2022年10月1日土曜日

2022/9/29~10/1 南アルプス 茶臼岳〜聖岳

日時:9月29日(木)~10月1日(土)

メンバー:CL増地,SL奥津,高林,鈴木こ

行程:
9月29日:静岡=畑薙第一ダム-茶臼岳登山口-茶臼小屋
30日:茶臼小屋-上河内岳-聖平小屋-前聖岳-奥聖岳-前聖岳-聖平小屋
10月1日:聖平小屋-上河内岳-茶臼岳-茶臼小屋-畑薙第一ダム=静岡

記録:

夏の本合宿が怪我、追試、体調不良とが重なって中止、代わりの個人山行を計画するも土砂崩れにより中止、と山行に行けなかった中、なんとか夏休みが終わる前に行けた今回の山行。

今夏の記録的な大雨により道路が崩れている個所もあり、交通規制がされているなど、山は大丈夫なのかと不安な気持ちを抱きつつ向かう。

無事駐車場についたので長い林道と長い橋を渡っていざ入山。。

始まり

9月末とはいえ登り始めると流石にまだ暑い。しばらく進むとヤレヤレ峠に到着

ヤレヤレ

その後は沢を行ったり来たりする。上って下ってと序盤からきつい。

綺麗に整備された1号橋




怪しい





1号橋に安心するも段々雲行きが怪しくなる橋たち。最終的には丸太のみに…
途中ウソッコ沢小屋で休憩しそのまま横窪沢小屋にも到着。


横窪沢小屋

休憩してその後はただひたすら登る。


少し危ない痩せ尾根を抜けると茶臼小屋が見えてくる。ここまでくると少しひんやり。冬はこの尾根がひやひやするポイントらしい?

小川の音が気持ちいい
(追記:冬はここのトラバースが緊張)



茶臼小屋到着!

この後茶臼岳に上る予定だったが、ガスで何も見えないので最終日のお楽しみにすることに。少し雨も降ってきたので急いでテントを準備する。ここまで誰ともすれ違わなかったが小屋でソロの方と会うことができた。


この時点でまだ14時。暇ムードが漂っていると奥津がトランプを取り出した。
ナイス奥津

負けず嫌いしかいないのでみんなで真剣に大富豪を楽しみ、高林が思わぬところで強運を発揮していた。自分が今何回勝ったか詳細に覚えている陰湿さを兼ね備えながら


いい感じに暇をつぶせたので夕飯作り。今夜はパスタ。パスタの残り汁をコンソメスープでいただこうとすると鈴木がスープをこぼしてしまった。



ん?
大富豪のほとぼりが冷めず延長戦。睡眠時間を削りながらするババ抜きは楽しかったです。

初日は気づいてる人もいたが増地さん以外写真をほぼ撮らなかったので明日以降は撮るように反省して各自就寝。


2日目
朝はパンとコンポタを食べて4時半ごろ出発。星空が綺麗でした。
暗くてよくわからないまま花畑を抜けて上河内へと向かう。
天気よさそうな予感

朝焼けに照らされて赤く染まる山々


上河内に到着し、分岐にデポして頂上へと目指す。

景色抜群
頂上に着くと見渡す限りの山。空が青く雲一つない展望、朝なので山の影も濃くはっきりとしていてとてもきれいでした。


個人的に、この綺麗にできた三角形の影がお気に入り


感動のあまり泣いてしまう奥津
(寒いだけ)

集合写真をとって上河内を後にする


その後は聖平小屋を目指してまた歩く。
この日は本当に天気が良く山がはっきり見えている状態で景色を常に楽しみながら歩いた。

南岳

すごく崩れてる

聖平小屋到着!
無事到着。茶臼にはたった1人しかいなかったのに聖平小屋には沢山の人がいて驚いた。聖側の林道は封鎖されていなかったのだろうか…
休憩した後、小屋に荷物をおいて軽くしてそのまま聖へと向かう。奥津の優秀ザックがかなりコンパクトになって面白い。

近いようで遠い定期

距離感バグるガレ場
常念小屋を思い出す

聖岳到着!
ひたすら登り到着。ただただ疲れてきつかったが荷物が軽いのが幸い。景色は最高。



ゆっくり休憩して、奥聖もとって、集合写真とって聖平小屋まで戻る。


またトランプしてる…
小屋に戻ってきた。盛り上がるとうるさくなってしまうので外で遊ぶ。高林は昨日の調子が出ずしばらく大貧民が続く。
そのまま外で夕飯を食べる。今夜はカレー。普段食べることのできない美味しさが保証されたご飯にわくわく。


今夜も食べた後も薄着の高林には我慢してもらいながら暗くなるまで遊んだ。
小屋の中でも外でもすこし騒ぎすぎたと後々反省。

3日目
朝ごはんはカレーメシ。これもわくわく。

準備も楽で早く食べられるが少し物足りなく感じた朝ごはん。今日はそのまま来た道を戻るだけ。帰りはSLを交代して高林に。今日も天気はよさそうで安心。

奥津の優秀iPhone
聖平小屋を出て開けた場所に出ると空一面の星空に大興奮。


南岳についた瞬間

ダイヤモンド富士
運よくその瞬間に立ち会えました。


帰りの花畑では先頭二人が山道ではなく県境にしるしをつけていたのでコンパスや地形と合わず不安なまま進んでいた。
そのまま茶臼の手前まで進む。デポして茶臼岳へと向かう
茶臼岳から見える上河内と聖

天気は相変わらず優勝している。登った山を一望できてよい締めになった。

記念撮影

茶臼小屋で休憩してそのまま下山。2泊3日お疲れ様でした。



まとめ:
ここには書ききれなかったが、他にもババ抜き後の謎のクソゲー、毎食増地さんの私物にこぼす鈴木、ガチ萎え高林、奥津のメガネデビューなど濃く楽しい山行だった。

本命の2,3日目が天気良くて景色もよくて良い山行だった。
反省点として、初日は人がいなかったので騒いでもあまり問題なかったかもしれないが、2日目は周りの方に迷惑をかけたかもしれないと反省。1年は仲もよいということもありテントでの過ごし方を注意されることが今後何回かあるので気を付けていきたい。
また、下りは何回か道を間違えて進むこともあったので地図読みだけでなく周りをよく見て本当にこの道で合っているか、安全かと吟味することが大事だと感じた。
(文:鈴木)


2022年9月15日木曜日

2022/9/14~15 尾白川鞍掛沢乗越沢 遡行

日時:9月14日(木)~9月15日(金)

メンバー:CL蓮容,SL増地,池田,奥津

行程:
14日:静岡=日向山登山口ー林道終点ー乗越沢出合(泊)
15日:乗越沢出合ー日向山山頂ー日向山登山口=静岡

記録:
14日
今回は蓮容さん以外が初めての沢泊であり、蓮容さん曰く「楽しめる沢」に連れて行ってくださるそうだ。


登山口の車を止めここから暫く林道歩き。途中に車両進入禁止の看板があったがあそこまで入れる車はいないと思う。

良い感じのトンネル

2時間弱歩き入渓点へ。最後の入渓点までの下りがとても急だったが張ってあったロープを使用し下りました。

行ってきます
水属性です

沢に入ってすぐ現れるお釜&ナメ滝。他大学の山行記録にも書いてあったが緑がとても美しい(バスロマンの色らしい) ここは良い滑り台でした。
お釜を過ぎ暫くすると滝が。左側を登るが上が滑りそうなのでロープを出した。今回はここでしかロープは使用しなかった。

上がスベスベしてた
上の方が滑りやすくヌメヌメしていた。池田さんは前回来た際には滑ってしまったらしく、今回リベンジに成功し喜んでいた。先輩方は危なげなく登り切るが、僕にはヌメヌメがきつく感じられた。歩いてるのに少しずつ滑っていくのを感じ(いやだなぁ)、生きた心地がしなかった。
そこを登り切り暫く歩くと深さ、広さ、流れともにベストなプールを発見。

そこではなぜか飛び込み大会が開幕。優勝は蓮容さんだ。芸術点、高さともに素晴らしかった。
その後もてくてく歩いて行く
てくてくてくてく
楽しそうに登る池田さん

何をしたかったのだろう

今回唯一巻いた滝
ここは右側を巻いた。個人的に高巻きはあまり好きではないので、巻きが少なかったこの沢は楽しかった。その後乗越沢出合の付近で超適地を見つけ1日目終了。そしてお楽しみのキャンプ開幕!


まずいわけないよね


なんかいいよねぇ

目がキラキラ

15日
起床

乗越沢出合

2日目は乗越沢出合の登りからスタート。下半分を登り途中から左側を巻いた。



1日目と異なり水量も多くなく、あまり登るところはなかった。ひたすら急な登りの連続だった。沢靴での登りに慣れておらず、急だったことからただただきつかった。そして沢靴であることを感じさせないペースで高度を上げてくけんしんさん。流石っすね。

そろそろ沢とお別れ

脱渓後散歩と称して鞍掛山をとり上機嫌で下っていく先輩達。
仲良し


日向山までの若干の上り下りも信じられないぐらい飛ばしていく先頭のけんしんさん。そして続く先輩方。う~ん、、、 自分もそれなりのペースのはずなのに置いてかれる、、、解せぬ
1人バテてる後輩の図

これぞ日向山といわんばかりのビーチ

手に持つタイプの看板

どなた?


圧巻はここからだった。日向山からの下り、僕の頭の中にはある歌が流れていた。

走る~走る~俺たち 流れる汗もそのままに

要はそういうことです

下山してから蓮容さんに尋ねたがどうやらこれが当たり前らしい。当たり前か、、、なら仕方がない。





まとめ:
今回の沢は冒頭でも述べたが初めての沢泊でした。行く前には若干の不安があったが沢、そして料理すべてが楽しく最初の沢泊が最高の物になりました。計画や準備をしてくださった蓮容さんのおかげです。肝心の沢登りではまだまだ先輩方との技量の差を感じました。ですが前回よりも登り等で少しずつではありますが力がついたと感じられたのでこのまま頑張っていきたいです。
(文:奥津)