2026年3月1日日曜日

2026/2/28-3/1 大山 弥山西陵 天狗沢

日時:2月28日(土)~3月1日(日)

メンバー:CL菅原,SL堀,笹木,湯本,OB真達,OB大井

行程:
28日:静岡=ラ・ムー伊賀上野店-県営大山駐車場-元谷避難小屋-弥山西陵-大山山頂-六合目避難小屋ー元谷避難小屋
1日:元谷避難小屋-天狗沢-剣ヶ峰山頂ー大山山頂-六合目避難小屋ー元谷避難小屋ー駐車場=静岡

記録:
大山北壁に行ってきました!そもそも東側の出身の方々は大山がどこにあるかご存じではない場合もあると思いますが、鳥取県です。えぇ静岡から片道600kmです。道民の方に分かりやすくお伝えすると稚内から函館まで数字上は同じくらいです。九州山行と四国クライミングツアーや神戸六甲山全山縦走と西側にも定期的に足を延ばしている我が学年にとって西側に行くときの王道ルートなどもうすでに出来ています。まず静岡からは1号バイパスをメインに浜松名古屋を抜け、四日市で一度給油をしてからラ・ムー伊賀上野店を目指します。ラ・ムーでお弁当とレーションを調達したら、名阪国道に乗って奈良大阪を抜け西日本に入り、あとは良しなにです。四日市市はコンビナートが多くあるせいか比較的ガソリンが安いかつ、ここで一度入れておくと帰りもここら辺まで持つことが多いです。(四国内をぐるぐる回った時はさすがに無理だったので高知で高級ガソリンを入れてました)。ラ・ムーは行けば分かります。激安のお弁当と西側に行くんだという高揚感を我々にくれます。

そんなこんなで運転を回していって11時間かけて鳥取県に入りました。
あれ黒くね。焦りましたがさすがにあれは大山ではありませんでした。

先週の戸隠ぶりに大井さん真達さんとも合流しましたが、生憎の雨。
今回ハードシェルではなく雨具を選択した自分に悲しきかなグッジョブをするしかない。

戸隠神社までくると雪はまだ残っていて一安心。ガッスガスの中小屋を目指します。

真達さん大井さんは最難の幻のカンテへ。堀が教えてた山ポーズが真達さんには刺さったようでよくやってくれます。もとは同期梅田の母校の悪しき風習だそうですが、外国人に誤解されないように親指小指の主張強めでお願いいたします(笑)

ガッスガスでいまいち取り付きに自信を持てませんでしたが、我々は弥山西陵へ。大山北壁の中では初心者向けに分類されます。今回アルパイン系はお初の一年生を連れているのでこのルートをチョイス(一年生がやりたかったかどうかは知りませんが、菅原堀が夏道ルートで歩いて登頂なんてさせるわけがないんだよな)

先週の昇温のせいか、足はずぶずぶ踏み抜き祭りに枝はきれいな氷のコーティングを受けていてテムレスで掴むとまぁまぁ滑る。岩稜帯が出てくるわけではないのですがそこそこの緊張感を感じます。

コンテで進みながらも一年生が難儀しそうなところはボディビレイで一応確保しての繰り返し。雪稜といえど傾斜立っているところは枝掴んでよいしょよいしょなのでちょっと大変そう。後ろの組はもう階段になっていて楽々だったそう。

ガッスガスで現在地分からないなとか思っていたら終わりました。西陵は弥山に直接突き出すルートなのでロープをしまって大山山頂までしばし歩きます。

一瞬晴れ間が。それでも今日は風が強いのですし、入山がゆったりだったので時間的にもさっさと下ってしまいたい。

一年生二人ともよく頑張りましたね

ちゃっちゃと下っていると見覚えのあるお二人が!多分幻のカンテに奮闘しまくって遅くなるから先に晩御飯食べててくれとまで言われたものの、この時間で抜けてしまうのはさすがのもんです。

別山沢を尻セードで下るのが最速だろうということで、下山開始。ものの10分ほどで小屋につきました。やっぱ下山は滑るに限りますよね。そうですよね。みなさん山スキー始めませんか(そうじゃない)
帰ってみるとテン場はどこかの山岳会だったか大盛況でしたが、小屋内を広々と使わしていただきました。お酒を持ってきていないことだけが残念でしたが明日に向けて就寝。

今日は一年生をOBさんにお任せして堀と天狗沢へ(一年生側の記録は紫岳会の真達さんの記録からぜひ!)。去年真達さんと大井さんが行っているルートですが、遠目から見ただけに明らかに黒く氷がつながっているか不安になりましたが気合い入れて行ってきます。

なんで黒いかと言うと、大小さまざまな大きさの落石落氷の止めどなく襲ってくるからです。出来るだけ雪が緩む前に抜けるために朝一でクライムオン

じゃんけんに買ったので1P目は菅原が。氷は繋がっていたので一安心ですが、水が流れているラインを避けつつ、落石のリスクが低そうなラインを登っていきます。ほぼ60m登り切ってアイススクリューで支点を作って次のピッチへ。2P目出だし10mはスクリューが決まったもののその先はもうスクリューは使い物にならなかったのでアイスセクションはもう終わりかとちょっと落胆。

スノーアンカーを適時刺しながら一応スタッカートで登っていきます。つるべで2Pほど登ると右の稜線に乗ればこの落石祭りの沢から抜けられそうなのでその方針で。

時折ヒューンと猛禽類が飛んで行ったのかと思うほど甲高い音が聞こえたかと思うと、こぶし大ほどの石が落ちてくる音だと気づいて戦慄が走る二人。

落石落氷が収まるタイミングを見計らって爆速でバンドを横断し、尾根に乗ることを目指します。あ~怖かった。

尾根に乗ると太陽が当たって暑いくらい。雪の状態はまぁギリですかね。下手したら全層雪崩行くんじゃねとも思うクラックの走り方もしてましたが、陰になっているところはまだガッチガチにクラストしていたのでこの時間に抜けれてよかったなと思いました。

コンテで稜線まで

自分は天狗峰までお散歩。徳永さんに借りたクウォークを剣ヶ峰を背景にパシャリ。丸々二シーズンお借りしてしまっていますが、お陰で色んな景色を見れました(今年度ノミックを1セット部費で購入しましたが、また値上がりして1セット10万弱はもう個人で手が出るもんではないなと思います)

太陽に当たっているとポカポカで堀は半袖に

最高峰剣ヶ峰で写真を撮って帰ろうとすると

一年生が頑張っているのを発見!いいタイミングで抜けてこられました

去年の冬毎月真達さんには特訓にお付き合いしていただき、お陰で天狗沢を堀と二人で抜けられるくらいには成長しました。そのうえ一年生の面倒も見ていただきありがとうございました。一年生の冬の段階でアルパインに触れられたのは今後大きな糧になると信じています。

お天気もいいので剣ヶ峰に戻って記念写真をパシャリ。夏はここまで来れないの冬だけの山頂ですね。だいぶ雪も溶けていてナイフリッッジは岩が出ていて冬の終わりを感じました。周回して帰ろうかとも話をしましたが雪がついていなさそうだったので引き返して帰ります。

大山山頂まで来てみると人の多いこと多いこと。冬山でこんな人が多い山頂は初めてでした。真達さんの飛行機の時間も迫っているのでちゃっちゃと帰りますよ~

こいつら何しだすんだという周りの視線を無視して六合目避難小屋からは昨日同様尻セード開始!はたから見たら滑落と大差ないかもしれませんが、コントロールできるならばこれが一番速いんですもん。楽だし。えもっとコントロールしたいですって?そしたら秀岳荘で靴とビンディングと板を買っていただいて、セットでシールとストックを買えばあら不思議もっと速く正確に滑れますね~(しつこい)

小屋で荷物をまとめて下山開始。昨日はガスガスで何も見えませんでしたが最後に大山北壁を拝めて大満足。標高だけでいえば大したこともない(おかげで林道歩きもなくてアプローチ最高に良い)のにこの壁は羨ましい。北壁って響きよくないですが? The north faceですよ~

神社まで戻ってきて真達さんにラーメンをごちそうになり、帰路につきます。
堀と菅原はこの後タイに行くのですが月曜の昼出発から一日遅らせて本当に良かったと思いました。なぜなら月曜の朝5時に静岡に帰ってきて昼まで爆睡をかましてましたからね。到底準備が間に合った訳がないんですよ

まとめ:
竜爪山と大山とっかえてくれないかな~(ついでに久能山東照宮あたりの山を大堂海岸ととっかえて、大谷海岸を黒潮ボルダーととっかえたら完璧)と思ってしまうほどにいい山いいルートでした。天狗沢も落石落氷は怖いものの傾斜はそこまでたっていないので八ヶ岳の大滝系に比べたら取っつき易く、弥山西陵といった初心者向けのルートから揃っているのも嬉しいところでした。なかなか部内で鳥取県に行こうとはならないので大井さんのお誘いに乗れてよかったです。3年間の集大成というには少々スケールが小さいですが、クリスマスの八ヶ岳合宿に引き続き堀とアルパイン力を高めつつ、後輩に経験を引き継ぐ山行を組めたことはうれしく思います。来年度以降後輩たちが面白い山面白いルートを立ててくるのを楽しみしてますし、まだまだ自分自身も面白いことやっていこうと思います(2泊3日予備日2日の温泉旅とかね!温泉旅に予備日とは⁉)

(文:菅原)



2026年2月25日水曜日

2026/2/25-26 残雪期天狗岳・にゅう

日時:2月25日(水)~2月26日(木)

メンバー:CL鈴木大,SL中村,青島

行程:
12日:静岡=唐沢鉱泉-黒百合ヒュッテ-東天狗-西天狗-黒百合ヒュッテ
13日:黒百合ヒュッテ-にゅう-白駒の池-高見石小屋-渋の湯-唐沢鉱泉=静岡

記録:
 どうもお久しぶりです。鈴木です。今回は冬山の感覚が鈍らないように山行が組みたいと思い、もう一度行きたかった天狗岳に行ってきました。今山行では目標の他にやりたいこと(目的)が2つありぜひみなさんにはそれを当ててもらいたい🤔。先にヒントを言っておくと、白駒山荘と高見石小屋がキーワードです。個人山行じゃなきゃ出来ないことなので当てやすいかも?
気を取り直して記録を書いていきますね。
 初の先輩のいない個人山行という事で気合十分というか、今までにない高揚感を持ちながら登山口へ向かいました。
 しかし、始まりからハプニング発生!!当初予定していた渋の湯の🅿️が水曜休業で入れないではありませんか😢
 泣く泣く唐沢鉱泉へ変更。結論から言えば🅿️代2200円を節約できたからヨシッ!
だけど...林道が凍結しており、途中から歩くことになりました。それだけならいつも通りだけど今回はなんと!雨が降ってます!久々の雨(青島は初回山行以来らしい)だから地味に気分は上がっていたが苦手なものは苦手。愚痴をこぼしながら山行がはじまりました。

実はみんな楽しそう!!

 少し歩いてて気がついたけどなんかザック重くね?まあ、黒百合までの登りはそんなキツくなかった記憶があるのでザックが重い理由はテン場で書くからまっててね(中村も重いらしい)😊
なんで重たいのか、みんなも考えてみてね。

ここどこ?

 特に書くような出来事も難しいところもなく、結構なペースで上がっていく。強いて言うなら林道で汗かきすぎて汗冷えがすごい。あと雨が鬱陶しい。テン場以降も降っているようだと悲しい山行になるかもと思いつつダラダラと登っていると、次第に雪になってきた!やったね。
 去年来た時より長く歩いていた気もするが、大体2時間くらいで黒百合ヒュッテに到着。気温を見ると0度。そんな寒くないか?

山岳部からしたらこれは暑い?(寒いわボケ🥶)

 黒百合ヒュッテでテントを貼り天狗岳いくかー。天気悪くて展望ないから個人的には行く気が出ない。が、計画立てたんだから行くっきゃないわ。行ってきます!
今回は中山峠から向かいます。この稜線がまた歩きやすくてすごく👍!

これがまた気持ちいい

 ガンガン進んでいくと上りに突入。中村がバテたところですかさず前に躍り出る。ここまでは雪が締まっていてサクサクだったけど、ここからはラッセルこれがまた楽しい。全部は無理だから途中で青島に交代。いいペースで進むじゃん。後輩の成長を感じました。
 アイゼンは登りが始まったくらいでつけたほうがいいね。今回は東天狗まで壺足で行けたけどもう少し雪が溶けていたりして氷が剥き出しならどうかわからない。GWに八ヶ岳全山やりたいから覚えて置こっと。東天狗前の岩場を迂回してパパっと東天狗に到着。案の定展望なし。でも風も弱くて快適だから意外と楽しい。

ゴーグルを新調しました


 今回ゴーグルを新調したが、これがまたいい買い物だった。ゴーグルって効果あったんだ。全然凍結しないし、バックル?も弛まない。俺は今まで何を使ってたんだよ🫤。
 風もないこの天気なら西天狗も余裕でゲットできるね。スラスラと下り西天狗へ登り返す。なんか長い気もしたけどそう思ったらピークがあった。難易度的にいえば夏のほうが少し難しいかも。岩場登りをスキップできるのは最高だね。

見切れとるやんけ

 帰りは分岐で天狗の裏庭方面で降ることに。記録ではここで遭難してる人もいたが果たして...結論を言うとむずい。遭難するのもわからなくもない。尾根からコルまでは普通に悪い。結構な回り道をさせられた。また、その後もだだっ広くコンパスをしっかりみないと意外と迷いそう。なんや感やあったが無事に降りられました。最後に中村が枯れ池を突っ切ってみるかと言ったが、劇ラッセルになりそうだったので行きルートで帰りました。黒百合ヒュッテまでの最後の下りはみんなシリセイドで。楽しかったね。テン場に着いたのは3時だった。まだまだ時間はあるけど眠いので早めにご飯を作って就寝します。

なんで二つも入ってるの?

 答え合わせ、ザックが重たかったのはマッコリ🍶とか言うやつのせいでした。こいつ夏合宿でも持ってって美味しくなかった記憶があるけど、今回はどうだろうか...はい、美味しくないです。750ml背負って美味しくないってどう言うこと!?気になるみなさんに味の感想を教えると、炭酸の入った日本酒って感じ。わーお。味の想像ができない方、ぜひ買ってみてください。お近くのスーパーにも売ってるし、韓国系の飲食店でもたまに売ってます。私はバイト先(某焼肉屋)で買わせていただきました。キンキンに冷やすと美味しいと思います(多分)。
まあ、寝ます。おやすみなさい💤

 朝5時30分起床。12時間くらいあったけどほぼ寝ていた気がする。途中何度か起きたが今までと違い再入眠が早かった。外を見るとなんと、晴れてます。いぇい。朝ご飯は豪華なラーメンにしました。煮卵は夏合宿のリベンジも兼ねて個人的に4つ持ってきました。お前も重さの原因か?

チャーシュー・メンマ・煮卵
なんでスノーフライじゃないん?

 そそくさと朝ごはんを食べ7時に行動開始。天気は快晴。天狗にもう一度行きたい気持ちもあるが、素直ににゅうに向かいます。途中、中山での分岐で気持ちが抑えきれず荷物をデポしてダッシュしてきました。1人で行くつもりがつもりが青島もついて来てくれた。最高だな。

こんなに晴れてたら誰でもいく

 なんかすごかったです。八ヶ岳ブルーってこういうことかーって感じました(昨日は八ヶ岳グレーだったからな)。
この一段高いところにいる感じ、雪山ですごく好きなところ。少し進んだらもう一つ展望ポイントがあったが忘れてました。悔しい😣まあ、中村が待ってるから戻るか。戻りは青島が走っていた、強くなるよ。
 戻どりました。にゅうに向かいます。下りが少し怖いかな?壺足でもいけるけどアイゼンがチェンスパがあると楽だね。この後の白駒の池までの下りも凍結しててアイゼンが欲しいからここでつければよかった。
 にゅうに到着しました。なんでか知らないけど標識がない。去年の夏来た時はあった記憶があるんだけど。爆風で飛ばされたのかも。ここはいつ来ても気持ちいいね、富士山だけじゃなくて北アルプスまで見える。30分くらいゆっくりしたかったけど寒くなって来たから降ります。

太陽が眩しい!

 白駒の池までの下りは結構なペースで行きコースタイムを大幅に巻きました。白駒の池は凍っていたので池の上を渡りました。真ん中ら辺に近づくにつれて水が染み出して来たので少し端の方を進む。今回の目的の一つを達成できてよかった。凍った池、みんなも好きだよね。池を一度は歩いてみたいと思うのが人間の性ってもんでしょうが。今度は完全凍結したとこを歩きたい。
下の植物はどうなってるんだろう?

ハイハイで草

白駒荘からの登りは凍結してそうだったのでアイゼンを装着。案の定凍結していました。アイゼンのおかげ簡単に登れて大体30分くらいで高見石小屋に到着。ここで今山行二つ目の目的を達成します。わかる人にはわかるかな?

ココアと抹茶

 じゃーん!正解は高見石小屋の揚げパンでした!分かった人はいたかな?こういった買い物は個人山行でしかできない楽しみ。さてさてお味の方は、優勝🥳。涼しい山の中で熱々の揚げパン、最高という表現がまさに相応しい。
 揚げパンは2個で500円、5個で1100円と最近の物価高に比べれば屁でも無いお値段(やっぱ高いか?)。味の方はきなこ、ココア、抹茶、黒ゴマ、チーズの5種類1100円で全部盛りらしいです。先客で夫婦の方がいて、そちらの方は全部盛りを注文。意外と小さいから1人でも余裕かも?みんなもぜひ食べてみてね。
 さあ、あとは下るだけ青島が飛ばしてくれるらしい。どうなることやら。早かったです。途中、片方のアイゼンが外れるハプニングがあったが、早かった。とてもいいと思います。下りは単調になりがちだがこのコースはなかなかに見応えのあるものだった。

こんなとこも

お賽銭は欠かさない

 お地蔵さんがいたのでお賽銭をして白峰の成功を祈っておく。結局最後にしてしまうのは神頼み🙏、世の真理だね。
このコースの注意点として登山口付近が全面凍結しており(沢が近いからかな)、初手からアイゼンが必要なコースであることがわかった。片方のアイゼンを脱いでいた青島はつらそうだった。
思ったよりもすんなりといけてゴール!!????

ついた???

そんなことはなくこれから唐沢鉱泉に向かいます。つら🤬。

150mアップ!!

 たった150mと侮るなかれ。本来は終わっていたと思った後の登りは辛いのだ!なんで尾根に合流せなあかんねん。エセ関西弁は置いておいて、ラスト上りにレッツゴー。青島と中村は辛そうだった。私?私は2人の辛い姿が見れたからウキウキだったよ。自分より辛そうな人を見ると辛く無くなる、よく言うね。無茶苦茶楽になったよ✌️。茶臼の登り、みんなが辛そうだった光景をふと思い出した。登りが終わると下りはあっという間、10分くらいでついたかな?

ここでゴール(林道あるけどね!)

 唐沢鉱泉に到着!あとは林道ビクトリーロード🏅を歩くだけ。途中天然ボルダーがあって少し触ったりしながら、無事車まで着きました。距離は伸びたけど楽しかった!

まとめ:
 初めて先輩のいない個人山行を組んだが、結果的に言えば大成功と言っていいんじゃないんだろうか。突然の変更についてもスムーズに対応できたし、しっかりと下級生の面倒も見ることができた。個人山行ならではのこともできたし、白峰までの繋ぎとしてはいい感じの距離、重量だったと思う。また、どのガスが使用できるのか、装備不良はないかの確認もできた。
 1番の収穫はやはりゴーグルが効果あるということを知れたことだ。本当は白峰直前に買うつもりだったが、試しときたいと思い早めに買ったのは正解だ。標高は異なるがコンディションのよい冬山を体験できたことも良い収穫だった。
 個人山行の楽しさを十分に知れたので、次はGWに八ヶ岳全山縦走したいなー。誰か一緒に来てくれる人いないかなー。
 てかなんで中村のザックは重かったの????これだけが今回唯一わからなかったことである(テント類は持ってないしなぁ)。

(文:鈴木大)






2026年2月21日土曜日

2026/2/21 戸隠P1尾根登攀~仏沢 滑走

日時:2月21日(土)~2月22日(日)

メンバー:菅原,OB髙田

行程:
21日:戸隠P1尾根登攀~仏沢滑走
22日:温井集落~鍋倉山~温井集落

記録:
決算合宿時の降雪で今年の冬はまだまだこれからだぜと意気込んでいたのもつかの間、翌週の昇温でみるみるうちに雪が消えて行って、髙田さんから送られてくる戸隠の黒くなる様に鮮烈しながらも、戸隠山にクライム&グライドに行ってきました。

まずは今回のルートの軌跡を。戸隠p1尾根を登っていき、トラバースして仏沢の滑走に入った形です。
日射で雪が緩む前にということで10時を登攀のリミットに5時前からガシガシ登っていきます。天候は無風快晴。雪は締まっていて多少灌木が気になるものの歩きやすかったです。
日の出と同時くらいに標高1380mぐらいで傾斜的にもスキー履いて登るのが厳しくなったのでアイゼンに切り替えました。
髙田さんにラッセルしていただいているので後ろは快適そのもの。行く先と進行方向右手に見える本院岳ダイレクト尾根が大迫力できれいに見えます。
スキーを担いで登るのは、あっちゃこっちゃにひっかけないようにするのに気を遣うもので、トラバースにしても乗越にしてもちょっと神経を使わせられました。

懸念していた鎖場は鎖が出ていたのでロープは出さずに通過することに。スキー靴にアイゼンで岩に立ちこむ練習してこなかったことを悔やみましたが、鎖をパワーで上がっていって解決。
最後雪面に乗り移るのはちょっと怖かった。コンディションとメンバー次第では迷わずロープを出す局面ですが、ここら辺をロープを出さずに時短で行けるのは大きい。世代間を越えて山岳部である以上山岳部としての基礎技術が各自に確実に身についているというのはいいところですよね。
キノコ雪は踏む抜いて滑落したら終わりなので、クライムダウンも慎重に。本来の戸隠はキノコ雪をスコップで切り崩していくもんだと思いますが、その季節は今年は終わってしまったようで残念
本院岳ダイレクトもまぁ黒いこと黒いこと。OB二人と5峰を登りに行ってる堀はドラツーやらされてるんじゃないかと心配になりましたが、彼らなら抜けれるから大丈夫だろうなとも思いつつ。本院岳側の斜面に落とす案もありましたが、時間的にな余裕もあったのでトラバースしてその先の斜面を探検しに行くことに。
トラバースは一人ずつお互いを監視しながら。
2峰下の崖下に出てこれたのでここから滑走に移ることに。この崖も時期が時期なら立派な氷瀑がかかっていそうな気がしました。
髙田さんが滑り始めた途端、雪面の音でお察し。硬そ~

いや~かっこいいですね。いいカメラが欲しくなる瞬間
滑り始めた瞬間確信に変わりました。これ何もさせてもらえないやつやと
というわけでほぼ横滑りで安全に下るモードにチェンジ。ガッチガチのデブリをいなしてシュプールを描くなん器用なことは出来ないんで降りることに専念。こぶ上手い人は得意だったりするんですかね。

こうも狭いとターンを切り返すだけで結構ギリギリ。その場で跳ねるようにターン返す動画がSNSで流れてきますけど、自分にできる芸当じゃないです。patientタイムと言い聞かせて耐えます。

patientタイムを終えると絶好の斜面が現れたので、至高の一本を楽しむ。温度的に雪に引っ掛かりを感じるもののいい滑りができました。北海道から送って貰ったスキー用品一式に温度高めの時用のワックスあったよなと探したらまさかのホットワックスでアイロンを自分で買えという意味か⁉とも思いましたが、さすがに買ってません。え、買いませんよ。買いませんからね!
あとは沢の右岸をへっつるように帰るのですが、ドボンはしたくないのでなかなか神経を使います。小学生の頃比布スキー場で黄色いリフトからコース外滑走して、ちっちゃな沢に落ちたこともあったよな~と懐かしく思いました(誰が分かんねん)

上手いこと林道に出てきてあとは帰るだけ。こうも温度が高いと滑走面に雪がびっしり...そりゃあ重いわけだ

いい天気過ぎて昼前には下山。5峰を登っているであろう別パーティーに朝から飛ばし続けているインディアンコールが一向に返ってこないのは心配ですが、まぁ彼らなら何とかするはずですし、ぽかぽかの駐車場で装備を乾かして腹ごしらえへ。

実は私、静岡で入学時から3年間戸隠そばでバイトしております(ホールなんでそば打ちとかはできないですよ)。まぁうちのお店は別に戸隠のそば粉を使ってるわけではないんですが(去年は北海道雨竜町だったはず)かくかくしかじか戸隠そばを名乗っておりまして、ついに本場を戸隠そばを食べる機会に恵まれました。余談ですがバイト先にはホントにこれ以上ないくらい融通を利かしてもらっていまして、感謝してもしきれないので是非みなさん行ってください。お蕎麦もいいんですが天丼カツ丼親子丼もおすすめですよ。県外の方は黒はんぺんの天ぷらなんてのもいかがでしょうか。持ち帰りもやってますんで静岡駅にお立ち寄りの際にはぜひ!

5峰(後日談あり)組とも合流して晩御飯は乙妻へ。先月に引き続き2回目ですがお気に入りです。髙田さんは先週八甲田に行っていたそうで髙田さん家で美味しい日本酒を頂いて気持ちよくなって就寝。

昨日の長野市までの移動でみんな疲れていたこともあり、朝もゆっくり起きスロースタートな一日ですし、昨日以上に気温が高いのでコンディションを見極めつつ、今日は手頃な鍋倉山に行くことに。山スキーのデビューには適した山なようで二時間弱汗だくで爆速で登り切りました。三回目で足の動かし方や体が慣れてきたとはいえ、髙田さんの爆速具合には一瞬でおいていかれます。もっと強くならねば...

ストップかかる感じも強いですが、時折いいシュプール描けるバーンがありました。車で小一時間で多くの遊び場がある長野市が素敵です(温泉も多いし!)

冬の終わりに滑り込みセーフということでラッキー

3日目は大井さんと八ヶ岳でアイスクライミングでもと思い、向かってはみたものの駐車場で雨が降っている中で歩き出す気にはなれず、悲しく静岡に帰りましたとさ。

まとめ:
幼少期の自分が頑張って身に着けた滑走技術と、大学に入ってからの自分が頑張って身につけた技術の両方を合わせることが求められるこのスタイルはこれまでの自分を褒めてあげられるので好きです。今となってはなぜなんな躍起になって級別検定にこだわっていたのかも忘れてしまいましたが、お陰で今の自分がこういう遊びをできているので感謝しています。
初期投資も安くないですし、アバランチコントロールにしても観察力にしても普段の登山の比にならないほどの知識と経験値が求められるので後輩を安易に引き込むことはしてませんが、こういうスタイルもあるよってくらいには布教しておきます。ありがたいことにOBさん方にはそれぞれのスタイルのスペシャリストがいますからね。すぐにとはいかなくても一歩ずつやれますよ(自分もその最中です)。そこも山岳部のよさですよね。
OBさんまた遊んでください!

(文:菅原)