2018年10月10日水曜日

2018年9月26日 板取川水系川浦谷 西ヶ洞谷

日時:9月26日(水)

メンバー:CL高田,市川,中村,中嶌

行程:
26日:静岡=新深山トンネル付近(7:53)-西ヶ洞谷分岐(8:17)-トンネル(8:46)-大釜(10:33~11:23)-新深山トンネル付近(13:08)=静岡

記録:
本州南岸に前線が停滞、寒気の流入もあり不安定な天気の為、当初行く予定だった泊まりの沢は中止。
代替としてずっと気になっていた川浦渓谷にある”大釜”を見に遡行してきた。
大釜
今遡行で特に注意したのは2点。
①入渓地点~西ヶ洞谷分岐
②上流部降水による増水

入渓地点~西ヶ洞谷分岐、つまり本流区間。
入渓地点が西ヶ洞谷分岐の上流約100mであり注意する区間は短いが、西ヶ洞谷分岐より下流部は川浦谷本流の核心部分で毎年のように死亡事故が起きている。そちらに流されてしまっては大変だ。
流れが速いので、水量によってはロープを出す判断が必要だ。
今回は泳ぎが得意なメンバー揃いであったが、補助的にロープを出した。

水量が多い沢(=集水域が広い沢)では毎度これに注意したい。
今沢のエスケープルートは引き返すか左岸側尾根(なかなかの傾斜で本当はエスケープに不適。ビバークして増水をやり過ごすぐらいの余裕が必要)に登るしかない。
なるべく早い判断が必要だ。
また、この沢の上流部には川浦ダムがある。
ダムにより増水の抑制機能があることも確かだ。
しかし放流となれば話は別だ。一般的には放流の30~60分前にサイレンが鳴り、放流を知らせてくれる。

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車は新深山トンネル上流側出口の脇からつづく小道のゲート前に2、3台置ける。
トンネル手前数キロのところに公衆トイレがあるのでトイレはこちらを利用。
新深山トンネル脇小道




この看板の脇から沢に降りてきます


川浦谷本流の渓相


流れ強し!


西ヶ洞谷分岐から西ヶ洞谷を覗く


水属性 中嶌
突然トンネルが…
過去に川浦ダム下流にもダムを作ろうとしていたらしい
その名残?




中村・市川


人魚と寝釈迦


青く美しい水の色




大釜


大釜にダイブ!深い!




帰りは楽々
大釜までの西ヶ洞谷に悪場はない。水量が多くなければ水線通しに遡行することができ、美しく青い水を存分に堪能できる。
帰りは沢下降で快適に。



まとめ:
1年生に沢泊を経験させてあげられなかったのは残念だ。
ただ、1年生が興奮して楽しんでいてくれていたのでよかった。もちろん自分も(笑)

今沢シーズンを振り返る。
若月と行く予定であった逆河内沢が彼のハード卒論により中止になり、今回も沢泊が中止。シーズン中沢泊できないまま終わってしまった。非常に残念。
沢好きマンを増やしたく、1年生をちょこちょこ連れては行ったが易しい沢が多く、本当の意味での沢のシビアさを感じてもらえたか微妙だ。
攻めた沢が今シーズンできなかったという意味で、沢における自分の微妙な感覚が薄くなっていくことが怖い。
部活から離れる来シーズンは、もう少し攻めた沢がやりたい。

(文:高田)

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