2021年3月24日水曜日

2021年3 月23 日~24 日 白根南嶺 笹山(黒河内岳)ダイレクト尾根

日時:3月23日(火)~3月24日(水)

メンバー:CL蓮容,SL増地,東,金子,芳村

行程:
12日:静岡=奈良田温泉-ダイレクト尾根登山口-P1932-P2300m-笹山南嶺-笹山北嶺(幕営)
      13日:幕営地-笹山南嶺-窪地-ダイレクト尾根登山口-奈良田温泉=静岡

記録:
先輩達も引退し、いよいよ私たちの代となってしまいました。先輩方がいないはじめての部としての山行には不安がありましたが、だからこそ一度自分たちだけで山に行くことに。
本当は白峰南嶺を縦走し大門沢に降りる予定でしたが、直前に入りやがった就職説明会とやらに阻まれ、ダイレクト尾根のピストンに...。
新年度を迎えるにあたってメンバー同士のコミュニケーションなど様々なことを確認できた山行となりました。

23日
奈良田湖には深夜に到着。車中で仮眠をとる。橋の前の駐車場には工事関係のプレハブ小屋と工事車両があったが、邪魔にならない位置なら駐めてよいようだった。

奈良田湖を渡る大吊り橋 6:00出発


駐車場の目の前にある吊り橋から対岸に渡り、湖の縁を尾根に向かう。洞門をくぐり、発電所の施設に沿って右へ。ダイレクト尾根取り付きに至る。

ダイレクト尾根取り付き

ダイレクト尾根の取り付きはなかなかの斜面だが、つづら折りに道がつけられておりすぐに尾根上に乗れる。雪はおろか凍結の気配もなくここを上がるだけですぐ暑くなった。

アセビのトンネル 低いところではすっかり春の山に

水場の分岐前に一回、白根南嶺が顔を見せてくれます

今回はスルー

ぐんぐんと高度が上がっていき、とても気持ちがいい。
基本的に展望はないが水場分岐までに1回、雪がついた稜線を拝めた。ただ、道中もそうだが今年は雪が少なそうである。
水場まで往復するのが面倒だったため、今回は必要分の水は全部担いでいった。

金子の顔に笑顔がない...笑 少しずつ雪が付いてくる


1932m手前から凍結が目立つように。


水場を過ぎるとすぐに雪が現れ始めるが、1年前の記録では水場の地点でもう雪があったので、やはり少ないのであろう。
1932mあたりから雪が多くなり、また凍結箇所が出てきたためアイゼンを装着。
アイゼンの素晴らしさを感じながら一歩ずつ登っていく。

2256m手前の崩壊地から 北岳カッコイイ!!

2256m付近の崩壊地からは、本来歩むはずだった稜線が望める。
説明会が恨めしい。もっとはやく告知してぇ...。
なおこの説明会の後、縦走した方が遙かに有意義だったと後悔したのはまた別のお話。

深くてもこのくらい ラッセル天国は来シーズンまでおあずけ


14時笹山南嶺 よい天気

幕営後北嶺へ 最高!!!

幕営適地は随所にあったが、雪も少なく1日目で笹山山頂まで行くことができた。
南嶺と北嶺の間、北嶺直下に幕営適地があり、風が凌げ山頂も近い素敵な場所に宿をとる。
設営後北嶺へ。天気がよく、360度の絶景が広がりなかなかに感動的な光景であった。

その後夕日を見ようと3時間ほど山頂に留まるが、東、金子、増地は寒いやら疲れたやら言ってテントに戻る。芳村は耐性がある模様。
たそがれの芳村

凍える東。もっと食え!

これを見ず寝るとは愚かしい...

すぐテントに籠もってしまってはもったいないといつも主張するが、なかなか理解されない。まあ、いいんだけどさ...。
夕食はすき焼き風鍋。大変美味であった。

24日
今日は下るだけであり、遅めの起床。
朝から楽しそうでなにより

そして朝から感動的な景色をみさせてもらった。


その後、てくてくと下山。芳村はまだ下山の体力に不安があるところでまだまだ訓練が必要だが、みんな無事に帰れてなにより。
奈良田温泉は休館日であったため、少し下流の 湯島の湯 へ。ひっそりとした雰囲気とすばらしい泉質でガッチリ私好みな温泉でした。

まとめ:
本来はダイレクト尾根からぐるっと南嶺を縦走し、大門沢を下る予定でしたが、急に就職説明会とやらが入りダイレクト尾根のピストンに。
ダイレクト尾根はぐんぐん高度を上げてゆけるとても気持ちのよい尾根でした。メンバーも体力や素早い準備が身に付いてきたようでとりあえずは一年を迎えるにあたって一安心です。
それにしても、尾根も山頂も天気も素晴らしかった...!それだけに縦走できなかったことは惜しかったですが、ぜひまたリベンジをしたいところです。
(文:蓮容)

2021年3月21日日曜日

2021年 3月20日 豊田ボルダー(浜松キャンパス卒業記念山行)

概 要

日時: 3月19日(金)~3月20日(土)

メンバー: 若月,杉山,坂田

行程:

  • 19日: 浜松→豊田・南山の公園(飲み会だけ)
  • 20日: 古美山にてボルダリング

記 録

四国から帰省した杉山と、今年卒業する若月・坂田と、浜キャン山岳部の同期3人が集まって飲み会とクライミングをしてきました。

ちなみに浜松は自分たちが卒業すると部員が0名。

静岡大学統合の話もあったりなかったりで、浜キャン山岳部が今後どうなるのかは全く分かりません。

そんな難しい話はさておき、今回は卒業を区切りに、浜松キャンパス山岳部で苦楽を共にした? 仲間たちと楽しいひと時を過ごしてきました。

3月19日(晴れ)

完全に飲み会目的で豊田・南山の公園に前泊。

今回のメインはクライミングよりも飲み会。

お酒を交え、現役時代のあれやこれやを楽しく話した。

会うのが2年ぶりとかのはずだが、二人とも全く久々な感じがしないから不思議だ。

真っ先に眠る杉山。

「現役時代もコイツすぐ寝てたよな」なんて坂田とのんきに話していたが、この後盛大にゲロっていた。

……俺のボルダーマットの上に。

3月20日(晴れ)

飲み会の翌日は、とりあえず古美山ボルダーへ。

ぼちぼち登っていた者、

現役時代からブランクがある者、

そもそも山にも岩にもそんなに興味がなかった者(笑)、

と、3人とも色々過ぎてどうなるかと思ったが、とりあえず登り始めてみる。

執念の腹ばいマントルを決めた坂田。

これぞ「痛いからクライミングは嫌いだ」と言う人の登り。

※坂田の発言です。

二日酔いもなく、普通に良いトライを見せる杉山。

吐いた甲斐があったね!

ブランク勢をほったらかし、本気トライを始める若月。

ちなみに文明開化という課題だが、今回は完登ならず。

何はともあれ、3人とも楽しく登れました!

ボルダーマットの大きなシミを見るたびに、今日の楽しい記憶が蘇ると思う。

(文:若月)

ま と め

良い仲間かはよく分からないし、そんなにお世話にもなってないけど、顔を合わせれば大学生に戻れる。そんな3人だと思う。

山岳部がふと恋しくなったとき、また集まる機会を作りたいので、そのときはまたよろしく!

あと、今回の飲み会で、記録が未掲載だった冬季赤石岳の山行が話題になった。

3年前の山行ではありますが、宮下(現主将)の了解も得て、この機会に記録をアップしました。

・2018年 2月11日~16日 赤石岳大倉尾根

リンクを貼っておきますので、興味のある方はご覧ください!