日時:7月4日(土)~7月5日(日)
メンバー:CL中村,SL日比野,鈴木,青島,清田,湯本,旭,
小野寺,下斗米,寺地,西海,圓山
行程:
4日:山梨=笹山登山口-笹山
5日:笹山-白河内岳-大籠岳-広河内岳-大門沢下降点-大門沢登山口=山梨
記録:
完成品の写真がないですがとても美味しく頂きました。大門沢の水量が気になり、大門沢小屋の方に電話したところ特に問題はないとのことだったので少し安心して就寝の準備をしていく。
遠くの空は雲の上が黄色い光で満ちており、たぶん天国でした(地獄行く前に見れて良かったです)。
ここから5時間の下り。去年と違い雪渓がなく順調な下りかと思いきや、大門沢下降点から40分ほどのところで私が腹を下してしまい隊はストップ。お花を摘みに行き復帰するも再び下してストップ。これが計3回あったためそれ以降、隊は先を行き中村さんが私に付き添い、お花を摘み終え次第2人は爆速で隊に追いつくという体制に。(お花を摘むという表現の性別適合性については目を瞑ってください)
行程:
4日:山梨=笹山登山口-笹山
5日:笹山-白河内岳-大籠岳-広河内岳-大門沢下降点-大門沢登山口=山梨
記録:
どうも腹壊す清田です。気づいたらもう下半期、夏から始まるんだ下半期って(倒置)と毎年思うのと、私は戦争と下半期が嫌いです。梅雨明けが待ち遠しい今日この頃ですが、笹山ダイレクト尾根に登ってきました。尾根ばりの急な文ですみません。
1日目
車で登山口へ向かうと目に映ったのは連日の雨で濁流になった川と水位が上がった奈良田湖でした。
それを見て大門沢の下りは大丈夫だろうかとか考えていましたが、そんなことより私は下しに気をつけるべきでした。登山口近くの駐車場に着いたら活発なインド人男性とお会いし、ほどけない靴紐の結び方や肩周りをほぐす整体術(ゴキっといわすやつ)を教えて頂きました。おいおいおいおい初対面だぞと思うくらいたくさんお話しをして下さり、インドへ行くと価値観が変わる・変わってしまうことが身に染みて感じられたところで登っていきますダイレクト尾根(倒置)。
いってらっしゃい
登り、急ではあるもののSL日比野が素晴らしくいいペースを作ってくれました。ペースでこんなにも変わるのだなと...勉強になりました。
うーん急登具合が伝わらない。伝えたいこの登り。ゆっくりと着実に登っていく。登りきついと分かった上で水を8L以上歩荷しているのが4、5人見受けられるんだよなぁ。主語デカくてすみませんが、ほんっと漢って生き物はよぉ!登山においてウルトラライトというこれ以上ない合理的で優れた概念が浸透している中、2026年度静岡大学山岳部はウルトラコズミックヘビーを追求していく。ちなみにこの活動についてACジャパンから支援の話は来ていない。特に1年生は歩荷過激派で(なんだそれは)夏休みの間、部室にある重しの入った歩荷用ザックを下宿に持ち帰っていいかと聞いてくるほどの熱心ぶり。Z世代か怪しいな。
左:中村さん(新副部長)
右:大輝さん(新部長)
休憩中、中村さんが汗をほとんどかいていないことに気づく。尋ねたところ体質だそうで汗っかきの自分としては羨ましい限り。ただ後ろを振り返って登ってきた急登を見るたびに汗をかかないのが信じられない。いくら体質とはいえ無理があるんじゃないかと。冷却装置は...積んでいない(これは分かってた)。除湿機とかは...(これはもっと分かってた)。
半導体は処理能力を高めるほど消費電力と発熱密度が増大し、高温は性能低下や故障の原因となってしまう。そのため性能を持続的に引き出すには、発生した熱を効率的に除去する冷却技術が求められる。
半導体のフロンティアが求めているのは中村さんの肉体かもしれない。6時間半ほどで笹山山頂に到着。
⚠︎手は山ポーズです
日比野がほんとにいいペースを保ってくれた。眺望は一切なし、真っ白。テントを張ると数名が北峰に行き(何も見えないって)、残りはトランプ・昼寝・余ったレーションの消費と各々のんびり。1年生の圓山くんがねるねるねるねを持ってきていた。登山のレーションに新たな品を...彼はクラシエからの渡来人に違いない。人のレーションを観察してのちの山行にフィードバックする。私なりの山行の楽しみ方です。で、結局フルグラに辿り着くというオチ。私はカルビー保守派である。一方その頃、北峰は...
はいざんねーん
日比野の黄色いバンダナに注目したあなた。お目が高い 草間彌生さんのカボチャバンダナです。よく目立つのでSLにもってこいのグッズですね。15時 炊事を始める。夕飯はなんと山岳部に似合わないトマトスープパスタ。1年生の女子2名のおかげか今年度は料理のクオリティが非常に高い。特に小野寺さんが調達してくれる食材が毎度ほんとに洒落てるんです。今回は玉ねぎが白と紫の2色でした。こんなの下界でもお目にかからないのに。
調理はシェフ中村
カビー・ラメ
芸術性を感じる
準備しなくたって
ここでテントのジレンマ発生!3人テントには3人、6人テント2張りにはすでに4人が入っている。さぁ残された1人はどちらかの6人テントに「こっちのテントを6人テン5人のテントにする」ことを悟らす気まずい表情で入らなければならないのだ。ただの早いもん勝ちじゃんと思いましたか?そう!これぞ既得権益ぃ!山の上でも存在するのだ。
さて結果は?
部長! ツェルト! 外寝!
信じられません。部長を外で寝かすとは何事ですか(もちろん無理強いなんてしていない)。ただ、私も昨年の秋に山伏の山頂にて外寝をしてみましたが星が素晴らしいんです。夏は夕立があるため適しませんが、秋冬については積極的に外寝を試みる輩が現れるのも仕方ありません。星なんて見たら見ただけ長生きしますから。18時就寝。ダイレクト尾根の疲れが効いてぐっすり眠れました。
2日目
2時起床。
今日は長い稜線、大門沢の下り、林道...と約10時間の行程。大門沢が落ち着いていることを願いながら笹山を後にします。朝飯なんだったか忘れました。
明らかに昨日より雲が少ない。私は昨年にこの白峰南嶺から見た北岳があまりに印象的だったので期待に胸を膨らませ稜線を歩きました。
夏休みに行く予定の荒川三山
うぅ美しい。
期待で胸が破裂しそうです。
天国を望む青島
デカ岳(北岳)
これこれこれです。この北岳がまぁデカい。冬の白峰三山は卒業までに必ずやりたい山行の1つです。
稜線と中村さん
寺地くんと稜線
南アルプスは連なる一つ一つの山のスケールがとにかく大きく、重厚感があります。火山が一つもなく、途方もない時間をかけた地殻の隆起のみで形作られたからこその山体。聖母マリアのような包容力がある素晴らしい山脈ですね。また、アプローチが長く(17kmとか)奥深い場所にあるため、原始的な深山性が手つかずのまま残されている点もなんというか、、、エモいです(使い方合ってるかは知らない)。
大門沢っていうらしい
ここから5時間の下り。去年と違い雪渓がなく順調な下りかと思いきや、大門沢下降点から40分ほどのところで私が腹を下してしまい隊はストップ。お花を摘みに行き復帰するも再び下してストップ。これが計3回あったためそれ以降、隊は先を行き中村さんが私に付き添い、お花を摘み終え次第2人は爆速で隊に追いつくという体制に。(お花を摘むという表現の性別適合性については目を瞑ってください)
途中のトラバースでは2人とも競走馬さながらの走り。「これなら隊を待たせないで済む」と思ったからか、それ以降腹痛は徐々に止んでいきました。山で体調を崩したのはこれが初めて。下界と違い、「後の行程や下山に支障をきたすのではないか」という心配からくる緊張が腹をさらに刺激してきました。結局7回もお花を摘みました!
濁流の奈良田湖に始まり、近未来都市NARATAの改札で終わる2日間でした。得たものは、解けない靴紐の結び方、インドに行くと価値観が変わるという知見、山の上にも既得権益は存在するという事実、そして冷却装置を積まずに急登を処理し続ける中村さんという半導体業界への提言。失ったものは、下半期への希望と、大門沢での7回分の何かです。
火山を一つも持たず、隆起だけで立ち上がった山脈は、部員1人ぶんの停滞くらいでは表情を変えませんでした。眺望ゼロの笹山も、デカい北岳も、フランス缶も全部ひっくるめて、白峰南嶺はやはり良い。付き添ってくださった中村さん、待っていてくれた隊のみんな、ありがとうございました。夏休みは荒川三山、卒業までに冬の白峰三山。期待で胸が破裂しそうですが、その前に腹が破裂しないことを祈ります。
この伝統と幸せが続きますように。以上、腹壊す清田でした。




































