メンバー:CL増田,SL高林,有間,大串,梅田,前嶋,鈴木(大),松田,堀,中村
行程:
3日:静岡=栗代山登山口-大小屋戸山-尾栗峠-抜ヶ谷山-幕営地
4日:幕営地-風イラズ-前無間山-大無間山-前無間山-風イラズ-抜ヶ谷山-尾栗峠-大小屋戸山-栗代山登山口=静岡
記録:
3日:小雨
本来であれば2年前の大無間周回のリベンジの予定だったが天候の関係で2泊3日は難しいという判断になり、大無間ピストンに変更となった。正直、かなり楽しみにしていたため残念ではあるが仕方ない。
スタート
天候はあいにくの雨。ただ、文句を言っていても仕方ないのでとっとと歩みを進める。
ブレる二人
栗代山の山頂標識がまさかの枝にぶら下がっている方式で驚いた。多分次回来るときには無くなっていると思う。
ガンガン登ります
森の妖精さん
バリエーションルートにしては全体的に踏み跡がかなり明瞭で少し拍子抜けしてしまった。そんなこんなで大きなトラブルもなく、一日目は終了し、抜ヶ谷山を通過した直後の1621m付近で幕営した。
4日:晴れ
翌日は打って変わって快晴となった。
段々と冬の空に近づいている
ほんの少し冷や冷や
大無間に近づくに従って若干道が悪くなり、ペースにも陰りが見え始め、大無間を取るか否かで少し話し合いをした。最終的にペースを気合で上げれば取れるという判断になり、取りに行くことに。
皆さんは読めるかな?
守りたいこの笑顔
若干みんな疲れている
皆さんは読めるかな?Part 2
60点の笑顔
紅葉もようやく見頃です
何とか大無間も取れて、無事下山...。とはならず、ここからが本山行における最大の核心となった。下山は栗代山を取らずに、登山道の下を通る林道を使う計画であった。しかし、この林道までのアプローチがかなり悪い。倒木や枝が多く、足が取られかなり通過に難儀した。
まだマシなところ
林道に着くまでにかなりの時間を要してしまい、合流する頃にはあたりはかなり暗くなってしまっていた。後は林道をただ歩いていくだけと考えていた。途中で林道が崩壊していたのだった。林道が崩壊した地点の近くには梯子が設置されていた。事前の下調べが甘く、この梯子を使えば、いずれ林道に復帰できると安易に考えてしまった。いざ、登ってみるとスーパー激悪トラバースをする羽目に。眼下には真っ暗な谷が広がっており、足を滑らしたら恐らく無事では済まないであろうことが容易に想像できた。
スーパー激悪トラバース
しかも、途中で頼りとなっていたロープが無くなり、完全に進路が分からなくなってしまった。ここで増田は尾根を気合で直登して上に何かないか探しに行った。すると、運よく別のトラバース道に合流できた。このあたりで、梯子のかなり手前に階段が設置されていることを思い出し、どうにかして元来たトラバースを戻り、階段を上ってみた。最終的に増田と合流できた。
真っ暗です
まとめ:
そんなトラブルもありつつ、何とか下山。行動時間は驚異の14時間となってしまった。今回のダメだった点はリサーチ不足に尽きる。この林道に関する情報は完全に見落とされていた。一歩間違えたら遭難などの最悪の事態もあり得る状況であったと言える。今回のようなことは新南部などのマイナー山域に入山する際にはついて回るものだと言える。今後はこのようなことがないように注意していきたい。
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