メンバー:CL東,SL奥津,池田,鈴木(健),高林,有馬,鈴木(琴)
行程:
4日:静岡=寸又峡温泉駐車場ー朝日岳登山口ー朝日岳
5日:朝日岳ー朝日岳登山口ー寸又峡温泉駐車場=静岡
記録:
4日:天候 晴れ
今年も深南部の季節がやってきた。直前に増地さんが発熱をしてしまったため一人少ない状態で実施した。1年生にとっては初めてのバリエーションルートでの山行となる...はずだった
当然のように無視されていく看板(良い子はマネしないように)
立ち入り禁止にされているだけあって道はあるものの、落ち葉が多く、人があまり通っていないことが一目瞭然だった。今回は快晴だったので特に問題はなかったが雨の時は落ち葉で足を滑らせかねないので注意が必要かなとふと思った。
さて、登るぞ!
ここからはただひたすらに登っていくだけである
登って
登って
登っていく
珍しく目が開いている
なかなか癖の強いくつろぎ方
かなりの急登が連続した。また、写真をみても分かる通り地面が砂っぽくなっていたため油断すると足が持っていかれてしまうポイントだった。地面が脆いためラックの危険性もあったため無理のない範囲で急ぎ足で通過した。
しばらく歩みを進めていると「展望所」なる看板が見えてきた。
地上でも紅葉が始まっていることを考えるとさぞ、素晴らしい眺めが見られるのだろうと期待しながら向かってみた。
なんだこれは
何も見えない。本当に何も見えない。今まで酷い景色は幾度も見てきたがぶっちぎりの酷さだった。ここまで来ると逆に面白かった。あまりにも期待外れで落胆しつつも歩き続けた。
The 紅葉
※展望所ではありません
こっちの方がよっぽど展望所である。こうなると看板を作った人の目が節穴だったに違いない。もう1か所展望所があったがお察しの通りの素晴らしい()景色でした。
そんな感じで和気あいあいと登っていたがこの辺りから本山行の雲行きが怪しくなり始めた。1年の鈴木の膝が悲鳴を上げ始めてしまった。数か月前の山行で痛めて以来、あまり膝を休めずにジャムや山行に行っていたことで完治していなかった。本人は今まで大丈夫だったから今回も行けるだろうと思っていたらしい。しかし、今回の最大の問題は1年同士は分かっていたが上級生が誰も把握していなかったことであった。本来そのような状態なら共装の分配や山行参加への可否も含め事前に検討しなければいけなかった。自分は上級生も知っているだろうと思い込んでいて伝えることをしていなかった。本山行での一番の反省点である。
山頂
結果として朝日岳山頂に何とかついたもののコースタイムより30分以上遅れて到着してしまった。その後、これからどうするか全体で話し合った。このまま行くのか、ここで泊まるか、泊まるとして明日の行動はどうするのか、お互いに意見を出し合って相談した。最終的にこれ以上進むと行動不能になるリスクが高すぎるため当初の計画は断念し、朝日岳で幕営し、明日はそのまま下山することが決まった。
個人的にはバリエーションルートが楽しみだったため少し残念ではあったがまだ自分たちには行ける機会がいくらでもあるので今度の楽しみとすることにした。
驚異の豚肉2kg
星形のグミを見つけて満面の笑みの東さん
5日:天候 晴れ
翌朝は下山のみであることも考えて7時ごろ出発した。
まとめ:
今回これからの山行でも大切になるメンバーの体調の把握について重要性を再確認することができた。やはり、思い込みはするべきでないと痛感した。また、撤退を判断するという場に立ち会えたこともある意味ではよい経験になったと考えている。みんなと意見を出し、議論を交わして方向性を決めていく、これから必ず使うであろうことを得ることができた。これから天候など読むことがより難しくなる冬山が本格的に始まる前に体験出来てむしろ良かったとも思えた。
危うく撮り忘れるところだった集合写真
下山は順調にいき、11時前には下山ができた。一時はどうなるかと思ったが無事に下山出来て何よりだった。
レンタカーを2泊3日で借りていて勿体なかったので次の日は山梨の方まで冬装備を見に行くなどした。また、帰りには今年の夏に免許を取ったばかりの1年生が運転にチャレンジした。これで部のドライバー問題も解決しそうだ。
まとめ:
今回これからの山行でも大切になるメンバーの体調の把握について重要性を再確認することができた。やはり、思い込みはするべきでないと痛感した。また、撤退を判断するという場に立ち会えたこともある意味ではよい経験になったと考えている。みんなと意見を出し、議論を交わして方向性を決めていく、これから必ず使うであろうことを得ることができた。これから天候など読むことがより難しくなる冬山が本格的に始まる前に体験出来てむしろ良かったとも思えた。
個人的な反省として久しぶりの2泊3日の山行ということもあって荷物が重く、途中かなりしんどい時もあった。やはり、歩荷などで体力をつける必要があると思った。授業などがあって部活以外で歩荷の時間をとるのは難しいが出来だけするように頑張っていきたい。
(文:高林)