。また数名の1年生が外で寝てみるとのこと。これもまた一種の伝統なのか。何かあればテントの中に入ることを念押しして就寝。

もう少し広く使ってもいいんじゃないの?

おやすみ


11日
結果的に心配していた雨は降らなかったのですが風が強く、その音で起きてしまう人も多かったようです。外の人たち飛ばされてないかな、なんて思いましたが飛んでませんでした。空がとてもきれいで寒かったようです。カレーうどんを食べ、4時ごろ出発。

白河内岳周辺はだだっ広くさらに暗かったので慎重にルーファイしながら進みました。



少しずつ明るくなるのを感じながら笹山を目指します。1時間くらいかけて笹山の北峰に到着。南峰までは10分足らずでした。
笹山からはダイレクト尾根で下山します。あとはもう下るだけ、という思いから気が緩んでいたのか足を滑らせる人が続出。連泊の疲れもあったのかもしれませんが、けがの元なので気を付けたいです。ダイレクト尾根を下ってみた感想は、あんなの登るものでも下るものでもねぇーよ、です。だからこそいいトレーニングになるんだとはおもいますが。

下山までどのくらい?


グングングングン標高を下げていきます。笹山から登山口まで3時間で約2000m下りました。9時ごろ駐車場につきました。

おかえり


開店直後の激混み温泉で汗を流し、途中のスーパーで『ゆるキャン△』のコラボグッズをもらうためカレーメシを爆買いし、昼ご飯を食べ、静岡に帰ってきたのは14時。早い!明るい!さっさと家に帰ったり、せっかく時間と車があるからとボルダーに行ったり、スパイダーマンみたり。それぞれの方法で疲れを癒しました。


まとめ:
特に大雨に降られることもなく、夏山だったり縦走だったりの醍醐味が詰まった山行になったのではないかと思います。1年生も連泊登山の雰囲気を十分に感じてくれたと思います。今回の反省を夏合宿で生かしてもらいたいです。今年の1年生は積極的に動いてくれるので、どんどん前に進んでいってほしいです。大きく道を踏み外さないように、我々上級生がうまいことブレーキをかける必要はありますが。
改めて睡眠の大切さを思い知りました。周りがうるさかったり、場所が悪かったりで眠れないこともあるとは思いますが、できる限り眠ることができる環境をつくりたいですね。個人差が大きいことなので、各自できる工夫をしてほしいです。
また今山行で3年生と自分との経験の差を感じました。私が気付いた時には声がかかっている、という状況が多かったです。目の前のことだけでなく一手先、一手先ではなく二手三手先を考えるよに心がけます。もちろん山の中にいない、準備の段階から。準備が9割なので。
(文:笹木)


2026年7月18日土曜日

7/18-20 明神谷本谷 大無間山 

日時:7月18日(土)~7月20日(月)

メンバー:

行程:
18日: 静岡=白樺荘-明神橋入溪-オウダ沢出合−西魚岳沢出合
19日:幕當地点=魚無沢-稜線−大無間山−小無間山−外山沢頭で幕営
20日:外山沢頭-明神橋=静岡
記録:

単独で南アルプスの明神谷に行ってきました。
移動手段は井川地区自主運行バスを利用しました。
定員はmax8名、到着時間と帰りの出発時間が全く山用ではないので帰る時もちゃんと時刻表をみましょう。




白樺荘行きのバスの途中で降ろしてもらいました。
11時発




ヤマメ祭りで奉納されるヤマメを明神谷で取っているので明神谷での釣りは禁止です。僕の体感ではあまり魚を観なかったんですけど僕の実力不足かもしれません



作業道路を進んで入渓します


あまり水量は多くない模様。しかし、登山体系には意外と水量が多く渡渉に苦労する、と書かれていたのでどんなもんでしょうか


取水堰を超えるとこんな感じ

進んでみると渡渉はそうでもありませんでした。
水量にもよると思いますが今回は小川山の沢を適用に渡渉した時ぐらいでした。
基本的に進むたびに渡渉を強要されたので水量が多ければ面倒くさかったかもしれません。



基本こんな感じ



ヌメヌメ巨岩







こんな感じのが何個か出てきますが、どれも左右から行けるので難しくないです



謎のトラロープ。特に使う必要もない

巻中




腰ぐらい


一度開けました


左岸の支流の滝
結構面白そうで右のやつは階段状に見えました



進むとゴルジュっぽくなってきました。



特に問題無かったが、先が見え無いことにワクワクしてました



小さいCS滝 
左岸が簡単
これを超えると


この沢では一番大きい滝が見えました。これの奥はオウダ沢出合
流芯の右側がホールドがありそうで頑張れば登れそうでしたが、一人なのと登攀道具持ってきてないので一度戻って高巻きしました。



上から見れました

適当に巻くとはっきりした巻き道に合流しました。
結構手前から巻いているのかも
巻いた先に幕営適地がありました。
この時点で2時頃。ほかの記録ではここらへんで幕営していますが明日は大無間より進んで小無間ぐらいに幕営しようと考えていたのでもっと進むことにしました。



踏み跡を進めばオウダ沢に降りれます。
上流側に進めば、小さいコルから元の本谷に戻れました


戻ったらこんな感じ
ちょっと岩岩しくなってきました。これからゴルジュが出てくるので気をつけて進みました



5m程の滝
右岸から巻きました


晴れてきました
沢で日差しが差し込む空間がとても好きです



ここはちょっと悪かったです



これは左岸を巻きました


2時間程進みました
途中幕営できりところはいっぱいありました



無茶苦茶気持ちよさそうなところが!
西魚岳沢出合の広河原に到着
今日はここらへんで幕営。
時間に余裕があればここで幕営するのが最適だと思う。前日に降っていた雨の影響で、見てきた幕営地の薪はほぼ濡れていたが、ここは風通しもよく、日も当たるので結構乾いていた。






高台に建てました。
薪も多く、快適で最高の場所でした



飯は米と味噌汁。美味い

準備した薪は夜節約して使って、朝にちょうど無くなった。もうちょっと多く作っても良かった





今日は大無間山へ



沢はゴルジュになるらしい


川幅が広いので何も問題なく進める





ゴルジュを抜けるとガレが多くなりました




沢沿いに歩くのではなく適当に歩きやすいところを歩きました



左は大ガレ、右の影ってる所へ行く


小さい滝


伏流する前に5リットルほど水を確保しました。
一気に重くなって稜線まできつかった


尾根に乗れそうなとこで適当に乗った。
乗らないほうが良かったかも


稜線キタ~





三方嶺に到着。
冬以来の深南部で、来たことない稜線が気持ちよすぎてキモい顔しちゃいました




気持ちい




熊の爪痕があったのとバスのおじちゃんに熊に注意されたので登りながらインディアンコールしながら登りました。


10時ごろ大無間山到着!
2年ぶりぐらいでしたが、良い山ですね。



中無間


命よりの小無間



小無間以降は踏み跡が少ないと思っていましたが無茶苦茶踏み跡とピンクテープがありました。


外山沢ノ頭で幕営

焚き火をしようとしましたがある枯れ木が腐ってて水分を含んでいるものばかり。何とか最初の火をつけたがすぐ消えてしまう。
1時間ほど苦労してつけましたが、熾火はできるが火が上がらない。焚き火は難しい。何とか米を炊いてご飯にしました。

そんな火の焚き火はもちろん夜は越せず、起きたら消えてました。
朝は冷たいお茶漬けで出発







ロープがあったら左に曲がる合図



きれいな看板があります



右側は苔が生き生き


鉄塔があります。
この道も本来は中部電力の見回りの道をでしょう


鉄塔を過ぎてから道路まではまあまあ悪い急斜面を降りるので注意⚠️
ロープがいっぱいあるので大丈夫だと思いますが



明神橋到着

白樺荘まで40分ぐらい
10時に白樺荘着



うまい


風呂に入って飯を食って帰りました

(この後Googleマップでは11時と14時過ぎにバスがあると書かれていたが、呑気に風呂と飯を食べていたら1時頃になり、14時のバスに乗ろうとしたら、実際のところ14時のバスは無く、今日帰る手段が無くなってしまった。仕方ないので田代まで3時間ぐらい歩いて適当に河原で幕営し翌朝8時のバスに乗れて帰ったとさ。)

行き帰りに使った横沢バス停当たりにチョークのついた岩を見かけました。ネットで調べてみたら登られているようです。いずれ機会があれば行ってみたいです。


まとめ:
今回の明神谷は沢登りのお手本のような気持ちいい沢でした。滝は少ないが沢を伝って山頂を踏み、深南部を縦走できる、自然を感じられるルートで、難しいところが少ないのでオススメです。
初めて単独での沢泊でしたが、一人で居ることの静かさが、より自然を感じられて充実した山行になったと思います。単独での改善点はそこそこあるので今後考えていきたい。
今年は無理でも来年は単独で赤石沢に行きたい。



(文:堀)