日時:7月6日(土)~7月7日(日)
メンバー:CL前嶋,SL梅田,松田,菅原,有間,高林,中村,大串,増田,鈴木琴,鈴木大
行程:
6日:静岡=歌宿-仙丈小屋-仙丈ケ岳-小仙丈ケ岳-長衛小屋
7日:長衛小屋ー仙水小屋ー仙水峠ー駒津峰ー甲斐駒ヶ岳ー摩利支天ー駒津峰ー双児山ー北沢峠こもれび山荘=静岡
記録:
甲斐駒・仙丈に行ってまいりました。3年生は1年生の時に黒戸尾根経由で登っています。今回違うルートかつ南アルプスの女王と呼ばれる仙丈ケ岳も行けるので楽しみ。2日通して高低差があるルートですが張り切っていきましょう。今回マイナーではあるが、丹渓新道ー馬の背ー仙丈ケ岳のルートで挑む。某先輩方も過去に甲斐駒仙丈を登っているが、体力錬成合宿という点では既に何か勝っている気持ちでいました。そして計画した本人は足の不調のため欠席、良い景色だったので言えることだが、残念😊!
記録:
甲斐駒・仙丈に行ってまいりました。3年生は1年生の時に黒戸尾根経由で登っています。今回違うルートかつ南アルプスの女王と呼ばれる仙丈ケ岳も行けるので楽しみ。2日通して高低差があるルートですが張り切っていきましょう。今回マイナーではあるが、丹渓新道ー馬の背ー仙丈ケ岳のルートで挑む。某先輩方も過去に甲斐駒仙丈を登っているが、体力錬成合宿という点では既に何か勝っている気持ちでいました。そして計画した本人は足の不調のため欠席、良い景色だったので言えることだが、残念😊!
静岡から高速利用し戸台パーク(仙流荘)へ。そこには既に始発のバスに乗るために並ぶ登山客の行列が。私たちがほぼ最後でした、バスは3台ほど運行。バスの運転手さんのアナウンスが面白く心地よかった。眠かったが、お話も聞きたいという葛藤。30分ほどバスに揺られ歌宿で下車。運転手さんに応援され、北沢峠に向かうバスを見送った。あんなに登山客がいたのにここで降りる人は私たち以外にはいなかった。しばらく歩き、丹渓新道登山口にていざ入山。
天候曇りで暑すぎなかったのが良かった。しかし暑いのは暑いので早く稜線に出たいかも~。何もない樹林帯をしばらく登る。道中、地図上で花畑の表記があったがよくわからなかったのは残念だった・・・周りを見る余裕欲。また、崩れた斜面にてカモシカを発見。写真を撮る前に逃してしまった…。バスの運転手さんが戸台大橋の看板にもあるシンボル(?)のカモシカについて触れていたので一目見ることが出来て満足。
馬の背あたりまで来たところで、ひらけた場所に出る。
仙丈ケ岳と仙丈小屋 |
近づいてきた今日の目標。ここ最近の山はガスガスだったので、景色が見えるのはやっぱり良いですね。
12時半頃女王制覇。天気ももってくれました。周りもよく見えた。前回の空木はガスガスだったため個人的に既に満足。
山の天気はわからないねー。
お酒の飲みすぎはほどほどに。(美味)
駒津峰着。この時点でコースタイムからかなり遅れた。ここでデポするという意見が列裏の上級生らで出ていたらしいが、考えている時間がもったいないとしてそのまま進む。
2年前は雲海が広がってとても幻想的だったが、今回は周囲の山容が全部見渡せてとても気持ち良い。そして2年前とは違って山が何となくわかるのも楽しい。もしかしたら山を続ける価値はここにあるかもしれない__
まとめ:
12時半頃女王制覇。天気ももってくれました。周りもよく見えた。前回の空木はガスガスだったため個人的に既に満足。
仙丈ケ岳がなぜ女王なのかという疑問に後輩から「北岳(王)があるからじゃないですか」と言われて腑に落ちた。確かに。仙丈ケ岳というかっこいい名から男の方が妥当だろうと思っていたが、丸みを帯びた稜線は確かに女王っぽいかも。稜線がSラインに見えてきた。
女王をあとにして小仙丈ケ岳へ向かう。と、雨がちらつく。合羽だけきて雨がひどくなる前に樹林帯に入っちゃおう、とするも、さらに強くなってきたのでザックカバーもつけて行動再開。しかし、行動開始後すぐに止む。何人かとすれ違ったが彼らも雨具を着用していなかったため先は大丈夫だろうとレイヤードも兼ねて小休憩。山の天気はわからないねーなんて話しながら動き出そうとしたときにまた雨足が強くなる。さっきのこともあるためレインウェアを着る着ないは個人にまかせて行動再開したが…。
長衛小屋まで降りっぱなしでした! |
上にいたとき怪しい雲が迫ってきていると把握していた部員もいたため観天望気やはり大事。そして、樹林帯入ったものの針葉樹は屋根がないに等しいため雨貫通。地図から分かる情報もやはり大事。
皆ずぶ濡れでこの日の行動は終了。しかし、夕立に合う経験が出来てよかった。
雨も止み、外で晩酌 |
2日目
本日は甲斐駒へ向かいます。
後輩が沢が重なるルートのため、増水したらどうしよう、このテン場も危ないんじゃないかと夜通し考えていたらしい。結局雨も降らず、沢は増水しても危険性が少ないことが分かったが、こういう視点は重要。学ばせていただきました。
仙水小屋ー仙水峠では地図上は砂礫であったが実際は大きな岩ががれた感じ。浮石多いが岩場は楽しく通過できた。
仙水峠にて小休憩挟み、しばらく続く急登に意気込む。
右の鳳凰三山、オベリスクがわかりやすい |
甲斐駒ヶ岳と摩利支天 |
駒津峰着。この時点でコースタイムからかなり遅れた。ここでデポするという意見が列裏の上級生らで出ていたらしいが、考えている時間がもったいないとしてそのまま進む。
この判断について、デポを何時間まで許容するかの認識の違いがあった。皆がアタックザックに切り替え、日帰り装備として考えるのなら3時間ほどの行動も良いのではないかという意見。部員のほとんどがアタックザックを持っている状況であればデポの選択も広がる。
しかしこの人数のデポは邪魔になりかねないし盗難の可能性もないわけではないので避けたい、といったところだろうか。?
ところで、実際山に来てまで盗む人って存在するのか。?
登っている最中ヘルメットを装着している登山者がちらほら見えたためヘルメット装着の有無について考えたが、落ちたら一発アウトの面で付けている節もあるのだろうか。ガレ場のように頻繁な落石の危険性はないが・・・。この山域での装着義務はないが、不安に思うなら付けるのが最もだろう。と感じた。
後ろに仙丈ヶ岳も見えて良い。ここまで歩いてきたのか、感嘆。
八ヶ岳が見える |
、、、で、なんでこの山が摩利支天なんでしょうかね。
甲斐駒ヶ岳から摩利支天まで素直に向かえないのはこの切り立った崖があるからか、と後輩が一言。なるほど、また後輩から学ばせていただきました。そしてクライミング勢はさっきから「綺麗なクラック!」「あそこボルトありませんか!」とうるさい。ボルトなんてねーよ
でっけーイワ |
甲斐駒ヶ岳から摩利支天まで素直に向かえないのはこの切り立った崖があるからか、と後輩が一言。なるほど、また後輩から学ばせていただきました。そしてクライミング勢はさっきから「綺麗なクラック!」「あそこボルトありませんか!」とうるさい。ボルトなんてねーよ
バスに間に合ってしまう。歌宿まで歩くか、バスに乗ってしまうか…。
今回はバスで帰りました。たまたまツアーの方の貸し切りバスに乗らせていただき快適に帰れました。また、歌宿まで歩いたとしてもバスが満員で乗れなかった可能性もあるという点からもおとなしく諦めましたが、事前の下調べで把握しておくべき事項であったと反省。
今回も怪我無く帰ってこれました、お疲れさまでした。
帰りは毎年恒例ぼんち |
食べすぎておかしくなった梅田、SLお疲れさまでした。 |
まとめ:
SLの梅田は大きな声を出せるので登山者とのすれ違い等スムーズに行えたのではないだろうか。相手への気遣いも個人的にはグッド👍。急遽CLになった前嶋も良かった。以前のCLがダメダメだったらしいが、ダメなところは今回で改善していた様子。また、改めてポジティブ要員は大事であることを気づかされました。なれないSLCLお疲れさまでした、先輩らしい一面を見れたので良かったです、反省点も沢山挙げられましたがそれぞれ吸収して次の山行に役立てていただけたらなと思います。
1年生に関しては2人とも強くて頼もしい。中村は知識、鈴木はタフさって感じで良いね。2人とも歩行がまだ不安であるが、これに関しては経験ありき。また、先輩方は「気を付けて歩こう」といった抽象的なアドバイスでなく具体的にどう歩いた方がよいかといったアドバイスを増やしていけたらよいと思います。昨年同様に既に1年生が優秀であるが故の課題でしょうが、原因分からないと改善もないですしね。もちろん気づかさせるための”あえて”も良いと思います。先輩方の新たな学び・気づきにもつながると思いますので・・・。1年生2人はこの時点で大分歩いたのでより強くなることでしょう。今後に期待星。
(文:鈴木琴)
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