2016年8月17日水曜日

8月15日 早木戸川 瀬戸の渓谷

日時:8月15日(月)

メンバー:高田、若月

行程:
15日:浜松=瀬戸際橋付近ーおきよめの湯下堰堤ー瀬戸際橋=浜松

記録:

『日本の渓谷'97』(現品は持っていない泣)に収録されている早木戸川 瀬戸の渓谷へ
行ってきた。
記録も10年ほど前の記録によるとすごいゴルジュがあると言う。
想像以上に自分達にとってはヤバ沢だった。


























入渓前のいつも通りの若月

5時半浜キャン前サークルK集合。7時半過ぎに到着。
瀬戸際橋下流側すぐの車一台ギリギリ停まるスペースに車を置く。
瀬戸際橋上流側の適当な場所から入渓。道路との高さが意外にある。

前日の雨のせいか、水が濁り気味だ。
10分ほど平凡な渓相を遡ると、大きな淵に守れたゴルジュの入口に到着する。





















ゴルジュ入口の巨大な淵。

水は濁っており、何か出そうで怖い。
この淵がヤバかった。

淵が始まって直ぐに足の着かない深さとなり、泳ぎを強いられる。
側壁付近も全く足が着かない。
そして側壁の手がかりもあまりない。

自分は泳ぎが得意な方なので問題なく滝の取り付きに着いたが
その時、自分の名前を呼ぶ声がし、後ろを振り向くと若月が
溺れかけていた。

何とか岸に辿り着いたが、水の怖さを改めて思い知る経験であった。

その後30分ほどぼーっと淵を眺め、ザックピストン法による泳ぎを練習し、
帰ろうということになった。

ザックピストン法は防水袋に空気を入れるとなお効果的かつ安定的に
使うことができるとわかった。

懲りない自分達はこれを利用して淵を突破し、ゴルジュを見に行くこととした。
自分がまず滝の取り付きまで泳ぎ、若月をザックピストン法で引っ張った。

滝は左岸の側壁沿いにそれほど難しくなく通過できる。

滝を越え、目の前に広がるゴルジュの淵に震えた。


































ゴルジュになみなみと注がれた水はどこかおだやかで.奥まで続いていた。
ここも足が着くわけもなく、泳ぎで突破した。
ゴルジュが左にカーブし現れる3mCS滝は左岸から登ることができる。
ここを越えると、沢は穏やかな渓相となり、詰めるとおきよめの湯下の堰堤となる。


まとめ:泳ぎの沢の難しさを如何なく体験した。
ゴルジュは側壁が高くせり立ち閉じ込められたような錯覚に陥るもので、
少しキザな言い方だが、自然が作り出すものの迫力に畏怖の念を
感ぜずにはいられなかった。大変自分の糧となる沢だった。
(文:高田)

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