2016年12月1日木曜日

2016年11月17日~20日 秋季合宿 田代〜大無間山〜寸又峡温泉

日時:2016年11月17日(木)~11月20日(日)

メンバー:CL高田、SL岩城、大井、中村、山本、橋倉


行程:
17日 移動日 静岡駅-横沢-田代
18日 田代-鋸歯-小無間山-大無間山
19日 停滞
20日  大無間山-三方嶺-三方窪-鹿の土俵場-営林小屋-日向山-コナラホツ-お立ち台-千頭ダム


記録:
大学祭(静岡キャンパス)の休講期間を利用して大無間山に行ってきました。

11月17日
15:30 静岡駅集合 時間通りに全員集合、よかった。本当によかったよかった。
静鉄バス、井川自主運行バスを乗り継ぎ田代まで行く。
         
諏訪神社で野営した。水場も近くにある。
気温もさほど低くなく、快眠できた。ちなみにここの神社は狛犬がオオカミらしい。
11月18日 
          5:10 行動開始  
 今回は水場がないルートなので各人8~9Lの水を持っていく。一年生
は今まで一番重い荷物を持った山行になるうえに初日が一番高度を稼ぐ日なので不安でいっぱいだった。   
 登山道を少し行ったところに登山届を出すところがあった。

 朝日が出て紅葉が美しいなかを登っていく
ケルン


11:50 鋸歯 おそるおそる登る

13:40 小無間山山頂
 
15:05    中無間山、ここで進む方向が結構変わるのでこの看板を見逃さないように注意
16:50 大無間山山頂 橋倉君よく頑張った



風が強く寒いうえに天候から明日の停滞はほぼ決定的だったので大無間山山頂付近で幕営
寒さのおかげか全員てきぱきと設営することができた。
   
  11月19日 予想通りの雨。前日の夜は星がきれいだったのでもしかしたら晴れるのではと思っていたがやはり雨であった。
 部員がそろってるいい機会なので来年の新歓の話やどうでもいいはなしをずっとしていた。6人もいると話題が尽きないので楽しい。



 晩飯はキムチチーズ鍋、キムチで温まり、チーズでカロリーをとる優良メニュー。
  
  11月20日 晴れ 昨日の雨とはうってかわって朝テントから顔を出したら星がきれいだった。
     5:00 行動開始
         ルートファインディングをミスり風イラズ方面に行ってしまったので一度引き返した。
     6:40 三方嶺



ここから三方窪へコンパスを頼りに下っていく。三方窪手前は地形図点線(旧登山道)北側の
谷地形部を下った。

8:00 三方窪に到着 
三方窪にある看板

9:10鹿の土俵場

鹿の土俵場-営林小屋の間に尾根が二つに分かれるところがあるが結局合流するのでどちらから行っても変わらない

9:44 大樽沢登山口(左岸林道崩壊の為使用不可)方面に入らないように印が書いてある。

10:00営林小屋
このまま尾根上をずんずん進んでいったら日向山を見逃してしまった
10:23 分岐 地図を確認して進む



11:50 1367mの三角点とその付近


12:20 お立ち台 一応トイレがあるが黄色のテープが貼ってある




千頭ダム方面へ下っていくと石垣やら階段やらがある




 小屋の近くで鹿の角を見つけた


13:10 千頭ダム到着
まとめ:
 冬期登山に向けて冬靴を履いての山行だった。そのため靴擦れやマメがつぶれる人がいて、そのためにいちいち止まっていると時間がもったいないので入山前からちゃんと対策してこようと思った。ルートファインディングのミスがあった、または時間がかかってしまったなどルーファイ能力がまだ十分ではないので練習を積んでいこうと思った。


(文:岩城)

2016年11月27日日曜日

11月23日~11月26日 寸又峡温泉から諸沢山、合地山経由で中ノ尾根山ピストン(敗退)

日時:11月23日(水)~11月26日(土)

メンバー:若月

行程:
23日: 浜松駅(5:32)→(6:10)金谷駅(6:13)→(7:26)千頭駅(8:00)→(8:30)寸又峡温泉(8:30)→(10:50)千頭ダム(11:05)→不動岳東尾根の偵察→(12:20)日向林道出合(12:20)→(13:00)寸又橋(13:00)→(14:05)諸沢山取付き点(*)

*・・・日向林道と諸沢山から南に延びる尾根の合流点。950mピークとのコルで、標高800m。

24日: 取付き点(*)(13:00)→(16:00)諸沢山

25日: 諸沢山(3:30)→(7:10)合地山(Ⅳ~Ⅰ峰)(9:00)→(10:25)中ノ尾根山から東へ延びる尾根の途中、標高2160m地点(10:35)→(11:30)合地山(Ⅰ~Ⅳ峰)(13:00)→(16:10)諸沢山

26日: 諸沢山(7:30)→(9:50)取付き点(*)(9:50)→(11:00)千頭ダム分岐(11:30)→(12:00)千頭ダム(12:00)→(14:05)寸又峡温泉(16:02)→千頭駅→金谷駅→浜松駅

記録:

祝日を利用して、前々から登ってみたかった合地山に行ってきました。


11月23日 晴れのち曇り

浜松駅から東海道線、大井川鉄道、寸又峡線バスと乗り継いで寸又峡温泉へ。

8:30 寸又峡温泉に到着。



















ここから千頭ダムまでは長い林道歩き。



















林道歩きの途中、見事な波状雲。

明日にかけて冬型の気圧配置となり、天気は崩れる予報でした。



10:50 千頭ダム。



















この後、不動岳東尾根へと続く登山道を少し偵察しましたが、
ひどい荒れ様でした。

日向林道もこんなんだったら・・・と不安になりました。



千頭ダムから少し登って、
12:20 日向林道出合。



















思ったより広い印象。



















そして眺めが良い。

この先崩落地があるらしいが、果たして・・・
と緊張しながらあるいていくと、






































たしかに土砂が林道を塞いでいる所が出てきました。


うっすらと踏み跡もあり、それほど怖い印象は受けませんでしたが、
落ちれば50m下の寸又川に直行。

もちろん慎重に通過しました。


4回ほどガレ場のトラバースをこなして、
13:00 念願の寸又橋。



















日向林道が通過できるかどうかが非常に気掛かりだったので、
小さくガッツポーズ。

この先はもう危険個所は無いはずです。



14:05 諸沢山取付き点。



















日向林道と諸沢山から南に延びる尾根の合流点で、

さらに南の950m峰とのコルになっている地点です。標高約800m。



















諸沢山へ延びる尾根にはボロボロのハシゴが掛かっていました。

もちろん使い物になりません。

少し寸又橋側に戻って、傾斜の緩んだところから尾根に取り付くことにしました。



偵察も済んだので、夕食を食べて薄暗くなる午後4時には就寝。

夜、ふと目を覚ますと、テントをたたく雨音がしていました。




11月24日 雨のち曇り

朝起きると予報通りの雨。

テントの中でゴロゴロしながら、ラジオで下界の大雪騒ぎを聞いていました。

ラジオの気象情報から13時以降は雨は降らないと考え、昼ころから出発の準備。


13:00 出発。



















昨日偵察した取付き点から登っていきます。


13:30 アンテナの残骸。



















後から永野さんの「南アルプス・深南部」を読み返すと、
” 1649m標高点にはアンテナの残骸があり ” と紹介されていますが、
これは別のアンテナだと思います。

30分で850mも登るはずがありません。


しばらく行くと雪が出てきました!



















雪はうれしいのですが、新雪は滑って大変。


16:00 諸沢山 (1750m) 登頂。



















失礼して、山頂にテントを張らせてもらいました。



















見ての通り冬用のテントではありません。

この日の夜は東京でも最低気温2℃まで冷え込んだらしく、
寒くて寝られませんでした。



11月25日 晴れ

3時起き、3時半出発。

必要なものだけを持って、中ノ尾根山にピストンをかけます。



















もちろん真っ暗。

ヘッドランプの明かりとコンパスを頼りに進みます。


6:30 ようやく夜明け。



















新雪と倒木に阻まれ、はかどりません。

このときすでに予想の倍近くの時間を費やしていました。










 








7:10 それでも何とか。合地山Ⅳ峰。



















合地山は中ノ尾根山側から順にⅠ→Ⅳ峰なので、
こちらから来ると最初にⅣ峰が出てきます。

新雪に読図にこの辺りは本当に余裕が無かったように思います。

8:15 合地山Ⅱ峰。



















さらに合地山Ⅰ峰も越えて、中ノ尾根山を目指します。


木々の間から見える周囲の山々がきれいでした。



















写真はたぶん光岳。


Ⅰ峰からの下りは藪が厳しく、
1940mの最低点を越えると地形図に無いピークがいくつか出てきました。



















中ノ尾根山への登りに入ると雪が深くなり、ラッセル状態。

さらにペースダウンしました。


テントに明るいうちに着くには10時半までが限界と判断し、
標高2160m地点で敗退することにしました。

あと標高差140mが遠かったです。



ひと休みして、10:35から同ルートより下山開始。



帰り道。たぶん中ノ尾根山。



















この後、ヘッドランプを落としたことに気付きました。

使い終わったヘッドランプを首から下げていたのですが、
本体だけがバンドから外れて無くなっていました。
この時は予備のライトも持っていません。

ビバークの準備はあったので大丈夫だったかもしれませんが、
ヘッドランプ覚悟で中ノ尾根山に突っ込んでいたらと思うとゾッとします。

明るいうちにテントに着けば問題ないと判断し、
帰り道はヘッドランプを探すことよりも早く下りることに集中しました。

13:00 合地山Ⅳ峰
16:10 諸沢山

と、なんとか明るいうちにテントに戻り、夕食も食べられました。

13時間近く息が上がるペースで歩き続け、この日はバテバテでした。




11月26日 快晴

6時起床、7時半出発。



















朝の諸沢山は素晴らしい雰囲気でした。

尾根の分岐に注意しながら慎重に下っていきます。


途中、なかなかのボルダーを発見。
























20分くらい遊びました。


9:50 日向林道。



















天気が良くてのんびり気持ちの良い林道歩きでした。


11:00 千頭ダム分岐。



















登ってきた山々を眺めながらティータイムとしました。

30分くらいゆっくりして千頭ダムへ下降。


この後は右岸林道を歩いて寸又峡温泉へ戻りました。

飛龍橋の辺りからは観光客が多くて驚きました。



14:05 寸又峡温泉に到着。



















バスが出た直後で待ち時間2時間・・・

絶望したところに” 南アルプス図書館 ” を発見。

紫岳会のホームページで祐島さんの山行記録を読んでいた時に、
その名前が出てきてたことを思い出しました。

入場も無料ということで、バスが来るまで中で休ませていただきました。

館内ではこれまた祐島さんの” 秘境・南アルプス深南部  逡巡山行記 ”を発見。
楽しく読んでいるうちにすぐにバスの時間になっていました。(完)



まとめ:
なかなかハードな山行となったが、
憧れの合地山に登れて良かった。

(文:若月)

2016年11月24日木曜日

11月23日 城山クライミング

日時:11月23日(水)

メンバー:杉山、大井、岩城


記録:祝日に暇なメンバーで城山に行ってきた。
とんとん拍子(5.8)
下部が濡れていてリードしたときはものすごく恐かった。後でトップロープ登ってみると非常に簡単であった。リードとトップロープでは精神的に差があると感じた。


グラシアス(5.9+)
続いて隣のルートにとりついた。大井がオンサイト。自分は、途中で落ちてしまった。1回登ったことがあるはずなのにやたら難しく感じた。自分のクライミング能力が成長していないように思えて悔しかった。

ブルースカイ(5.9)
見た目的には5.9には見えなかった。とりあえず大井がリードで取り付くが核心と思われるハングで苦戦していた。なんとか突破しトップロープをかけてくれたので岩城が登ってみるがハングをこえられなかった。大井の様子を見てリードしたくなかったので自分もトップロープで登ってみる。ハングしているところはホールドさえわかれば快適にこえられた。

アミーゴス(5.9)
3人とも難なく登ることが出来た。杉山、大井はレッドポイント、岩城はトップロープでノーテン

時間が微妙にあまったがここで帰ることにした。



まとめ:
今回は優しいルートしか登れなかったが、リードの経験が少ない自分と大井はリードの経験が増えてよかったと思う。岩城も前よりも登れるようになっていたと思う。今度来たときはもう少し難しいルートも登りたいと思った。

(文:杉山)