2021年7月31日土曜日

2021年7月31日 天竜川水系 ハンガレ沢



日時:7月31日 
メンバー:宮下、市川、金子、東、健心
行程 静岡=入渓点駐車場-550m付近二俣-右岸林道-駐車場=静岡

記録

二年を連れて個人山行で沢登りを計画。台風やら何やらで安定しないので近場に行く。
朝5時に部室に集まり袋井まで高速に乗る。

瀬尻橋を渡り少し上流に行けばハンガレ沢にかかる橋があり、その少し先に3、4台止めれそうなスペースがある。そしてまさかの先行パーティーが。駐車している間に先に行ってしまった。
7時。ほどよい暑さ

橋のそばの右岸側からスタート。遠くにでかい堰堤が見えたので、沢にはあまり降りずそのまま進む。その後も堰堤があり15mの滝も見えたので全部まとめて巻く。結局滝直下から簡単に巻けそうだったのでちょっとぐらい沢床におりても良かったかも。巻きは良好。


やっと入渓。巻いてる間に先行パーティーは抜かしてしまった。
一昨日から雨が結構降ったりしていたが水量は普通?

小滝を遊びながら登る
ちょうどいい練習
色々試す

堰堤を巻いたときに手元にいてビビった

                果敢に水線突破

堰堤を過ぎた直後に釜を持ったストレートな10mの滝。光が差し込んで綺麗だった。
見た目のインパクトがあるが釜の先の凹角上の滝下から登れそうだったので取り付く。

泳いで釜を渡り登る。カムが2つほど決まりホールドも多め。落ちても安心(?)なので怖さはあまりない。滝上の灌木でビレイ。30mロープギリギリだった。程なくして2年が上がってくる。泳いでから登るのは結構新鮮だったのでは。最後尾で待ってる宮下が寒そうにしてるのを日なたから眺める。

小滝を越えて進んでいく。

下部終了点の橋に到着。本日最初の休憩を取る。あまり気温が上がらず結構体が冷えた。宮下が何故か足をつっていた。

上部スタート


ゴルジュ状滝
右側からちょろっと巻く

その上部。正面から登れた。この時2年が巻いていたが高く上がり過ぎてしまってちょっと危なかたっので要反省。自分も昔やったが結構やりがち。

ゴルジュっぽいのが出現。以外と浅い。

屈曲してすぐにゴルジュ内の3m滝。写真を取らなかった(カメラ担当の宮下が登っていた)。
ここは宮下が奮闘&突破。2年+私もフォローでも登れる気配がしない上に後続パーティーも待っているのでごぼう登りで強行突破。昔は残置ハーケンでもあったのか?結構苦戦した滝だった。





続いて釜を持ったこれまた3mほどの滝。

最後のゴルジュ。とりあえず仕掛けるがあえなく流される。右岸や左岸を試し、ここで満を持して金子隊員にロープが託された。すると左岸に少し上がってそこからダイブをするというどこで覚えたのかウルトラCを披露しまさかの一発突破。ありがたくロープを頼りに無事全員抜けた。

(カナヅチの健心が滝の辺りで2分ほど回り続けたのはまた別の話…)


ゴルジュを抜けると二俣が出現。天気も優れないのでここで打ち切り。左の支流に入ってみると一瞬で林道を発見。快適な道を歩いて下山した。


適当に降りれそうなところから突っ切る。下りながら遠雷が近づいてくるのが分かった。1時間もすれば駐車場につき、先行パーティーも丁度一緒だった。軽く会話をしているとゴロゴロズドンと雷鳴が響く。そそくさと荷を片付け、餃子を腹に詰め込み大学へと帰った。

まとめ
天竜川水系の中ではメジャーな沢。その人気に納得の楽しい沢登りだった。小滝の連続は勿論のことプチゴルジュも有しコンパクトながら遡行しがいがあった。下級生からも楽しそうな声が聞こえたので良かった。














































 








2021年6月26日土曜日

2021.6.26 奥三河 栃木沢 沢登り

日時: 6月26日(土)

メンバー:CL蓮容,SL東,和田,鈴木,飯村

行程:
26日:静岡=明神山登山口-20m大滝-二股分岐-明神山登山道-明神山登山口=静岡
記録:
栃木沢の入渓点。すでにここは電波が届かない場所なので早めに連絡をしないと悪路を戻る羽目に...



釜を持つ滝が登場。新入生は沢登が初めてなため、大分苦戦しているよう。ちなみに自分は待機している間寒さで震えております。



チョックストンの釜は泳いで突破するものもいればヘツルものも


難所がゴルジュの中の6mほどの滝。滝の左側に残置ハーケンがあるが、結構いやである。なので右側から登り、ロープを出す。

そして現れたのが核心でもある20m大滝。一段目は何とか突破できたが..


二段目はなかなかの高度感。おとなしく巻きます。ここで一度間違えて右岸に入ってしまったが、正しくは左岸をまくのが良い。

きれいな沢ですね!二股の写真はフォルダ内にないため残念ながら省略させていただきます。右股は多段の10m以上の沢が出現したために左股に進むことに。その後8mほどの斜滝があるが右から巻く。少し歩いた先に登山道との合流地点が!

まとめ:

新入生が初めての沢ということもあり、ロープや登攀に時間がかかってしまった。これからの山行で鍛えていかねば。個人的には沢は寒くて苦手なので何とか克服していきたいところ。またヒルさんをお持ち帰りしてしまったのでアルコールを持っていくと便利です。

(文:東)




2021年6月12日土曜日

2021年6月12日 瑞牆山

日時:6月12日(土)

メンバー:A班 CL蓮容、SL増地、和田、生熊、芳村
    B班 CL 東、SL金子、飯村、池田、中川
    付き添い 宮下、市川、中嶌

行程:
12日:静岡=瑞牆山自然公園-富士見平小屋-瑞牆山山頂-不動沢-瑞牆山自然公園=静岡
記録:
今回は登山とボルダリングを兼ねての瑞牆山へ。人数が多いということで班を二手に分け、それぞれ反対回りの行程でいくプランに急遽決定。引退した4年生の先輩方も登山やボルダーを触りに付き添いとしてご同行していただくことになった。


瑞牆山自然公園の駐車場に車を停め、出発。初手は林道歩きだが長くはない。1年生の様子も見つつ、ペースは抑え気味で歩く。登山口で1年生にコンパスの使い方を再確認させる。登山二回目にしてコンパスが壊れて針が逆を向いている可哀想な後輩もいたが、全員の確認を終え入山。

いざ入山

中盤で分岐を誤りバリエーションルートに行きかけてしまった。振り返ると主将がニヤニヤしながら分岐点で立ち止まっている。「うわ...やったわ...」とか思いながら戻ると、正規ルートにはしっかりと人工物が設置されていた。人工物(ロープなど)の確認や、分岐点でしっかりと吟味、読図していれば防げたミスである。歩いているときに下をむきがちになるという主将の指摘もいただいたので、今後気を付けていきたい。



しばらく歩くと不動滝に到着した。ここで一回目の休憩。各々、滝の写真を撮ったりレーションをかじっていた。写真で滝を確認するとほとんど水が透けていて滝のように見えない。

1年2人組。仲良く車で寝てましたね...




このまま休憩なしで山頂を目指す。下調べではここから徐々に急登になると書いてあったが、案外そうでもなく安心して登れた。また、各々のメンバーが自分で考え、CLやSLに意見を出すようなコミュニケーションが後半は目立ち、いい収穫となったように思う。

山岳部にインスタ映えなんていらない


ちょっとした鎖場



山頂に着くとかなりの人混み。「密、密!」とか思いながら頂上でパシャリ。大ヤスリ岩も拝めました。
雑コラ感




B班

下山開始後しばらくするとB班とすれ違い。どうやら序盤で道を間違え1時間ほどロスしたそう。ちょっとしたトラブルもあったため、後日しっかり反省会しました。


桃太郎岩

下山もペースは抑え気味だったが、早めに下山することができた。B班の帰還を待った後、4年生たちが行っていたボルダリングへ合流しにGO。瑞牆には多数のボルダー課題が随所に点在しており、クライマーにとっては天国のような場所なのだ。個人的に岩山のボルダーは久しぶりだったが、やはりジムの課題よりも難易度が上がるのを感じた。

先輩




迫真

色々触っていたらあっという間に時が過ぎてしまい、気づけば下山時刻に。ただ一回生の中で沢山トライした者もいればほとんど触らなかった者もいたことは課題だ。登山後で疲労してモチベーションが上がらないのは十分にわかるが、こういったクライミングは経験を積むことで楽しさ、魅力がわかってくる要素も強いと思うので、なるべく積極的な参加を促したい。

良い充実感と疲労感に包まれながら温泉で疲れを癒し、レバーで精気を回復させて帰宅した。こんなにレバーが美味いと思ったのは初めてである。ほうとうも食いたかった。




まとめ:
今回は登山にボルダリングと、充実感のある1日となった。子連れの登山客も多く、百名山である瑞牆の人気ぶりが窺える。ただ、道は明瞭だったが、現在地の把握に若干苦戦することとなった。A班はコミュニケーションが活発で、終始和気あいあいとしたムードで活動できたのは今後に活きてくるだろう。


...あの5級はクリアしたかった。月パスでジャムに行きまくるしかない...。


...あと帰宅間近で廃道に寄り道したのは本当に謎だった。

(文:増地)

2021年5月16日日曜日

日時:2021年5月15日(土)~16日(日)山伏・水無峠山

日時:2021年5月15日(土)~5月16日(日)

メンバー:CL蓮井,SL増地,金子,鈴木(健),和田,池田,生熊,鈴木(陽),飯村,森(4年)

行程:
15日:静岡=山伏登山口-蓮峠-山伏-小河内山-水無峠山(泊)
16日:水無峠山-小河内山-山伏-蓮峠-山伏登山口=静岡

記録:

山にも春が訪れて徐々に緑が深まっていく5月中旬、春の息吹を肌で感じながら、久々に安部奥へやってきた。今回は1年生にとって初めての泊登山。いやぁ~、楽しみですな。

15日 晴れ時々曇り

レッツラゴー!

10人もいるとなかなか賑やかでございます。準備体操で身体をほぐし、いざ出発!


駐車場からしばらくは林道歩き。火の用心の垂れ幕から登山道に入り、沢筋をずんずん登っていく。

全員で現在地を把握する。ここはわかりやすい。


ワサビ田が出現した。日よけ用の落葉樹も葉を茂らせていて季節の移ろいを感じる。

今日も元気に行きましょー!


デデーン!山と高原地図にも乗っている大岩が姿を現した。その直下で小休憩を挟む。





1370m付近の二股を右に進み、急な斜面をえっさかほいさか


右側に沢を見ながらトラバース気味に進んでいく。よく整備されていてなかなか気持ちがよい。


いい笑顔です
 

けんてぃー、頑張れ!


ようやく蓮峠。ここで下山してきた山のベテランさんと10分ほど談笑した。



蓮峠からはしばらく急な尾根道が続く。1776mを通過し、さらに180mほど高度を上げると道が平らになってきた。



ようやく山頂に到着。地形図にも現れているがかなりのっぺりしている。お団子標識がかわいい。
         
森さん、写真撮影ありがとうございます。


山伏山頂からは進路を西にとり、いよいよ非正規ルートに足を踏み入れる。とは言っても踏み跡はかなり明瞭であった。


尾根を下り始めてすぐに崩壊地が現れた。治山事業の一環であろうか、法面がコンクリで補強されている。他のみんなは写真左側の樹林帯を歩いたが、筆者はCLの蓮井さんに倣って崩壊地の縁にそって歩いてみた。よい子のみんなは絶対真似しないように!



林道を横切り、1881mに伸びる尾根にとりつく。



崩壊地を振り返ってみる。かなり遠く感じるのは気のせいだろうか・・・。



ずんずん標高を上げていく。

崩壊地の縁をてくてく進む。


この稜線が何とも気持ちいい。



南西方向から大きな尾根が合流してくる。地図読みではこのように周りの地形をよく観察し、地形図と照らし合わせて現在地を把握することが非常に重要である。手前の2075のピーク(三角点あり)に合流する尾根は通り過ぎたので、もうそろ2060のピークだな、

と思ったら・・・


「小河内岳・2075m」の看板を発見!あれれ、、、どっちが本物なんだ??
この場所に三角点はないので、(看板の位置が間違えている上に)三角点を見逃すという痛恨のミスを犯していたことに気づいた。前方や地図ばかり見ていたのでもっと周りを見るべきだったと反省。あちゃ~


気を取り直してずんずん進んでいくと、本日の目的地、水無峠山に到着した。みんな各々の荷物を下ろして幕営の準備に取りかかる。筆者は開けたピークを想像していたが、思ったより樹木が多く、かなり平べったい山頂であった。


風が強くバーナーの火がたびたび消えかけたので、けんしんの小マットを拝借して風よけを作る。今回は暖かいので外で食事をとることにした。

食事を作る間もトレーニングを積む森さん。さすがです。


本日の献立はキムチ鍋とお米。ちょいと味の加減をミスったけれど、皆さんには好評でした。あぁ~よかった笑


16日 曇り
今回は往復コースなので後は帰るだけである。どういうわけか16日の写真が異常に少ないので、16日の分は手短に。

5時に起床し素早く朝食の準備に取りかかる。今回のメニューはパンとウィンナーのスープという定番メニューだった。それを胃袋に流し込むと撤収作業を済ませて6時に出発。前日は皆よく眠れたようで、快調に元来た道を引き返す。1988m地点、2075m小河内岳、1881mピークを過ぎ、そして・・・


林道との合流点に戻ってきた。現在この林道は通行止めとなっているが・・・
こりゃ通れまへんわ。。


崩壊地より下側を望む。ここで滑落したらひとたまりもない。バランスを崩さぬよう、恐る恐る渡っていく。

山伏ともお別れ


蓮峠のベンチ

蓮峠を過ぎた後は順調に沢すじを下り、約2.5時間ほどで駐車場に到着した。

まとめ
 今回は今季初の無雪期泊登山であり、1回生にとっては初めての泊登山であった。1年生にとってはテント泊を経験でき、また上級生にとっては1年生に対して山のノウハウをできうる限り教えることができたので非常に良い機会となった。3年生が抜けて始めて上級生側に立ったたわけであるが、まだまだ自身の力不足、知識不足を痛感した。教える側に立つにはそれ相応のバックグラウンドが必要になるので、足りない知識を補填していこうと思う。また地図読みに関しては徐々にコツを掴めてはいるものの、まだまだ不正確である。常にSLをやっているつもりで山行に臨みたい。1年生にとっては、体力や読図、歩行技術など各々の課題が浮き彫りになった。各々の足りない部分を強化しつつ、積極的に山へ行って経験値を上げてほしい。
 最後に、車を出してくださった森さん、運転してくれた龍信、健心、ありがとうございました。