2024年12月7日土曜日

硫黄岳 雪上訓練







日時:
12月7日(土)~12月8日(日)

メンバー:CL高林,SL松田,菅原,堀,大串,中村,前嶋,梅田,鈴木(大)

行程:
7日:静岡=桜平駐車場–夏沢鉱泉−オーレン小屋

8日:オーレン小屋–赤岩ノ頭–硫黄岳–夏沢峠–2581m分岐–オーレン小屋–夏沢鉱泉–桜平駐車場=静岡

記録:
 気温も下がり冬山の季節となってきたので、アイゼンやピッケルを使った歩行に慣れるために、雪上訓練を行うことになった。そこで、雪も積もっているだろうと八ヶ岳に行くことになった。あくまで今回の目的は訓練なので、天候が悪くなったらすぐに撤退するという注意喚起のもと、山行に挑んだ。

7日
7時半に駐車場に到着。
本当は上の駐車場に車を止めたかったが、車の性能が心配だったので、下の駐車場に車を止めてしばらく林道を歩くことに。所々、地面が凍結しており冬山の洗礼を食らった。

    サングラスでウキウキの前嶋さん

地味な登りがきつい

9 時15分に夏沢鉱泉に到着
行程時間が少ないためお楽しみをいっぱい持っていたが、初めての雪上歩行だったため、この時点でかなり疲れてしまった。幸い、本日の目的地であるオーレン小屋までは少しの時間で着くことができるため、命拾いした。

       外のベンチで休憩

10時5分オーレン小屋に到着

ここが本日泊まるところとなるオーレン小屋のテン場。到着して少し休憩した後、歩行の仕方やピッケル、アイゼンの使い方の講習を行った。雪はあったが水分量が少なくさらさらしていたため、あまり歩行については実感が掴めなかった。講習が終わった後、冬季小屋に行ってみると、なんと、他のパーティーが宴会を行なっていた。僕は疲れていてすぐ寝てしまったが、小屋に来た先輩たちは色々分けてもらったらしい。
広くていいね!

鬼ごっこをしていたらしい

      菅原さんが教えてくれた

各々がしばらくの間、休憩し時間もいい感じになってきたので、16時ごろに集まりご飯を作ることにした。今回のご飯は、ホワイトシチューとフランスパンになり、今回も大串さんが率先してご飯を作ってくれた。大串さんが作ると失敗がないのでとても安心できる。シチューはもちろん美味しかったが、フランスパンが思ったよりも美味しく、これからの山行に持っていこうと決めた。

      シチューとフランスパン

8日
時々起きてしまい昨夜はあまりよく眠れなかった。とりあえず朝ごはんの準備をしながら、昨日できなかった荷物の整理を行った。朝ごはんは、毎度お馴染みの肉団子の入ったラーメンだった。嫌いではないがなぜかこの日はあまり箸が進まなかった。ご飯を食べ終わった後は、ゲーターを靴につけテントの撤収を行なった。もう一方のテントはゲーターを中でつけることを忘れており、外で付けていた。撤収が終わり6時半ごろ行動開始。登るにつれ積雪の量が
増えていき、歩行も辛くなってきた。

8時20分赤岩ノ頭到着
ここで一旦耐風姿勢の訓練を行なった。また、風が強かったので、この後の行動をどうするのかの相談も行なった。相談の結果、アイゼンとゴーグルを付ければ、硫黄岳までは行けるだろうということに

        耐風姿勢の練習

     ゴーグルとアイゼンを装着中

9時15分硫黄岳に到着
道中から風が強く吹いており、山頂では先が見えなかった。そのためここで引き返すことに。アイゼン歩行は思っていたよりも楽に歩くことができ、楽しかった。赤岩ノ頭に下る際、強い風が吹いてきて飛ばされそうになったのにはびっくりした。下りの際は余裕が出てきたので、雪面を滑りながら降りたりした。オーレン小屋で一服し、残りの行程を進んだ。下りはとても楽で、スムーズに進むことができ、12時30分には下山できた。

     ここにピッケルの残置が

駐車場にて岩を吟味する男たち

まとめ:
 無駄なものを持っていき大変ではあったが、これからのことを考えるといい訓練になったと思う。冬山のことも色々と知ることができ、実りのある訓練となった。今回は風が強く、綺麗な景色を拝むことができなかったが、また行く時は拝んでみたい。
(文:鈴木大樹)







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