メンバー:CL増地,SL増田 高林 鈴木 有間 菅原 堀 前嶋 松田 梅田 大串
行程:
27日:静岡=夜叉神峠登山口(7:30)-夜叉神峠(8:20)-杖立峠(10:00)-苺平(11:25)-南御室小屋(12:00)
28日:南御室小屋(4:30)-薬師岳(6:00)-観音岳(6:50)-地蔵岳(8:30)-南御室小屋(13:00)-夜叉神峠(15:20)-夜叉神峠登山口(15:50)=静岡
記録:
2023の締めくくり山行に選ばれたのは、鳳凰三山。
鳳凰三山といえば、今年の夏、数人が初一年生山行で行ってましたね。
2年生にとっても、1年生の時に行ったなつかしい山。
これまでの雪訓ではあまり雪に恵まれず...
いよいよ本格的な雪山へ。
下調べ段階で少々不安ではありましたが。
雪を求めていざ!
27日
7:30
夜叉神峠入口出発。
まあ、まだ雪はないよね… |
夜叉神峠までは程よい登り。トラバースでつづら折りを繰り返し、徐々に登っていく。特に迷う箇所もなく、夜叉神峠小屋へ到着。
バックが最高 |
「夏来た時より葉っぱが落ちてて周りがよく見えますねー」(後輩S)
そう、変わったのは葉が落ちたことくらい。
快適に秋山を歩く。
苺平11:25頃着。この四角錘みたいなのが看板代わりになっている。
夏に来たときはテントでいっぱいだったテン場も、今回はどこでも張り放題。
とりあえずど真ん中にテントを設営。時間があるので、雪訓をします。
スタンディングアックスビレーを、ぎりぎり実践。
ピッケルと環付きカラビナ、スリングで、雪面にアンカーを作る。使用時は主に雪山アルパインもしくは雪山登山でロープを出したい時、懸垂下降したい時など。
なかなか実践で使うことが無いからこそ、しっかり練習しておきたい...
登る人、ビレーヤーに分かれて実践。
まじめにやりました。
まじめにやった後ですよ。 |
夕食はみんなで食べることに。
28日
3:00起床。
満月だったため、ヘッテンにプラスされて見やすい。
ヘッテン行動だったが、おかげさまで少し視界が良好だった。
砂払いに出るとその先はもうハイマツ帯、風が厳しいのでレイヤードを行う。
白ーい!砂が。
アイゼンはまだ装着しないが、練習のためピッケルは持って歩く。
時々強い風が吹くが、徐々に明るくなりはじめ、テンションは上々。
雪も吹き飛ばされてほぼない状態。雲海が広がり始め、地上は隠されていく。
もう、明けましておめでとう日本!って言いたかったね。
観音岳から地蔵岳までは登り返しが強く、大変。観音岳を下り少し稜線横部に入ったところは、風が吹きつけないため雪が残り、慎重に下る。
途中で大ウソつきの看板があった、気がする。コースタイムはちゃんと自分で調べてきなさいよってことかな、うん。
とても気持ちの良い稜線で、左に白根三山、前方に甲斐駒、右奥に八ヶ岳と、雪の積もった山が見える。雪山を歩いている気分にさせてくれた。
雪はないがやはり綺麗。オベリスクが堂々とそびえたっていた。
いつか登った景色を見たい。
下山は雪山岩場の練習を兼ねて、アイゼンを装着。岩場でアイゼンは扱いにくく、いい練習になった。
途中、休憩ポイントをいつ挟むか、ということで意見の違いがあった。
稜線は風をよけれる場所が少なく、判断に迷う。
みんなの体力と、現場状況が要ですね。
アルバイトしない~?って、めっちゃお手伝いしたかったです、すみません!
二泊三日の予定だったが、順調に下れたので本日中に下山することに。長い長い下りは先頭鈴木にバトンパス。はっやい!あっという間に夜叉神峠についた。
無事に下山。ほうとうを食べて帰る。
無事に下山。ほうとうを食べて帰る。
2023締めくくり完。
まとめ:
まとめ:
雪がなく、本来より難易度が下がった山行になった。雪山の経験を積んでおきたかったので少し残念だった。だが、スタンディングアックスビレーの復習ができたり、アイゼンでの稜線歩きができたりと、基本的な練習を丁寧にすることができて良かった。
雪山を隣に見ながらの稜線歩きは、とても気持ちが良かった。私は雪山に対して、夏山以上の怖さがあるが、それでもあの景色は、山に登りたいと思わせてくれて、驚いた。
全体としてはまとまりはあるが時間管理がいまいちだったと思う。冬山の朝の準備や、休憩時のメリハリは、常に考えておきたい。
全体としてはまとまりはあるが時間管理がいまいちだったと思う。冬山の朝の準備や、休憩時のメリハリは、常に考えておきたい。
色々なことがありましたが、2023も山で遊ばせていただいてありがとうございました。
(文:有間)
(文:有間)
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