2024年8月3日土曜日

2024/8/1-3 常念岳 蝶ヶ岳 大滝山

日時:2024年8月1日~3日

メンバー:CL菅原,SL大串、高林

行程:
1 日 静岡=三股―前常念岳―常念岳―常念小屋 
2 日 常念小屋―常念岳―蝶槍―横尾分岐―蝶ヶ岳―大滝山荘―大滝山 
3 日 大滝山―まめうち平―三股=静岡

記録:
テスト週間を挟んだり、なんだかんだで三週間ほど山行が無かったのでこのままだと事前合宿に体力的な不安感があるということで夏休みの初日から北アルプス常念岳周辺に行ってきました。
2時に大学に集合して下道で三股登山口の駐車場まで向かいましたが、8時前に着いた地点でもうすでに上の駐車場は満杯だったので少し下に停めて歩きました。
登り始めから急登でどうにも自分の調子が出ず、大串に水を2L持ってもらって何とか食らいついていく形になってしまったのが本当に情けない。テスト明けも相まってただでさえ足りてないのに更に体力が足りていないのが一番の問題なのだが、それに加えて今回は睡眠不足と朝食の栄養がまだ回り切っていない感じがして、今後そこら辺も含めてマネージメントしていけるようになりたい。
今回はトレーニングの意味も込めて液体類を一人7L以上持っていたのだが、樹林帯での急登と前常念岳直下の岩稜帯で確実に効いてくる。おそらくこれで雨が降ろうものなら心が折れていたかもしれない。3日間を通して天気が良く景色に支えられた山行であった。
出発時刻があまり早くないので夕立が来る前にテン場についてしまいたくて、前常念岳で水をいくらか捨てる決断をしたのだが、前常念から分岐までは思っていたよりもかなり歩きやすく、結果論的には正直捨てなくてもよかったのではないかと後々思ってしまったが全ては自分の弱さが招いた結果であるから小屋で水を買うことにした。
分岐に出ると真正面に槍ヶ岳が見え、去年の本合宿で歩いた稜線の美しさにテンションが爆上がり。裏銀座から槍ヶ岳と槍ヶ岳から伸びる東鎌尾根・北鎌尾根は北アルプスに来たんだなと実感させてくれる。常念小屋は200mほど分岐から下ったところにあるのだが、かなりのがれ場で明日登り返すことに若干の憂鬱さを感じながら慎重に下って行った。
晩御飯は米にシーチキンとコーンと入れてコンソメで味付けしたものと、バイト先で頂いてきた余りもののカツ。前日までテストを受けていたせいでろくに食糧計画を立てずスーパーで適当に見繕ったせいで3日間野菜がなかったのはプチ反省である。高林さんの下山後の昼ご飯の希望がサラダバーであったのは驚いた。
自分は食べ終わってろくに荷物も整理せずに寝落ちしてしまったが、6人テンに3人であったためにさほど邪魔にはならなかったようである。
2日目は三時半に起床しラーメンと肉団子を平らげ、四時半に常念小屋を出発。朝日に照らされる槍ヶ岳がきれい。常念岳山頂での休憩時に昨日のうちに2L補充したはずの自分のハイドレーションから1L以上夜のうちに漏れ出ていることが判明し、2日目の水がギリギリになることが確定したが、漏れちゃったもんはしょうがない…買えることを祈ります。
ツアー客も相まって常念岳山頂はにぎやかでした。今年度の山行は昨年度よりも天気のいい割合が高い気がする。さんざん筆者の雨男説が言われているがこの山行で覆せたのではないだろうかと思ったり……。
常念岳から蝶槍までは一気に下った後に登り返して南下を繰り返します。しっかり寝た分1日目よりは確実に動きがいいのを実感してました。睡眠時間だいじ!
このあたりから穂高連峰が非常によく見えました。涸沢カールから上がって涸沢岳を挟んで北穂・奥穂と西穂から槍までの稜線がくっきりしていて、いつか歩いてみたいなと強く思いましたね。
蝶ヶ岳ヒュッテから大滝山方向の分岐に進み小一時間下りて登ってを経ると突然大滝山北峰がでてきて、大滝小屋のテン場指定地になっていて驚きました。張り数は少ないが景色もよく大滝小屋のトイレが水洗(?!)でたいへん良かったです。
ねるねるねるねを作ったり、暑さと開放感から服を脱いだり思い思いに過ごしていたところ、もう一方天幕する方がいらっしゃって西穂から槍への縦走や後立山連峰縦走の話を聞くことが出来、山の先輩方はやっぱりすごいなと感じましたね。
映画トップガンに出てきそうな雰囲気を醸し出している高林さん。人生初ねるねるねるねに大感激を受けていました。夜はパスタを茹でて就寝。
翌朝テントを出ると思わず笑ってしまう程に綺麗な雲海が広がっていました。雲海と朝日に照らされる穂高連峰を見ながら下山を開始します。ピストンの憂鬱なところは下ったところを登り返すところですよね。
やはり人気な山だけあって登ってくる人も多く、常念岳から蝶ヶ岳の区間は外国の方もかなり多い印象を受けました。下山後にカモシカスポーツに行くことが決定したため皆の気持ちはそちらに傾きつつありましたが、なかなか下山も長く感じました。
なぜ迂回路が設定されているのか分からなかったのが、実際行ってみると沢が増水すると登山道が冠水するために一度尾根にあがる迂回路があるのを知ってよくできてるな~と感じましたね。

まとめ:
1日目大串には情けない姿を見せた形になってしまったが、事前合宿でバテるよりは相当マシだったと思う。快晴の北アルプスを3日間堪能することができ、体力的にも次の北アルプスへのモチベーションをかなりあげることが出来た。同期がパワフル系ばかりでいつも助けて貰ってばかりなのだが、いずれソロでも行けるように個人としての心身両面でのレベルアップもはかっていきたい。どうしても北アルプスは遠いので運転してくれる高林さんはありがたい。急な計画にも関わらず乗っていただきありがとうございました!
(文:菅原)






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