メンバー:CL梅田,SL堀、大串、菅原、前嶋、松田
行程:
10日:静岡=老平駐車場-三角点-2125m地点ー天幕地
11日:天幕地-子笊ヶ岳ー笊ヶ岳ー2452m地点ー天幕地
12日:天幕地ー245m地点ー布引山ー桧横手山ー老平駐車場=静岡
記録:
久しぶりの同期山行。成人の日で街ではめかし込んだ新成人たちが大量発生する中、静かに南アルプス笊ヶ岳を登ってきた。以前からラッセルがしたいと目をつけていたランカン尾根であったが、幸か不幸か雪が少なく思っていたようなワシワシラッセルはお預け。しかし天候には恵まれたため、朝日に照らされる南アルプスを望むことができ満足のできる山行であった。
10日:
6時半ごろに麓の駐車場に到着。事前に調べた範囲では明日にかけて天候が悪くなりそうだったのでせめて今日くらいは計画通り進みたいと考えながら出発した。キャビンや壊れたターザンロープを横目に歩くと登山口に到着しランカン尾根へと入っていく。最初は笹山を思わせる尾根上の急登で木々の間をガシガシと登って行った。
最初の急登が終わると傾斜はしばらく和らぎゆったりと進むことができるが再び坂になるにつれて次第に木々が密集し始め、右手側が崖のようになってくる。ザックや足を引っ掛けて落ちないように注意が必要だ。
| 木にぶつかるザックと格闘しながら左側に重心を傾け進む |
登山者の少ないマイナーな登山道なので道の舗装もなく狭い尾根やコル、岩場を慎重に進みつつこの日の最低ラインとしていた2125地点に到着。事前の予想よりも雪が少なくかなり疲労感もあったためこの日はここでテント泊となった。
6人テント一つで6人は寝れないので予定通りツェルトを張り前嶋くんに生贄になってもらった。中は意外と温かく快適だったらしい。
11日:
この日の小笠ヶ岳から笠ヶ岳までがラッセルなどで時間がかかり最難関だと予想されるため6時半の暗いうちから出発。1日目と同様に崖の隣の樹林帯を進んでいくが、予想ほど雪がなく小笊ヶ岳手前でようやく雪が積もり始める。この辺りでわかんを装着してガチラッセルの予定だったがツボ足でサクサク進めた。
| 流石に山頂手前では雪が多少はある |
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| 雪の状態がよく楽に登れたがここをラッセルすると考えるとゾッとする |
流石に山頂ともなれば雪が顔につき風も冷たい。どちらの山頂も周囲は肩ぐらいの樹木が囲みピーク周辺は禿げていた。この時点でまだ11時前、今山行の最大の山場と警戒していた場所が拍子抜けするほど簡単に終わってしまったので予定していた2420のコルよりも先に進むことに。候補として2452の尾根の隣か布引山の直前があり、尾根の隣についた時の状態や時間で決めようと話しながら稜線を歩く。日も出てきて和らいだ寒さの中宿泊予定地だったコルを抜ける。急な斜面と樹林帯、アイゼン装着のため歩行には気を遣った。
木の根を避けつつ急な斜面を降りるのは少し怖い
12日:
最終日、まだ暗い6時半にテントを発つ。樹林帯の中とはいえ昨日に雪が降っていたのでテントに雪が集まっていた。
| 樹林帯でも積もるもんだな |
布引頂上から樹林帯へ戻り、その先に分岐がある。右側にピンクテープがあるが左側の樹林帯に入るのが正解だ。そこを抜けると岩が露出した尾根の先端に辿り着く。尾根に沿ってそのまま進む。
この先も足場の悪い場所が続く。道が崩落していたり、2人までしか一度に渡れない橋があったりとお世辞にもいい登山道とはいえず、このコースの逆回りをする場合山に取り付くまでの方がむしろ大変かもしれない。
徐々に傾斜がキツくなってくるだろう。アイゼンやピッケルで慎重におりながら進んでいくと今度は雪まで薄くなってくる。こうなってくると大変で傾斜が少し落ち着いた場所までなんとか凌ぐしかない。何とか川まで降りるとほっと一息つけた。
川を渡って左岸から行くと、あまり整備されていない登山道と氷柱があった。氷柱は初めて実物を見たので興奮する。登山道は落ち葉が大量に溜まっていて時折落とし穴になっている。
| 手すりがないと立てないくらい傾いていた |
そんなこんなでなんとか14時前には駐車場に到着した。
まとめ:
久しぶりの3年生山行。正直予想より遥かに楽な山行だった。
ただやはり自分で計画する山行は普段より事前の調査を入念に行うので、危険箇所の想定や移動も含めた計画の確認など様々な経験があった。何より無事完遂できた感動は一際大きい。
下級生たちにはぜひ自分たちで計画を組んでみることをお勧めしたい。特に自分が1番経験があるパーティでの山行は本当に人を見る力や指示を出す力など多くのものが得られるので、上級生はそういう山行を、下級生はまだ難しいならいずれ組めるよう積極的に先輩たちと一緒に難易度の高い山行に参加してほしい。
(文:梅田)


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