メンバー:CL高田、大井
行程:
26日:静岡=舟山十字路(6:00)-立場山(7:00)-青ナギ(7:35)-阿弥陀岳(10:15)-(御小屋尾根経由)-舟山十字路(12:50)=静岡
記録:
連日の雨の中、天気の回復が見込めるこの日に冬季の偵察もかねて阿弥陀岳南稜に行ってきた。
舟山十字路より御小屋尾根方面に進んだ所のゲート |
一般ルートではないと言いつつ道標がしっかりある |
広河原橋を過ぎて直ぐのところに阿弥陀岳南稜への取り付きがある。
広河原沢を渡ると、急な登りが始まる。
赤テープがたくさん。この先の道中も《阿弥陀岳⇒》といった道標がいくつもある。
この感じ八ヶ岳 |
旭小屋への分岐辺りから大井のペースが上がらず様子がおかしい。
調子が悪いという。もう少し歩いてみて様子が変わらなければ撤退することにするが、
青ナギに着くころにはだいぶ良くなっているようで続行することにする。
青ナギ |
青ナギの斜面は葉紅葉が美しい。この日はガスが出ていてスッキリとは見えなかったが
阿弥陀もドーンと見える。
ガスが薄くなってきた 阿弥陀岳南稜 |
南稜のP1P2は何の問題もなく知らぬまに通過する。
核心と言われるP3。直登ルートとガリーコースがある。
直登ルートはボルトやら残置ハーケンやらゴロゴロあるのかと思いきや、
壁にそれらの類は全く見当たらなかった。(見落としているのかもしれないが…)
P3 |
富士山。この前日静岡側に冠雪があったらしい。 |
青空にテンションが上がる |
今回は冬季コースでもある、ガリーコースから登る。
前日までの雨のせいか、水がちょろちょろ流れており、岩が濡れているが
斜度自体が緩いので問題なし。ただ、万が一足を滑らせればかなり下まで落ちるだろう。
ガリーコース |
ガリーコースにて大井 |
厳つい権現岳と丸い編笠山 |
P4も問題なく通過すると、赤岳側から阿弥陀に登る大勢の登山客が見える。
こちらもあっという間に山頂。
しばし展望を楽しみ、御小屋尾根より下る。
阿弥陀岳 赤岳と富士山をバックに |
マリオに出てきそうなキノコ |
まとめ:
美濃戸口のような長い林道歩きがなく、人も少なくとても気持ちのいいルートであった。
積雪期を想像しながらの余裕のある穏やかな山行だった。
(文:高田)