2026年1月17日土曜日

2026/1/17,18 中央アルプス檜尾岳

日時:1月17日(土)~1月18日(日)

メンバー:CL大串,SL梅田,前嶋,堀,中村,鈴木,笹木,青島,日比野,湯本,清田

行程:
17日:静岡=新太田切発電所―檜尾登山口―赤沢の頭―しゃくなげのピーク下幕営適地 

18日:幕営適地―しゃくなげのピーク―檜尾岳避難小屋―檜尾岳―檜尾岳避難小屋― 
しゃくなげのピーク―赤沢の頭―新太田切発電所=静岡 


記録:
期末試験前最後の山行で中央アルプスの檜尾岳に行ってきました。
もともと年末山行で登る予定でしたが、3年生が集団インフルエンザの可能性があり直前で断念。
今回はそのリベンジということで鼻を長~くして待っていました。

駐車場からの朝日。
僕のとなりの車が出発と到着でドライバーと助手席が1年生ズで変わっていなかったので、事情を聞いてみると唯一の上級生、堀爆睡。交代なし!悪魔の所業!!

橋で写真をとりました。天気がいいね。



登山道までの道は凍っており普通に上級生も滑っていました。ぷぷぷ




いざ、入山!





彼が、行き全運転の勇者です。


こんな感じでノートレースだったのでみんなでラッセルしました。
意外と深い。


雪に抹茶ラテの粉末をかけて.......




食う!!



ご満悦。



結構登ると人によって整備されたかのような見晴らしスポット。
檜尾岳は中央アルプスに位置しているので、あれは北アか南アか八ヶ岳ですね。
う~ん、よし!


赤石の頭につきました。時刻は12時過ぎ。
2時半くらいにシャクナゲつければいいなあと思っていました。



1年生にもたくさんラッセルしてもらいました。



うおおお



へあっ!



うえ~い


かなり時間が経過したどり着いた看板。
まだ半分も行ってないンゴと嘆いた記憶があります。


傾斜が急になり、ルーファイも難しくなってきました。


やっとの思いでシャクナゲのピークに到着。時刻は4時過ぎ。
はじめての人もいたので、やはりラッセルは時間がかかりましたね。
テントは先輩たちの記録からシャクナゲのピーク直下に張ることに。



これは朝の写真ですが、前日テントを張り終わるころには暗くなり始めていました。
6人テント2張と3人テント1張を張るには狭く、コルだったので風も強かったです。
ピークに張ってもよかったですが広さ的にはあまり変わらなかったです。
元も子もないですがもう少し人数が少ないといいですね。



2日目出発!



ぱあ!



ぱああ!



パン!




!?




!?!?
Mr.大串はアイゼンを忘れた!
冬山で珍しいどうにかならないタイプの忘れ物、檜尾避難小屋に残置になりました。






というのも避難小屋手前の稜線が少しクラストしており山頂直下はガチガチだろうと。



ふかふかでした。
避難小屋残置でなく雪の様子みてクラストしてたら引き返してもらうでもよかったかも。
数年前の記録の印象で判断してしまいましたね。




山頂写真





siri say do





下山の写真がすっくなかったです。
堀、清田の爆速下山。
隊の列が長くなってしまいちょくちょく転倒している子もいました。
やっぱり「先いってていいよ」ではなく「みんなそろうまで待とう」がよいと思います。

まとめ:
天気に恵まれ、風も弱く快適な山行でした。
1日目、終わらないラッセルをしている時は普通に帰りたかったですが、それでもラッセル楽しかったです。
下山後の温泉のことを考えている時間がいつもより少なかったので、それだけ山がよかったということですね。
冬の中央アルプスのよきところを今回たくさん知れたので個人的にまた行ってみたいです。
ありがとうございました。

(文:前嶋)





2026年1月11日日曜日

2026 1/10〜11 深南部 六呂場山 不動岳(撤退)

日時:1月10日(土)~1月11日(日)

メンバー:CL青島,SL日比野,笹木,湯本,清田,
大門
行程:
10日:静岡=駐車場-矢筈山-六呂場峠-幕営地
11日:幕営地-不動岳-鎌崩岳-駐車場=静岡 

記録:
こんにちは。1年生だけでは2回目の山行です。今回は冬の深南部ということで、藪漕ぎや多少の積雪を想像しながら、期待と緊張が入り混じった気持ちで臨みました。一方で、当日は風が強くなる予報も出ており、楽しみな反面、少しの不安も抱えての出発となりました。 余裕を持って2時集合という気合の入り方でしたが、やはり山は何が起こるか分かりません。

10日
スタッドレスタイヤを履いていない不安を抱えつつ、慎重に車を走らせます。実は昨年11月、不動岳を目指すもまさかのパンクで撤退した苦い記憶が…。 今年こそは!と意気込んでいた矢先、後ろを走っていた車から連絡が入りました。
「コンビニで車が動かなくなった」
エンジンはかかるのに動かないらしいです。
不動には結界が張られているのかもしれない… 急行してみると、駐車場のど真ん中で立ち往生するレンタカー。数人がかりで試行錯誤した末、最後は大門が運転を代わると、動き出しました。気を取り直して再出発。
林道は一部崩れいたものの、今回は無事に登山口まで行けました。7時頃入山。

読図頑張る


登山口からはいきなりの急登。本来のルートを外れ、右側の尾根沿いを進むことになりましたが、ここがなかなかの悪路。慎重に進みます。時間がかかっているはず、と思いきやコースタイムより早くてびっくり。



最初の急登を登り終わり、開けた場所へ

楽しそう


10:30 矢筈山南峰に到着



11:00 矢筈山にも着きました



しかし、六呂場山への分岐手前で笹木が足の痛みを訴えます。立っているのも辛いようだったので長めに30分ほど休憩しましたが回復せず、予定より手前ですがここで幕営を決定しました。
六呂場山手前の平らなところで泊まり、周回をするという案も出ましたが、明日の天気が悪くなりそうなことや、笹木の足が心配なこともあり、当初の周回プランは諦め、明日は六呂場山をピストンして下山する方針に。 やはり不動岳周辺は、何か起こる。

休憩中


さっさとテントを立て、余った時間は恒例となってきた大富豪をしました。

時間があるとレーションの減りも早いですね。

マヨパン


11日
5時半起床。風の音に少し不安を覚えつつ、スープパスタで体を温めます。幸い、笹木の足も歩けるまでに回復しました。

7時に出発し、荷物を置いて六呂場山へ。 道中は激しいアップダウンの連続。薄っすらと雪が積もった痩せ尾根もあり、気が抜けません。そんな中、日比野と清田は相変わらずの快足ぶり。後ろを置き去りにせんばかりの勢いでずかずか進んでいきました。



コアラ



風が強い


六呂場の山頂直下は広々としていましたが、見晴らしの良さとは裏腹に、足元は不安定な岩が重なり合う急傾斜のガレ場。ヘルメットを着用しても良かったと思いました。

六呂場山まであと少し


六呂場山到着!

六呂場の6?


六呂場山の山頂を無事に踏み、下山開始。 行動中は会話も交えつつ、順調に下っていきます。






ラスト、行きで通った道は絶対に下りたくないので、地図とコンパス、ピンクテープを頼りにルートを探します。



無事に林道へ合流できました。
そして林道を激走する大門・清田・日比野。

林道カット?


一方、青島・笹木・湯本はちんたら歩きます。 すると右手に見えてきたのは、「奈良代橋」。なんか鳥居みたいでかっこいい。
渡れないかな?通行止めの看板は無さそう...
勇者青島が足を踏み入れる。
しかし3、4歩進んだところで、
ズボッ!
きれいに踏み抜いた。
見ている側もヒヤリとしましたが、本人が一番肝を冷やしたことでしょう。
無事に帰れてよかったです。

痕跡


まとめ:
車のトラブルから始まり、ルート変更など、今回も一筋縄ではいかない山行でした。しかし、メンバーでしっかりと話し合って無理のない判断を下せたことは、大きな成果だと感じています。
今回の山行では、1年生がCL、SLを担いましたが、特定の誰かに判断を任せきりにするのではなく、全員が主体性を持って読図に関わっていた姿が非常に印象的でした。
自分たちの経験が浅いことを自覚していたからこそ、常に慎重さを欠かさず、トラブルの中でも自然と助け合いの意識が共有されていたと思います。
また、深南部ということもあり、自由にルートを見出して歩く楽しさも感じられたので良かったです。
一方で、藪漕ぎができなかった点は心残りです。不動岳はいつかリベンジしたいです。

(文:湯本)










2026年1月10日土曜日

2025/1/10~12 ランカン尾根笊ヶ岳布引山周回

日時:1月10日(土)~1月12日(月)

メンバー:CL梅田,SL堀、大串、菅原、前嶋、松田

行程:
10日:静岡=老平駐車場-三角点-2125m地点ー天幕地
11日:天幕地-子笊ヶ岳ー笊ヶ岳ー2452m地点ー天幕地
12日:天幕地ー245m地点ー布引山ー桧横手山ー老平駐車場=静岡

記録:
久しぶりの同期山行。成人の日で街ではめかし込んだ新成人たちが大量発生する中、静かに南アルプス笊ヶ岳を登ってきた。以前からラッセルがしたいと目をつけていたランカン尾根であったが、幸か不幸か雪が少なく思っていたようなワシワシラッセルはお預け。しかし天候には恵まれたため、朝日に照らされる南アルプスを望むことができ満足のできる山行であった。

10日:
6時半ごろに麓の駐車場に到着。事前に調べた範囲では明日にかけて天候が悪くなりそうだったのでせめて今日くらいは計画通り進みたいと考えながら出発した。キャビンや壊れたターザンロープを横目に歩くと登山口に到着しランカン尾根へと入っていく。最初は笹山を思わせる尾根上の急登で木々の間をガシガシと登って行った。

植生やきつい斜度など笹山を思い出す

最初の急登が終わると傾斜はしばらく和らぎゆったりと進むことができるが再び坂になるにつれて次第に木々が密集し始め、右手側が崖のようになってくる。ザックや足を引っ掛けて落ちないように注意が必要だ。
木にぶつかるザックと格闘しながら左側に重心を傾け進む

登山者の少ないマイナーな登山道なので道の舗装もなく狭い尾根やコル、岩場を慎重に進みつつこの日の最低ラインとしていた2125地点に到着。事前の予想よりも雪が少なくかなり疲労感もあったためこの日はここでテント泊となった。
6人テント一つで6人は寝れないので予定通りツェルトを張り前嶋くんに生贄になってもらった。中は意外と温かく快適だったらしい。
テントの近くにツェルトを張る


11日:
この日の小笠ヶ岳から笠ヶ岳までがラッセルなどで時間がかかり最難関だと予想されるため6時半の暗いうちから出発。1日目と同様に崖の隣の樹林帯を進んでいくが、予想ほど雪がなく小笊ヶ岳手前でようやく雪が積もり始める。この辺りでわかんを装着してガチラッセルの予定だったがツボ足でサクサク進めた。
流石に山頂手前では雪が多少はある

小笊ヶ岳からアイゼンを装着しコルを抜けて笊ヶ岳のピークを目指す。ここまで来ればしまった雪がよく積もっていて初めて冬山らしくなった。かなり急な頂上直下の登りを抜けてようやく笠ヶ岳山頂に到着。
雪の状態がよく楽に登れたがここをラッセルすると考えるとゾッとする

流石に山頂ともなれば雪が顔につき風も冷たい。どちらの山頂も周囲は肩ぐらいの樹木が囲みピーク周辺は禿げていた。この時点でまだ11時前、今山行の最大の山場と警戒していた場所が拍子抜けするほど簡単に終わってしまったので予定していた2420のコルよりも先に進むことに。候補として2452の尾根の隣か布引山の直前があり、尾根の隣についた時の状態や時間で決めようと話しながら稜線を歩く。日も出てきて和らいだ寒さの中宿泊予定地だったコルを抜ける。急な斜面と樹林帯、アイゼン装着のため歩行には気を遣った。
木の根を避けつつ急な斜面を降りるのは少し怖い

無事2452の尾根まで到着。樹林帯でわかりづらいが少し降りると平でかなり広いテント場があり少し早いが今日はここで行動終了に。せっかく雪があるので地盤作りや飲水用の雪の確保などをきちんとやり手早くテントに入った。その晩はなぜかスマホに入っていた立川志らくの時そばを聴きながら眠りにつく。

12日:
最終日、まだ暗い6時半にテントを発つ。樹林帯の中とはいえ昨日に雪が降っていたのでテントに雪が集まっていた。
樹林帯でも積もるもんだな

稜線上に戻り歩いていくと次第に木々がまばらになっていく。朝日に照らされる南アルプスを見ながら布引山山頂に到着。この辺り泊まれると聞いていたがそれらしいスペースが見つけられない。
布引頂上から樹林帯へ戻り、その先に分岐がある。右側にピンクテープがあるが左側の樹林帯に入るのが正解だ。そこを抜けると岩が露出した尾根の先端に辿り着く。尾根に沿ってそのまま進む。

徐々に傾斜がキツくなってくるだろう。アイゼンやピッケルで慎重におりながら進んでいくと今度は雪まで薄くなってくる。こうなってくると大変で傾斜が少し落ち着いた場所までなんとか凌ぐしかない。何とか川まで降りるとほっと一息つけた。
川を渡って左岸から行くと、あまり整備されていない登山道と氷柱があった。氷柱は初めて実物を見たので興奮する。登山道は落ち葉が大量に溜まっていて時折落とし穴になっている。
手前から見ると本当にわからない


落ち葉に足を取られつつ進むと橋?を見つけた。危険すぎるので1人ずつ慎重に渡る。もし部の山行だったらここでかなり時間を取られただろう。
手すりがないと立てないくらい傾いていた

この先も足場の悪い場所が続く。道が崩落していたり、2人までしか一度に渡れない橋があったりとお世辞にもいい登山道とはいえず、このコースの逆回りをする場合山に取り付くまでの方がむしろ大変かもしれない。
そんなこんなでなんとか14時前には駐車場に到着した。

まとめ:
久しぶりの3年生山行。正直予想より遥かに楽な山行だった。
ただやはり自分で計画する山行は普段より事前の調査を入念に行うので、危険箇所の想定や移動も含めた計画の確認など様々な経験があった。何より無事完遂できた感動は一際大きい。
下級生たちにはぜひ自分たちで計画を組んでみることをお勧めしたい。特に自分が1番経験があるパーティでの山行は本当に人を見る力や指示を出す力など多くのものが得られるので、上級生はそういう山行を、下級生はまだ難しいならいずれ組めるよう積極的に先輩たちと一緒に難易度の高い山行に参加してほしい。


(文:梅田)