2026年2月13日金曜日

2026/2/13-16 諸沢山 合地山 中ノ尾根山

日時:2月13日(金)~2月16日(月)

メンバー

行程:
13日:静岡=寸又峡−千頭ダム−日向林道−尾根取り付き
14日:取り付き−諸沢山−合地山Ⅳ
15日:合地山Ⅳ−中ノ尾根山−諸沢山
16日:諸沢山−寸又峡=静岡

記録:
決算終わりに予定無いだろ!と思いバイトを入れてしまい、若月さんからのクライミングのお誘いにいけず、2月は戸隠に大山その後タイなど予定が入っているので、行くなら今しかないと思い、行きたかった合地山へ。

実はソロ山行は初めてでどうなることやら…


寸又峡までは電車とバスで

大井川鉄道が好きになりました。



夢の吊り橋は許してください

2時間ほど歩きます

昼からの出発でむちゃ暑い。山に雪あるのか?不安になりながら無心で進む。


千頭ダムは枯れてます。静岡でも最近雨が降らなすぎて雨の存在を忘れるほど降ってないのでそのためでしょう。

尾根を登って日向林道へ

到着

崩落がどんなもんかビクビク



早速崩れてますね。
1個目の崩落地が一番怖かった。ステップをつくれないぐらい硬い地盤が出ててスラブみたいな乗り方しました。こえ〜




他はステップ作れるので意外と大丈夫だが下を見ると怖い


橋到着



今回は軽量化でツェルト泊。初めて寝ましたが意外と広くて良いですね!

ソロの気づき
さみしい

歩いていると良いのですがツェルトで一人でいると深南部のせいもあってか音がなく非常にさみしくなった。いつも一緒に行ってくれるみんな、ありがとう!


晩飯はペンネ。レモンの味付けにしようとしたらコショウを入れすぎて、辛いのあとにスッパ!
練習が必要のようだ

無音の中就寝





5時に起きて6時頃出発

ツェルトは片付けるのも早い。ソロで風が強くないところはこれで十分かも。




昨日目星をつけていたところから尾根に取り付く。



このへん





30分ほどでアンテナ残骸発見



がれた岩場みたいなところも





雪が少しずつ出てきました。
ヤッター






無論トレースはないが、動物の踏み跡が結構あってついていきました


9時頃着

このペースなら合地山まで余裕か?


合地山はあれっぽい

雪がついてるので慎重にくだります




途中育ちすぎた木が行く手を遮りました。
木の根っこでトラバースしたが意外と怖かった

あとは登るだけ



トレースは鹿さんのを参考にしましたが踏み抜くので結局ラッセルです



1時半頃着。今日はここで終了。
合地山は4つピークがあり、中の尾根側から数えてこれがⅣ峰。広くてテン場には最高。



誰も来ないだろと思い、ど真ん前に張りました。

展望はないですが、静かな山の中に1人で過ごすのは贅沢な時間でした。



4時半起床、5時に荷物は最小限にして出発。

暗いですが特に読図やルーファイには困りませんでした。

ここはⅠ峰だったと思う

ここもテン場として優秀


ここからまた下ります。




中ノ尾根山が見えました。デカイ。ここらへんが1番辛かったです。傾斜は緩いですが常に膝上ラッセルで体力を持っていかれました。
たまに倒木が倒れているのでそれに乗って行くとラッセルせずに済むことに気づき、積極的に倒木に乗って進みました。






中ノ尾根直下の登りはどうせすぐ戻ってくるので、空荷になって進みました。

そこからも意外と長くてきついじゃん



ヤッター!

9時半頃、ようやく着きました。
以前秋に来たときとは雰囲気が違うくて、こんなんだったっけ?って感じでしたが、穏やかな山でとても好きです。

気温もポカポカで一眠りしたいところですが、先は長いのでちゃっちゃと帰りましょう。




帰り合地山が綺麗に見えました。こう見ると分かりやすいですね。

自分のつけたトレースに感謝しつつ爆速下山。







1時前にⅣ峰に到着。ここでもう1泊して帰ることもできましたが、時間もあるので行っちゃいました。


デポしていた荷物を背負うと無茶苦茶重く感じて不安になりました。

無積雪期だとここからの下りのルーファイは結構難しいと感じましたが、雪があることによってトレースを作ることができたので、ほぼルーファイや読図をせずとも諸沢山に繋がる尾根に乗れました!

水も作れるし雪がある時に行くのがオススメかも。




最後の登り



4時着。
クソ疲れた

ご飯が余ったので2食分のカレーメシをペロリ。もっと食べたかった






6時過ぎに出発。

あとは下るだけ。



何個か大きい岩を発見。まだいっぱいありそうです。

最後林道に出るところを適当に下ってたらちょっと左側に行き過ぎてました。降りれればよし



50年以上前にできていたとは驚きです。




適当に進んでたらいつの間にか着いてました。
行きの怖かったところはどこへ?
帰りは怖くないってヤマノススメでも言ってました


林道歩いて寸又峡へ


楽しみにしていた南アルプス山岳図書館はなぜかやってなかった。マジで落ち込んだ


まとめ
初めてのソロ山行。初日は慣れなくてソワソワしていたが、慣れれば気楽で楽しい山行でした。
体力、精神力ともに成長できたと思います。
深南部は沢を含めまだまだ行けておらず、これからは色んなアプローチで楽しんでいこうと思います



(文:堀)


2026年2月10日火曜日

2026/2/7-10日 決算合宿 兎岳 聖岳撤退

日時:2月7日(土)~2月10日(火)

メンバー:CL菅原,SL大串,堀,前嶋,梅田,鈴木,中村,笹木,清田,日比野,湯本,青島

行程:
7日:静岡=芝沢ゲート登山口―平谷山―立俣山―幕営
8日:―兎岳手前の樹林帯まで―幕営
9日:―兎岳―笠松山尾根にエスケープー2021付近幕営
10:ー笠松山ー林道歩きー芝沢ゲート=静岡

記録:
三年間で南アルプス網羅しているようで実は全くそんなこともないなと感じる今日この頃の菅原です。さてその取りこぼしの一つである聖岳を目指し決算合宿に行ってきました。聖岳は夏と冬の二回撤退を経験しています。今年の冬は畑薙側が歩行者も含めて完全に立ち入り禁止になってしまい頭を悩ませていましたが、夜な夜な深南部の地図を眺めてから寝ている(冗談です)堀の引いたルートが面白そうだったので立俣山尾根経由で兎岳と聖を目指すことにしました。
芝沢ゲートが遠い&悪い。1時集合で出たものの入山は8時になってしまいました。そう言えば三年生三人が寝坊!最後だから感出しておきながら寝坊すんじゃねーよと思いつつ…3年間で本合宿に遅刻しなかったことのない彼も寝坊しました(小出しに発表していくスタイル)。
話を戻して取りつきへ、芝沢ゲートの駐車場から橋一本渡るまで戻って壁の中でもましな場所を狙って半ば強引に尾根に乗りあげます。こっから二時間は急登of急登。ランカン尾根といい変な尾根歩きの出だしはいつもこうですね。
ちょっと誤算は出だしから雪が舞い始め標高2000行かない段階で真っ白になってきたことでしょうか。南アルプスだと雪不足で水をつくれないことが心配だったのでちょっと安心しました。これでどこでも泊まれるなと思いながら出来るだけ今日のうちに森林限界近くまで標高を稼いでおきたいので頑張ります。
寝不足で過去一コンディションが悪そうな副部長大串は後ろに下げ、堀に先頭を任せました。聞けば隣人が飲み会を開催しコールが聞こえてくるレベルで全然寝れなかったそう(やっと寝れたと思ったら前嶋の電話で起きる最悪の目覚め)。学生マンションなんてそんなもんですからね部室で寝るのとどっちがましなんでしょうか
あ、はい堀はいつも通りです(ちなみに彼も寝坊しました)
時間もいい頃合いだったので今日は立俣山の少し先で幕営することに。青島が遅れ気味だったので自分が着き後ろからゆっくり行くことにして本隊には先に行ってテントを張る準備をしてもらいました。疲労でペースが出ないと体は冷えていくし食欲も失うしでなおさらペースが出なくなるの負のスパイラルに入るのでもっと早めに対処すべきでした。

とまぁそんなこんなもありつつ、明日は午後から冬型強くなりそうなので樹林帯ギリギリまでの3時間やって終わりかな〜とか話をしつつ、みんな寝不足の上に8時間しっかり登ったのでおやすみなさい。

昨晩からもかなり降ったらしく朝からずっとラッセル祭り。上級生の頭の中に鳴り始める時計の針の進む音。今日は果たしてどこまで進むことが出来るんでしょうか
傾斜もあまりない尾根歩きなので常に膝から腰ラッセルを強いられ吹き溜まりはワカンごときでは簡単に下半身が埋まる始末。まさか南アルプスでこんなことになるなんてという嬉しい悲鳴を上げて全員でラッセルを回していきます。せっかく12人いるので強く短く行くように声をかけますが下級生は慣れていない動きに四苦八苦してました。

それでもたくさんの雪と戯れられて1年生は楽しそう。3年間で初めての経験でしたが、これを1年生のうちに経験できた彼らは今後強くなることでしょう。
ラッセルして横に逸れて休憩して後ろに着いてを5時間繰り返し12時前に樹林帯ギリギリにテントを設置。5時間で3km300m↑です。ラッセル手強い。
明日用にトレースをつけに行く隊とテントで水を作る隊に別れて、トレース隊は14時までに行ける所まで行って帰ってくる予定が空荷の7人で回すとクラストした山頂直下まで1時間半足らずでトレースをつけて帰ってきてくれました。水作り隊はせっせと9L程を作り出しましたが燃料効率のいいジェットボイルがもう1つ欲しくなりました。
雪で埋まらないといいな〜ということで3人テンのスノーフライに細引を急遽追加してピンピンに張っておきます。お茶しながら見たアニメ「ヤマノススメ」は山岳部教育的に良さそうなので最初の部会で新入生に見せるべきかもしれません()
本州に等圧線が5本入る予報なので今夜は寒くなるぞ〜ということで気合いを入れて就寝。の矢先大串がエアマットに穴を開けた悲鳴が…彼は今回何か悪霊にでも取り憑かれているのでしょうか
冬型のおかげで空はピッカーの青空ただし見るからに風が強いのと、昨晩もそこそこ降ったようで昨日つけたトレースが残っているか不安に…とりあえずアイゼンつけて今日も一日頑張るぞい!
はいダメでしたトレースは無に帰しました。ワカンつけてラッセルし直しです。一番乗りでラッセル始めたのですが早く後続来てくれ~と願いながら胸の前の雪を切り崩してました。理想は昨日のトレースに赤旗刺しておけばトレース消えたとしてもその下は踏み固められていてよかったのかもしれないです。ここでも出発前に急遽使うワカンが変更になった大串がアイゼンとワカンが併用できない状態で時間がかかってしまい災難なことに。彼は今日もついていないようです。
ハイマツ帯でクラストしてきたのでワカンを外して最後のひと踏ん張りです。アイゼンがザクザク決まるようになってきましたがなにぶん風が強い。各々適時耐風姿勢をとるように指示しながらじりじり進ませます。こんな風は鹿島槍ヶ岳東尾根以来だったかもしれません。下級生にとっては初めての爆風でしょうか(いや八ヶ岳の雪訓もこんくらいの爆風だったような気がしてきました。雪訓大事!)
稜線にのっこす瞬間が吹き上げる風で最もきつく、稜線に這い上がってきて来てからも常に爆風に曝されるのでこの段階で聖は諦めてピストン下山かエスケープのどちらを使うかに思考切り替えました。
今回唯一の女子の湯本は風とのパワー勝負に若干押され気味で大変そう。大串がなかなかあがってこないなと思ったら両足アイゼンが外れた状態で上がってきました。誰かを大串の後ろにつけておけばよかったなと反省しつつ、何でアイゼン外れた状態で登ってこれるのかが疑問でした。
セッティングの問題もあるかもしれませんが、そもそも大串のネパールエボとグリベルのアイゼンの相性が悪いんじゃないですかね。自分も今年からスポルティバの冬靴に変えましたがペツルのアイゼンを左右で同じセッティングにしても左だけ少し緩い感覚あるんですよ。スポルティバの靴は個体差が他のメーカーより大きいなんて言われますがほんとなんじゃないかと思ってます。あとグリベルのアイゼンは前コバがばね状になっていることでテンションがかかると言われていますが、個人的には動く要素があるということの方が信用できません。まぁ三年間言い続けてましたが山道具に対して同じ熱量を注いでくれる人をつくれなかったのは今後のことを思うと悔やまれます。
話が逸れましたが兎岳まで100mほど稜線をあるいて到着。皆の🐇ポーズがかわいいですね
ピストンは面白くないので笠松山の尾根に乗りたいのですが山頂からの出だしがなだらかで地図とコンパスだけで合わせるのは至難の業。目視できなければピストン下山しようと思ってましたが、風が弱まるタイミングで目視できたこともあり笠松山の尾根にエスケープすることに。こういう時に経験値の高い堀は圧倒的に力を発揮してくれます。
三回目の撤退となった聖は名残惜しいですが、昨日のラッセルで予備日も使い切ってますし、この風で兎から聖間の危険個所を抜けれる気が全くしないのでもはや清々しい撤退です。
今日中の下山は厳しいので雪があって平らな場所で出来るだけ標高が低い場所での幕営を目指して下りていきます。尾根に無事乗れて一安心と同時に風が無くなり、ポカポカ陽気の楽しい尾根歩きに豹変しました。
と言ってもトレースはもちろんないのでラッセルタイムは継続です。アイゼンからワカンに変えてラッセルし続けます。下りは登り以上に読図に気を使わないと行けないのでラッセルでローテしながらみんなやるといい練習になるな〜などと思いつつ。地形がなだらかになるとなおさら読図力が求められますが、上りに比べると圧倒的にピンクテープが多く道がわかりやすいように思います。
今日は2021手前の広い場所で幕営することに決定。太陽も当たっていい感じということで、水作りしながらのんびり過ごすことに。朝から緊張感が続く時間が長かったのでやっと心に緩みが生まれました
綺麗な星空を見て就寝。冬山のいい所のひとつに星が綺麗なことがあると思います。安達太良山の時も白峰三山の時も綺麗な空が強く印象に残っています。
最終日となりましたが出だしはワカンで笠松山まで向かいます。荷物はなんぼか軽くなったように思いますが笠松山からの下山が悪い事が目に見えてるのであまり心は軽くありません。
小一時間で笠松山に到着。気を引き締めて下ります。
端的に言えば道はカスです。南面で微妙に太陽が当たることもあって地面も緩いし、傾斜急だし、大量の落ち葉の中に不安定な石がゴロゴロあるので落石にも気を使いました。
途中中村がスマホを落とし雪に紛れるハプニングもありましたが無事見つけ、清田が最後の最後に転がりかけましたが、無事林道まで出てきました。
ハイボルによさげな岩を見つけてみたり
近所にこの氷があればアイスクライミングの練習にいいのになとか思いつつ
林道7kmをただ歩くのはつらいので大串と3年間を思い出しながら歩くことにしましたが、一年次の本合宿7日間に時間を使いすぎて一年次の決算合宿で林道が終わってしまいました。三年間分話すには畑薙から椹島まで必要そうです。
気遣いをしてくれない先輩方に一瞬でおいていかれ、かわいそうな一年生も無事歩き切りました。
帰りもくねっくねの悪路を戻ってきて道の駅の温泉へ
道の駅の温泉と言っても、建物も温泉自体も立派なもんでかなりのお金がかかっていることが容易に見て取れました。それも入浴料が800円と昨今のありとあらゆる物の値段の高騰に比べれば良心的な値段設定。浴槽内の壁画も王道は富士山であるはずが、聖岳が描いてあるのもポイントが高い。シャンプーボディーソープもなんかいい気がするし、ドライヤーが無料で使えるのも嬉しいところ。そして道の駅の売店の楽しいこと楽しいこと。うさぎ肉やシカ肉、熊肉も売っていたり、みかんやリンゴ、長芋などそれぞれ気になったものを買って大満足で帰りました
公共施設でやるのはやめた方がいい

浜松のお気に入りの定食屋西富士にて

諏訪のステーキガストのサラダバーからヤングコーンが無くなったことに酷く落胆していた大串ですが、掛川のステーキガストにはヤングコーンがあって満足の様子。良かったね。

(文:菅原)

まとめ:
さて今回は年度最後の部の活動ということで、今年度の反省と来年度の目標を書き残してもらおうかなと。

(笹木)
誘われた山行には特に何も考えずついていき、多くの経験ができたと思ってます。自分1人では行くことがなかったであろう場所にたくさん連れていってもらいました。
ただ連れていってもらってる感をずっと感じています。この1年で本当にレベルアップできたのか、次は連れていく立場になれるのか。来年度、再来年度への不安でいっぱいです。何も考えずついて行っていたツケがまわってきたように思います。
なので自分で計画して山に行きます。クライミングもたくさんします。できること全部します。同期も後輩も先輩も、たくさん巻き込むので覚悟しておいてください。

(清田)
 山岳部を続けていられることを大変光栄に思います。この一年は様々なことを知れました。世の中には岩を見て興奮する人がいること、人も滝を登れること、北アルプスを足袋でも歩ける人がいること。

(日比野)
山の楽しさを知った1年でした。最初は体力がなくて辛かったけど、1年続けて皆についていけるようになりました。来年度は連れて行けるように技術をつけたいです。また、ジャムに行かなかったので来年度は毎週行きます。
(湯本)
自然が好き、散歩が好き、というだけで入部しましたが、素晴らしい先輩方や同期に恵まれ、多くの経験を積むことができました。山行を重ねるたび、自分にできることが増えていくのを感じる一方で、多くの課題にも気づかされました。特に秋から冬にかけて訪れた深南部では、自由度の高いルートや藪をかき分けて進む楽しさを味わうと同時に、自ら判断し行動することの難しさを痛感しました。SLでは未熟さゆえに周囲に支えられる場面も多く、自分の力不足を自覚しました。来年度は、基礎技術を着実に磨くとともに、パーティー全体を意識して動ける部員になることを目標としたいです。そして、自分の経験を後輩に還元できるよう、一つ一つの山行に積極的に取り組んでいきたいです。
(青島)

(中村)
今山行、堀さんが変な尾根登りたいと言ってこのルートに決まり、冬に地図に載ってないようなルートは初めてだったので心配だった。入山してすぐ悪い登りから始まり、2日目はラッセルに時間を取られ、3日目は爆風の急斜面を登るなど毎日のように内容の濃い日が続いた。一般的なルートを普通に登って行くよりも充実度が全く違って毎日大変でも楽しかった。堀さんが変な尾根が好きな理由が分かった気がした。気が付いたのは、yamapのルートから道を選んでそれに従って山頂を目指す必要はないということ。自分が地図を見てここだというところに線を引いて、登ったらいいということを学んだ。今山行を通して、また1つ山の楽しみ方を知ることができた。来年は最上級生になるが、先輩が教えてくださった山の楽しみ方を後輩にも教えていきたいと思った。

(鈴木)
この一年で山、沢、クライミングと様々なことを体験できて、今後のモチベーションを一気に高めることができた。今まで生きてきた中で一番濃い一年を過ごせたと断言できる。一方でクライミングもあまり行けてないしなにより、後輩を連れていくという経験はあまり積めなかった。それはあまり行きたい山ややりたい事が定まっていなかったためだと思う。
でも今は行きたい山、やりたい事がめちゃくちゃ湧いてきて、時間が足りないくらいだからこれからガンガン連れていきたい。とりあえず来年の目標は冬季南アルプス全山縦走かなぁ。
(堀)
夏は沢、冬はアルパインと言う様に、行きたい所に行けるように強くなれた1年になりました。また高田さんに誘われてジョージアに行ったり、タイにクライミングしに行ったりと、自分の知らない世界を知ることができ、楽しい限りです。
 反省はクライミング力がこの1年であまり変わってないところです。指を怪我して以降、山に行きてーなーと思うことが多くなり、クライミングの方が疎かになってしまったので来年度は12クライマーになりたいです。
 あと来年度はなぜか部の山行に行っちゃいけないみたいな風潮があるみたいなのですが、山に行きたいので部の山行にいきたいと思います。よろしくお願いします
(梅田)
 今年度は最上級生ということもあり下級生をしっかり見るということを目標とした。しかしそれが達成できたとはとても言い難い一年であった。まず下級生を見ようとした時具体的に何を見ればいいのかが全くわからない。自分がいかに漫然と行動し、また試行錯誤を放棄してきたかを痛感させられた。どのように成功、失敗したかを直視せずに三年間を過ごしてしまったためこうすれば良くなる、こうすればまずいという積み重ねが自分の中でなかったことが大きい。

 また、後輩に指示を出す時に具体的な指示を出すことができない。前述したように行動の根拠を漠然としたままにしてきた影響は大きく自分自身がそれをやる理由を説明できない。そのため後輩にもあまり強く命令できなかった。一年生の頃に先輩方から自分の行動に根拠を持て、それがないのであれば適当に行動しているのと変わらないと教わった。それにも関わらず優秀な先輩や同期にただついてきた結果がこの様というのは納得はできるが情けない。

 来年度は山岳部を引退する。私は学業が全くと言っていいほど芳しくない。ので来年度の第一の目標として単位を落とさないなどの学業を最低限こなすことを挙げたい。そのために自分の単位状況や勉強の進捗など不都合な事実からも目を逸らさずに生活を送りたい。その中で目標までの進捗や勉強法の効果などを理解して自分を少しでもまともな人間にしたい。

 また、学業を第一にすると言ったがそれでも山には登りたいと考えている。三年間で登れなかった山には光岳や木曽駒ヶ岳、穂高などの主要な山々がある。スケジュールにプラスアルファの要素を入れても取りこぼさない練習を目的にして、この山々を卒業までに一度は目的することを目標に計画的に山に登りたい。

 長々書いたので手短にまとめると、今年度の反省は山岳部にいる中で自分の行動を言語化してこなかったため、山での行動の良し悪しや理由づけができず、その結果として後輩の面倒を見るという目標に障が出てしまったこと。そして来年度は学業を第一としつつも山には行くつもりなので時間があったら一緒に行こうということだ。


(前嶋)
 今年度後半から一人で山に行きたい欲が芽生えたので、普段の山行で一通り自分で考えられるようになろうと思っていたが決算合宿が終わった今でもその実力がついていないこと(特に天気と読図)が一番の反省である。幸い大学生活はあと1年あるので、分からないことは調べたり強い同期に聞くなりしてから一人山行を組んでみようと思う。
 また、クライミングについては後輩たちをジャムに誘っておいて、ジャムに到着したら自分のやりたい課題しか触っていなかったので、これからもう少しセッションをしようと思う。
入学当初に掲げていたジャム全クリアも今ではほど遠い目標となってしまったので、ずっとサボっていた筋トレを来年度は計画的に行い初段は安定して登れるようになりたい。
まだジャム全クリア諦めてないけどね。

(大串)
 副主将にされたので、今年は山岳部の活動をひととおりこなしていこうと考えていたが、登攀への苦手意識から活動範囲を限定してしまったため、ナチュプロはやらないまま、冬山もロープを出すような場所には行かずじまい、と半端に終わってしまった。思うところがあって自分が冬山に行く事に対して疑問を抱きながらの活動になったためやる気も無く、決算でも足を引っ張る結果になったのが悔しい。副主将の反省もしておくと、主将の目標や全体的な活動指針をあまり把握していなかった(特に秋と冬)のが反省。後期から研究室が始まって彼と会う機会が減ったのでコミュニケーションが少なくなってしまった。今振り返ると、忙しいから仕方ないと片づけずに話す機会を別で設けておけばよかったと思う。
 と、副主将という立場になって自分の無力さを感じることが多かったが、リードでトップロープをかける機会が増えたり、簡単な沢に連れて行ってもらったりと、3年を通しての自分の成長を実感できることも多かった。できる事が増えて活動の幅が広がった1番充実した1年間だった。
 来年度から普段の山行に同行するつもりは無いのでおのずと山に行く機会が減ってしまうが、行きたい場所はあるので、そういう時困らないように体力と技術を維持し続けたい。クライミングジムの難易度が上がって2級を落とせなくなってしまったので、行く回数を増やして2級を触れるくらいになりたい。これからも、心と体を健康に保てるくらいに山を続けていきたい。

(菅原)
 まずこの一年間大きな事故や怪我無く終えられたことをうれしく思う。この一年間部長として悩むことも多かったし、個人としてやりたいこととの両立や心身への負担に押しつぶされそうになることも多かったが、撤退はしたものの清々しい気持ちで決算合宿から下りてくることが出来たのは、ひとえに同期と先輩後輩に恵まれたからだと思っている。なんせ完璧に満足はしていないものの十分納得できる3年間を過ごさせて貰ったので。自分にもっと力があればより多くの経験を後輩にもさせてあげられたのかもしれないと思う事もあったが、まぁ自分は先輩方やOBさんほど強くないのでこんなもんでしょと言った感じである。
 やり残した山も少なくないから、大学での研究の合間を縫ってちまちまと回収していこうと思う。秘湯を目指す山行とか釣りを主目的とする沢とかクライム&グライドとかとかまだまだ山の楽しみ方はたくさんある。この三年間で山での楽しみ方の幅を広げられたのが大きな収穫である。そのために3年間のほとんどの時間とバイト代をベットしたわけだがまぁその価値はあっただろうし、その価値は今後も発揮され続けるはずである(てか発揮してくれないと元とれんから発揮してくれいくらベットしたと思ってるんだ笑)。かくかくしかじか大学に残る同期も多そうだからまだまだたくさん遊んでもらいたい。
 部の活動のモチベーション(活動量)や知識量が誰か個人に依存する状態からの脱却を目指したが、その点においては不十分で終わってしまったと感じる。熱意を持って頑張っていても、たまに疲れる(人間だもの)。そんな時には無理せず心身ともに休んでもらいたいものだが、その時に部の活動が停滞したり、知識の継承やアップデートが行われなくなるリスクには留意してもらいたいものである。そのために全員が貪欲さを常に持ち続け主体性を持って山岳部を形作っていって欲しいと次世代に切に願う。

2026年2月1日日曜日

2026/1/31~2/1 黒姫山山スキー 霞沢岳西尾根 

日時:1月31日(土)~2月1日(日)

メンバー:黒姫山OB髙田,菅原 霞沢岳西尾根CL菅原,SL鈴木,清田

行程:
31日:静岡=長野県大橋林道登山口駐車場-黒姫山-登山口駐車場
1日:坂巻温泉駐車場ー釜トンネルー上高地トンネルー坂巻温泉駐車場=静岡

記録:
後立山全山縦走以来の登場となりました最近研究室がファイヤーしてきてなかなか山行記録を書けていない菅原です。
OBの髙田さんにお誘いを頂いて長野市黒姫山に山スキーに行ってきました!
山スキーの道具一式を二年ぶりに引っ張り出し、ヤリスに半ば強引に詰め込み、テスト期間に苦しむ後輩二人を拉致して長野まで。後輩二人は今日はゲレンデスキーを楽しんでもらいました。山スキーをちゃんとやるのはほぼ初めてでゲレンデスキーも二年間全く滑っていないの不安もありますが行ってきます!
登山口からはまず平らな林道をずんずん上がっていきます。トレースがしっかりあり「高速道路だねぇ~」と人間版RAV4の髙田さんがかっ飛ばしていきますが、軽自動車クラスの出力しか出ない菅原は遅れ気味…
予想よりも天候の回復が早く、太陽がきれいに出てきてなかなか神々しい感じで歩いていて楽しい。ただ常に気温は-10℃は下回っていますし、風がそこそこ吹いているので歩いている限りは大丈夫ですが、止まると一瞬で冷えます。
稜線に出てからは南側に出来る雪庇に注意しながら(実際は目の前のトレースに食らいついていくことしか考えていませんでした)。facegloveを使っている人が多く自分も今回自作したものを初投入しましたが非常に効果を感じました。
この後、左足太ももと右足ふくらはぎを同時に攣り、全く動けなくなってしまい辛い時間もありましたが、ゆっくりゆっくり歩かせてもらって黒姫山山頂まで
バラクラバもしてfacegloveもしてサングラスもすると不審者の極みですが無事山頂に着きました!シールを外してブーツをスキーモードにして(忘れると大変なことになります)いざ滑降に移ります。
山頂から火口側の斜面に七つ池シュートと呼ばれる木の密度が薄い斜面があるのでいざ滑降!シュートまでの取りつきで横滑りは出来ることは分かったのでとりあえず下りれはするな~とちょっと安心。しかしこんな素晴らしい斜面を前に横滑りで降りるなんてもったいないことは出来ないので意を決して突っ込みます。
髙田さんがカメラを構えてくださっていたのでそこぐらいはかっこつけなければとも思いつつ、二年も滑ってない上に登りで消耗しきった足が悲鳴を上げ下まで一本で下りきることは出来ませんでした…ゲレンデで1日10~20本滑っていた自分は遠い過去の栄光です(悲しい)
それでも雀百まで踊り忘れずとでも言うのか滑り出してしまえば、道民としての意地を発揮し、なんとか人に見せられるくらいには滑れました。これが上から下までつなげられたらなんと気持ちいいことだろうかと思いつつ、最高の一本を楽しめました。
標高差200mを一気に下り両足太ももはパンパンですが、ここからシールを付けなおして稜線まで登り返し帰ります。この機動力の高さが山スキーの圧倒的な魅力ですね~満身創痍で原付以下の出力でついていきますが、それはそうと積雪量が240cm以上ある斜面で5cmも沈まないのは山スキーの浮力を物語っていました。
帰りの斜面は傾斜もさっきよりは若干緩く、木々もいい感じに間を縫っていける間隔で生えていたため最高のデザートでした。ただし両腕の二の腕を攣り足に引き続き腕も使い物にならなくなってしまいましたし、小回りが効かないためになかなかに神経を使いました。昔の自分ならそこの木の間抜けられるのにな~と悲しくなりましたが練習していないものは出来なくて当たり前ですね。それでも真っ白なキャンパスに新しいシュプールを描く快感と太い板で新雪を行くとき独特の浮遊感を久々に味わえて最高でした。
満身創痍の自分を気遣って出来るだけ楽に降りてこれる斜面を髙田さんが選んでくださったので最後は高速道路と化した林道を止まるな~とお祈りしながら降りてきました。この林道だって歩いたら下りでも1時間はかかりそうな長さはありましたが、スキーなら10分ちょっとで降りてこれてしまいます。スキー最高!
戸隠山がきれいに見えてラッキー。どの尾根もなかなかにやばそうに見えます。
登山口から車ですぐのところにあるお店にて、アッツアツの焼きカレーとピザをお昼ご飯に頂きました。焼きカレーの上にのっているチキンが柔らかく美味しかったです。戸隠スキー場で後輩を回収し、お風呂に連れていってもらいました。
後輩は人生初スキーだったようですが楽しんでくれていたようでよかった。写真の1枚くらい撮っておいてよ~とも思いますが、残念ながらありません…
晩御飯は乙妻という定食屋で頂きました。もつ煮込みももつ焼きもとてもおいしく信州みその素晴らしさを感じました。髙田さんのご厚意で家に泊まらせていただけることになったので平らな暖かい部屋で全回復することが出来ました。本当にありがとうございました。
坂巻温泉駐車場が開くのが5時なのでそれに合わせて車を走らせ、1番で駐車場に到着。準備に想定より時間をかけてしまったのは反省ですが、いざ釜トンネルを歩いて上高地に向かいます。元気そうな清田ですがこの後ゲイターが壊れてかわいそうでした。
上高地トンネルを抜けてすぐから右の尾根に取りつきます。二人パーティーとほぼ同時に取りつきましたが先に行かせてもらい、3人で先頭を回しながらガツガツ進みます。うっすらと踏み跡があり(後にテントがありました)ピンクテープも多く道は分かりやすいのですがほぼ雪壁じゃねみたいなところも一時間に一回くらい出てくるし寒いし風強いしたまに踏み抜くしで大変でした。一番の核心の岩場を越えたところでふきっ曝しの強風と真っ白が過ぎるので撤退を決定。返ってきてからGPSで見ると山頂直前といった感じでしたが、山頂がなだらかでホワイトアウトされると戻ってこれないかもと不安になるように思ったのでまぁしゃーないかなと。核心の岩場は氷が薄く張っているだけで登りはともかく下りは怖かったのでロープ出して懸垂下降で降りました。その可能性を考えてロープを持って行っていたのだから登りの稜線出る前までにはハーネス履かせておいた方が良かったな~と反省
景色も何も見えなかったので1年清田怒りの爆速下山。途中で尻セードなどもしながらですが、なかなかに悪い。気を付けてるところは気を付けて巻けるところは巻いてのいい練習でしたね。この時期の北アルプスは天候条件がなかなか厳しいですね。冬毛の雷鳥もまたお預けということで…坂巻温泉駐車場までのロードもこなして無事下山。ダラダラ静岡まで運転して帰ります。


まとめ:
山スキーを父親から借りたもののパートナー不足と体力不足から二年しまい込んでいましたが、髙田さんにお誘いを頂けたので前者はクリア、後者はクリアを待っていたら好機を逃すと思ったのでご迷惑をおかけする覚悟で挑んできました。静岡だとなかなかゲレンデスキーに行くのも大変なので滑りにも不安がありましたが、幼少期の自分の頑張り(親の頑張りも)のおかげでごまかせるくらいにはいい滑りができたと思います。常に天気と太陽の当たり方、斜面の雪層の重なり方と結合の状態に気を配る髙田さんが印象的でした。山スキーは北海道に戻ることがあったら本格的にやろうかなとか思っていましたがせっかくOBさんがいるので懲りずに頑張ってみようと思います。
(文:菅原)