メンバー:CL蓮容,SL金子,鈴木,池田
行程:
10日:静岡=ブルーリゾート乗鞍駐車場-夢の平クワット-かもしかリフトー
2300m付近樹林帯(幕営)
11日:幕営地ーブルーリゾート乗鞍スキー場最上部ー休暇村駐車場ー
11日:幕営地ーブルーリゾート乗鞍スキー場最上部ー休暇村駐車場ー
ブルーリゾート乗鞍駐車場=静岡
記録:
記録:
決算合宿に向け山行を積み重ねてきた私たちの目の前に、またもや奴はやってきた。
連日増加してゆくコロナ感染者。。。
さすがの蔓延具合に、部としての合宿は中止。ぽっかり空いた予定を前に、個人的に前々からやってみたかった雪洞泊をぶち込み心の平静を保つこととした。
あくまで雪洞泊がメインで、楽してもいいやということで我らが登山人生初のリフトでのアクセスをすることに!!決算合宿が潰れたことによって生じた革命的発想だ。
Vitsを走らせること5時間、ブルーリゾート乗鞍に降り立つ。
文明の利器 |
夢の平クワッドの乗り口までは歩いて登った。
夢の平クワッドとかもしかリフトで回数券2枚、計1000円。
標高を上げていくと、雪が降り始めた。水分を含んでいてさらさらはしていない。
ワカンをはいていても、所々深く足が沈む場所もあった。ただ、基本的には歩きやすく気楽である。
ピークハントを目的にしていたら、尾根へ迂回するルートなども考えていたが今回は雪洞泊メイン。翌日はパパッと下りてゲレンデでスキーをすることがここで決まった。
その後、位ヶ原に上がる前の、道から外れた樹林帯内に適当な斜度のある斜面を探しゾンデ棒を突き刺して回る。地面にゾンデがあたらないような雪深い場所を見つけ、今晩の宿作成に取りかかる。
カッパなど防水を行って作業開始! |
交代でひたすら掘り出してゆく。
3時間ほどで十分な広さの空間を確保。そこから天井を円くする、入り口をツェルトで塞ぐ、通気口を作るなどした。天井の凹凸を減らせば水滴が落ちてこない、らしい。
これらを行うと一人分で1時間程度の時間がかかるイメージだろうか。
雪洞内は非常に静かで自分は気持ちよく寝ることができた。ただ、他のメンバーは少し寒かったみたい??
雪山全般に言えるが、雪に触れる場所は当然冷たいのでザックの上に足をのせるだとかしっかりやれば快適だと思う。
まとめ:
翌朝はスキーのためにちょっと早起き。雪洞はしっかり破壊してから出発。 |
今日は晴れていて乗鞍岳もよく見える。今度来たときこそは登りますよ!! |
日の出。雲海。 |
下山後はスキーを楽しんで温泉でゆっくりと。。。 |
でもやっぱピーク踏みたかったなぁと思うあたり、結局自分はなんだかんだピークハント好きなんだろうなあ
決算合宿がなくなってしまい、やるせなかったが、それならばといっそ開き直って今までとは大きく異なる山行を企画した。
リフト使います!雪洞掘ってみます!ピークにはこだわらない!
ピークを取らないことでちょっと物足りなさはあったが、雪洞泊を経験できたのは嬉しいことではあった。思えば、昔から山とか関係なくいつかやってみたいと思っていた憧れの遊びができた山行であったし、実際21歳にもなってわくわくしながら雪遊びをしていた笑
来年以降も決算合宿後の個人山行でこんなことをやってもよいと思うし、実際にビバークの手段の一つとしての検証もできたと思う。
以下、雪洞作成にあたってポイントや反省点をまとめる。
・ある程度の広さの空間があると作業効率が非常によくなる。ただ細く掘っていくより、そ
ういう空間を意識した方がよいかも
・斜度がある場所で積雪の深い場所を探す(雪崩に留意して)。掘り下げがいらず、排雪も
しやすい
・複数人いる場合、2箇所から掘って中で繋げると効率的
・はじめの方は雪を削って作業していたが、排雪が面倒。ブロックを切り出すと排雪が楽。
・木の枝が作業の邪魔になった。可能なら木の回りは避けたい。
・作業中はとにかく濡れる!このあたりは注意しておいた方がよい。
・雪洞内は特別冷えるわけでもないが特別暖かいわけでもない。特に底冷えは激しいので
寒がりなら敷く物を個人で用意したほうがいいかも。
・制作には1人用で1時間ほど。ビバークの候補にある場合さっさと決断し早めに作業を。
(他にコツがあれば部員はいろいろ書き足して!)
(文:蓮容)
(文:蓮容)
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