メンバー:CL有間、SL鈴木、奥津、高林
行程:
19日:静岡=朝霧高原-端足峠-雨ヶ岳-大見岳-毛無山-朝霧高原=静岡
記録:
今回の山行は1回生だけで行う山行であった。やりたいという話は前から出ていたが各々の都合などもありこのタイミングで行うこととなった。他の記録などを参考にしながら自分たちのレベルで行くことが出来、なおかつ登りがいのある山にしたいという考えのもとで毛無山が選出された。
これからは運転要員になるから寝てられなくなっちゃうのかな |
計画段階から予想できていたことだが、案の定空模様は微妙である。雨でないだけましだがこのままだと頂上から展望は望めないかも…といった感じだ。
割と仲の良いこの代である |
平坦な自然歩道が終わりいよいよ登山開始である。貯水池を過ぎ少しずつ傾斜がきつくなっていく、、、の前にいきなり道迷いが発覚した。まだ歩き始めて10分も経っていない、、、原因は分岐に差し掛かった際にコンパスの向きの確認をしっかりと行いきれなかったこと、そして何も考えずに前の人についていってしまったことにあるだろう。引き返すか悩んだが現在地がはっきりと分かっていること、そして確実に登山道と合流できることから強引に復帰することとした。
登山道への復帰を急ぐ |
無事に復帰できたがいきなり猛省すべき点が出来てしまったスタートとなった。
今回のSLは鈴木である。序盤からかなりのペースで進んでいく。進んでいく。進んでいく。…前を歩いていた高林と目が合った。丸1年の付き合いだ、お互いの考えは言わなくても分かる。「え、マジか」「早くね」「鈴木にペース落としてとはいえない」「マジでやべぇ」、、、。人のことをとやかく言うことではないかもしれないが、この1年間で一番成長したのは間違いなく鈴木だと(多分みんなが)思っている(はず)。
かなりのペースで進むSL鈴木、続く高林 |
端足峠まではほんと順調である。ペースも非常に良く、コースタイムをかなり巻きながら進むことが出来ている。
余談だが、ここでの上りでじいちゃんばあちゃんを追い越した。かなりのご高齢カップル(のように)見えたが、今回の山行では今後も登場することとなる。
晴れ間が見えた(時もあった) |
何事もなく雨ヶ岳をとれた。案の定?景色は良くない。ここでペースも悪くなかったことから普通に休憩を取った。その最中、先ほどのじいちゃんばあちゃんが目の前を通過。ほんの一瞬の休憩を挟み、僕たちよりも先に動き出す。
歩き始めてすぐにじいちゃんばあちゃんに追いつき、ごめんねぇって言われながら先を譲って良いただいた。登山をしていて割とよくあることだが同じ人を抜いたり抜かしたりを繰り返すのはあまり好きではない。(個人的に)
ちらほら雪が |
歩き始めてすぐにじいちゃんばあちゃんに追いつき、ごめんねぇって言われながら先を譲って良いただいた。登山をしていて割とよくあることだが同じ人を抜いたり抜かしたりを繰り返すのはあまり好きではない。(個人的に)
もう手慣れたものです |
ちらほらと凍っている箇所が目立ち始めすれ得違う人たちの足にはチェーンスパイクが。
出来れば使う機会がないことを祈っていたがそうもいかず、アイゼンを装着。少し判断が遅く着けにくい場所での作業となってしまった。で、手間取ってる間にまたまたじいちゃんばあちゃんと遭遇。道の譲り合いになったが、すぐには付け終わらなかったことから先に行っていただいた。
余談だが、毛無の山頂までの間に再びじいちゃんばあちゃんを追い抜いた。度々すみませんでした。
......休憩時間を長く取ると次の動き出しが地味にきつく感じることがある。じいちゃんばあちゃんにならって、ちょうど良いペースで歩き続けて休憩時間を短くしていくのも正解の1つかも?と勝手に感じていた。
まだまだ余裕の表情 |
あとは天気さえ、、、 |
ちゃんと食べます |
相変わらずの良い笑顔 |
毛無の山頂を取った後、アイゼンをどうするか話し合った。この後は標高を下げて行くだけだがどのくらい積もっているか分からないため近くの展望台まで様子をみようということになった。この判断が良かったのかは分からない。
その後下りに入ってから、展望台の手前で鈴木がアイゼンを引っかけて転倒。山頂を出てから雪も見当たらずアイゼン外してても良かったかもしれない。判断することの難しさを感じた瞬間だった。
鈴木の転倒以外には特にこれといったこともなく順調に下山。景色こそ見れなかったものの1回生だけで楽しく行ってこれた。
まとめ:
山岳部に入部して1年が経つ前に1回生だけでの山行を行うことができて良かった。先輩方がいないことで自分たちで全ての判断を行う必要性があり、来年度上級生になったときに向けた課題も確認することができた。天気こそ悪かったものの非常に充実したものであった。
気が付けば入部してもう1年である。山行中もその話題で持ちきりだった。楽しかった山、きつかった山、来年度入ってくる部員の数や男女比、等々。もう次の年度になり、上級生となる。頑張っていくぞ。
(文:奥津)
(文:奥津)