2002年9月28日土曜日

2002年9月25~26日 富士川水系福士川 中流部ゴルジュ遡行

富士川水系福士川 中流部ゴルジュ遡行

日時:2002年9月25,26日
メンバー 深沢(農M2)、山本(農M2)、田丸(農4)、青木(農2)、久保(農2)、桜庭(院研究生)


 
 9/25 晴のち曇
   8:30静岡~10:00徳間~10:30遡行開始~11:00第一ゴルジュ~12:00第ニゴルジュ~14:30第ニゴルジュ上
 山本、青木の車に分乗して福士川を目指す。今日はこの時期としては比較的暖かい。適当に買い出した食料を分けて、遡行を開始する。堰堤を越え、巨岩が転がる広い河原を歩く。巨岩だらけで歩きづらくなった頃、いきなり沢幅が狭まってゴルジュとなる。第一ゴルジュは一応ロープを出す程度で難なく通過。問題の第ニゴルジュ。去年の登攀ラインは水流に洗われ、取り付けるかわからない。最初は田丸が飛び込みで通過を試みるが流れに撃退される。次は櫻庭が秘密兵器の足ヒレを使い水流越え、滝に取り付く。滝の水流を避け、窮屈なチムニーを越えて、巨大なチョックストーンの下に入る。去年中岡が打ち込んだボルトが並んでいるが、斜めに延びている。どうやら大チョックストーンが傾いたらしい。そのせいでボルトが水流に洗われ、腐っているように見える。一本目は大丈夫だが二本目は抜けてしまった。アブミに乗ってせっせと新しいボルトを打ち込む。ボルト4本の人工で第ニゴルジュ突破。しかし、問題はその後で後続が登って来られない。田丸だけ抜けてきたが、後は長く水につかって体力を消費してしまい、登ってくることができない。仕方ないので他の4人は巻くことにする。第ニゴルジュ上で焚き火が燃え上がる頃、巻いたメンバーが懸垂で沢床に下りてくる。そのまま、そこで幕営。



 9/26 曇り
  10:00出発~12:00第三ゴルジュ上~14:00第四ゴルジュ上~15:00遡行終了
 少し歩くと第三ゴルジュ入口。去年越えられなかった流れの強い渕は秋ということもあり随分と水勢弱くなっているように見える。にしても泳ぎの弱い僕らパーティーには十分難しい。久保が足ヒレと水中眼鏡を使ってクロールで突破。第三ゴルジュの出口は3m程の滝だがオーバーハングして直登できない滝である。櫻庭が右岸側壁を3本のハーケンを使って越える。第四ゴルジュも去年とは流れが違う。青木が最初の釜を簡単に越え、巨大ポルダーのてっペんにボルトを打ってFIXする。後続を迎え、去年振り子泳ぎで突破した最後の釜に入るが、水量が少なくはるかに簡単だった。最後の滝をこえて4つのゴルジュを完全突破。そのあと巨岩の乗り越しに一箇所苦労したが、観光用の遊歩道に上がり遡行終了。青木と山本が車を取りに下り、奥山温泉に入って帰る。奥山温泉は5時までなので4時までには遡行を終えるように頑張ろう。七つ釜入口の1KM上なので、歩いてきたときも時間があればよっていくといいと思う。帰りは長沼のスタミナ太郎で焼肉を食って帰る。そういえば自分は明日誕生日だった。

総括
 福士川中流域ゴルジュ帯を「泳いで滝に取り付きダイレクトに突破する」という周論見はうまいこと達成することができた。中岡のチャレンジ精神が突破口を切り鯛いて完成させた山登りだったが、当の本人はビックロックの大岩夫妻と錫杖岳ヘルート開拓にいっていた。中岡の山登りに対する向上心がいまだに燃えていることを示している出来事だと思う。さて、山行内容についてだが、やはり沢は一年間で随分変化するもので、予想していたものと随分違っていた。今回の場合、予想以上に簡単になっていて問題は発生しなかったが、当然予想以上に難しいなんていうこともよくあることで、そういう部分を乗り越えていくのも山登りの面白さであると思う。最初からわかりきっていたら山登りなんてやってないだろう。冬山なんていうのはそういう不確定要素(特に天候、積雪)が強いので好んでやっているわけだ。ちょうど岳人に「ゴルジュ突破やろうぜ」という企画が掲載されていて、福士川が難渓として紹介されていた。なんだかいい気分ではある。しかし、ボルトを使用しなくては越えられず、よりよいスタイルで遡行する余地はまだある。完成までに三度のトライを要したこの遡行も10年後にはよりよいスタイルで、ちょっとした散歩のごとくやってのけるやつも出てくるだろう。そういった進歩を疑うことなく夢見れる山というフィールドは僕たちにとってやはり最高のプレイグラウンドだと思う。その進歩に負けないぐらい自分も進歩していきたい。10年、20年後でもバリバリ山に壁るぞ。
(文責 櫻庭)

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