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2016年5月19日木曜日

5月15日 天竜川水系河内沢

日時:5月15日(日)

メンバー:川田(CL)、小林、若月、杉山

行程:

秋葉湖沿岸の河内川出合から入渓→標高520m付近の二俣で遡行終了→林道から下山

記録:

OBの小林さんと沢登りに行ってきた。


河内沢出合までは、浜松市街から小林さんの車で約1時間。

午前7時41分。

人口の堤防を4つほど右岸から巻いて、遡行開始。

 


  
大岩が転がる明るいゴーロから。

国土地理院地形図では“河内沢”ではなく“河内川”と表記されているだけあって、水量
が多い。



大岩の間をぬうように進む。

…それにしても今回のメンバー、本当に誰が誰だか分かりにくい。
みんな赤黒の服と沢靴に白いヘルメットである。
ちなみにこの写真は先頭が小林さん、2人目が川田さん、3人目が杉山。


午前8時20分。
2段12mの滝。
その水量と迫力に圧倒された。
右岸から巻く。
2段12mの滝を境に沢は樹林帯へ入る。
豊富な水量のもと楽しい遡行が続く。

午前10時20分。
明るい平地で一休み。



午前11時30分。
休憩地から間もなく、左岸に白いガードレールが見えたところで林道に上がる。
ここで遡行は終了。



この少し上流が二俣。
ここで渓相は一変し、大岩が沢をふさぐ荒々しい急流から穏やかな清流となる。

 

流れが緩やかになったところで再び沢に戻り入浴(笑)
水量が豊富な沢だったので、真夏の暑い時期に是非もう一度来たいと皆で話した。
この後、少し道に迷いながら午後1時30分に無事車のある所へ下山。
まとめ:
短い遡行時間ながら、充実した沢登りだった。
大滝やゴルジュの突破だけが、沢の難しさではないと気付かされた。
(文:若月)

2016年4月25日月曜日

4月16日 栃木沢

日時:4月16日(土)

メンバー:若月、高田、杉山

行程:
16日:浜松=鳳来湖=栃木沢駐車場~栃木沢を遡行し源頭までつめる、その後登山道を経由し登山口まで下山=鳳来湖=浜松

記録:
7時15分に浜松キャンパス前のサークルケイに集合し出発。高田の華麗な運転により8時30ごろには栃木沢につくことが出来た。そこから入渓の準備をする。


いざ入渓、いきなり美しいナメ床が現れる。素晴らしい景色のもと遡行を続ける。




びしょびしょになりながらも順調に進む。そこに10メートルほどの滝が現れた。まず若月が子猿のように軽快に登り支点をつくり、自分がアッセンダーで二番目に登る。初めてのアッセンダーに苦戦しつつ登っていたところ、急に仰向けのたいせいになっていた。どうやら、途中に打っておいたハーケンがとれてしまったらしい。なんにも反応することが出来ずにおちてしまった。沢登りが危険だということを思い知れた。




 そのあとは、小さい滝をこえつつ先に進む。








順調に進んでいくと今回の核心である20メートル?ほどの滝が見えてきた。今回も若月が先頭を務める。水量が多かった為、滝の左岸側から途中でハーケンを打ちつつ軽快に登っていく。続いて自分が、アッセンダーを使い登る。流れる水に苦戦しつつ、なんとか登りきった。ここで次に登る高田と意思疎通を図ったが声が届かず相手が今何をしているのかまったくわからなかった。これは今後の課題となることだろう。また、水分のせいかロープが重くなりたぐり寄せるのが大変だった。今回は2人がかりで引っ張ったのでまだよかったが、1人だったらかなり厳しかっただろう。


*)ハーケンを回収する際、残置ハーケンを1本回収してしまったらしい。場所は下の写真で人のいるあたりである。申し訳ありませんが、今後この沢を遡行する方は、留意しておいてください。





核心の滝をこえ、休憩をはさみ出発する。途中のナメで自分と高田が遊び滑りまくる。


2時ぐらいに登山道と合流しその後、源頭をめざす。滝を巻きつつ源頭につくことが出来た。そこから右側の尾根を進み登山道にでてそのまま下山した。



まとめ:今回は自分にとって初めての沢登りであった。沢の美しさを知った一方で、沢登りのこわさについても実感できた。自分にとっていい経験になったと思う。今後も様々な沢に行きたいと思った。

(文:杉山)

2004年6月23日水曜日

2004年6月23日 カラビナ破断事故について 鳳来 鬼岩

フリークライミング 鳳来 鬼岩
カラビナ破断事故について
2004年6月23日
 記: 青木睦佳




 















2004年6月23日(水)、鳳来鬼岩のアフターザレイン(12a)をトライ、 フォールした祭ヌンチャクのハンガー側のカラビナが破断した。
 幸いかぶったルートであり、ランナウトもしていなかったため次のボルトで止まり無事であった。
 落ちたのは5本あるボルトの一番上、5本目で、ヌンチャクの位置は膝くらいだった。
ムーブを起こすとき、足がロープに入らないようヌンチャクの下から足を出したのだが、この時膝の上にヌンチャクが乗り、横向きになった。
この状態でフォール。
 一瞬動きが止まった様な気がしたが、パキン!と音がして気が付いたらロープにぶら下がっていた。
 落ちた瞬間は何が起きたか分からなかったが、ロープにハンガー側のカラビナがないヌンチャクが付いていてカラビナが壊れたことが分かった。
 落ちたときビレイしていた中岡さんが「何か落ちてきた!」と言っていて、初めは中岡さんも何が起きたか分からなかった様だ。

 こういう事故はロクスノやフリーファンで紹介されていて読んでいたので知っていたが、自分が経験するとは正直驚きである。
カラビナはゲートオープン強度や横方向の強度が弱いが、こんなに簡単に破断してしまうとは。
 落ちたといっても腰より少し下、膝くらいの高さからだ。
これからは特にカラビナが横に向いた時はアゴが当たっていたりしてテコの力が掛かっていないか、ボルトに変に引っ掛かっていないかをより注意しようと思う。
 限界グレードで余裕がない時ほど確認出来ないだろうから普段からカラビナが引っ掛からない様に足出しやムーブを意識しなければいけない。
 今回は運良く一番上のボルトだったためグランドフォールにはならなかったが、一本目、二本目では確実にグランドだ。
どの様に破断したのか、フォールした瞬間カラビナがどの様な状態になっていたのか詳しくは分からないが、カラビナは絶対ではなくこの様な事も起こる事を心に留めておきたい。