ラベル 安倍奥 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 安倍奥 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2019年10月31日木曜日

2019/10/26~27 安倍奥 七人作りの尾根 八紘嶺

日時:10月26日(土)~10月27日(日)

メンバー:CL宮下、SL市川、中川、佐野

行程:
26日:静岡=新田バス停(8:45)-稲荷大明神(9:09)-△1357.9(10:50)-1766(13:20)-1730(13:55)
27日:1730(5:30)ー蜂蜜山(6:46)ー大谷嶺(7:55)-八紘嶺(9:24)-1480分岐(10:29)-道路(10:45)-梅ヶ島温泉(11:23)=静岡

記録:

26日:晴れのち薄曇り
 静岡駅から2時間弱直通バスに揺られて登山口最寄りのバス停へ到着。登山口付近には駐車場としてはグレーゾーンな場所が鳥居の横にあるだけなので登る際はバス利用をお勧めする。ちなみにトイレは駅で済ませた方が良い。この週末は行楽日和と聞いていたのだが…。
 9:09 鳥居を潜り登り始める。
9:17 山行の天気を祈る。だが神無月だ。
 10:50 1357.9m三角点。
 11:05 広い尾根の右手側。少し崖崩れに。
 12:56 藪漕ぎ。わっせ わっせ。
身長を超えるほどの笹藪にも遭遇。
13:59 傾斜の緩い平らな場所で設営。
 鳥居をくぐったら登山開始。気温は高くなかったがまだ日があって急登なためか汗がしたたり落ちる暑さだった。石段を超えたらお社がありそこを右側から尾根にのって登り始めた。東にある別の尾根と合流し三角点の場所まで尾根を登ったとき、コンパスが示す方向と実際に歩いた道が少し異なる現象に遭った。だがしばらく登ると方向もあってきたのでしっかりと尾根の上を歩くと良いだろう。

 1300mを超えたあたりから笹薮が登場。三角点は踏み跡から少し左手にあったので正しく尾根に乗れていたら見つかるはずだ。ここからは藪漕ぎ&藪漕ぎで進んで行く。たしかに藪漕ぎではあったが密度はそれほどでもなかったので比較的易しい方だと思う。

 1766mのピーク付近は多重稜線になっていて何回か尾根を跨いで歩いた。地形図で見るのと実際に見るのでは地図には表れない細かな地形的特徴も多くあり思った以上に読図が難しく勉強になった。幕営はピークから少し下りた場所で行った。左に行ったところには崖の法面工事のための柵があるので現在地の把握が容易であった。
16:40 夕焼け。

 秋という事で夕食は鍋を解禁。静岡県民御用達である黒はんぺんを初めて食べたがつみれに似ているというのが感想である。夜は防寒着をあれこれ用意したがあまり冷え込み過ぎなかったので快適に眠ることができた。夜中用を足しに行った人は鹿の鳴き声が恐かったそうだ。


27日:薄曇り
 4時起床で朝食をとり撤収し、5時半には登り開始。まだうす暗く遠くが見えにくくコルまで下りるのが大変だった。そこからは左に崖が常に存在しているのだがあまり崖上を歩くことも少なく藪漕ぎもなかったので歩きやすかった。
5:48 夜明け。
 崖との境。
 6:58 露頭がしっかりと見える。
 熊の爪痕…?
 わかんを拾う。
 蜂蜜山を背中に。
 7:59 大谷嶺到着。
9:35  八紘嶺到着。
 富士に笠雲がかかっている!
 10:45 道路に出た。
 11:17 梅ヶ島温泉の登山口。

 途中いろんなものを見たり拾ったりして七人作りの尾根を登り詰め大谷嶺に到着。そこからは登山道があるので容易に下山。台風の後だったので心配していたが然程荒れている様子もなかった。ただ、安倍峠に行く稜線上のルートはいまいちわからなかったのが残念である。


まとめ:
 地形図に表れない細かな実際の地形の読図の難しさを体感することができた。思った以上になんともない場所だったり複雑だったりと読図力が必要される場面も多かったが意外と登りやすく藪漕ぎができる山だと思う。
 わかんも落ちていたので冬季も一度登ってみたい。
(文:宮下)

2018年7月19日木曜日

2018年7月8日 十枚山(1年生トレーニング登山)

日時:7月8日(日) 十枚山

メンバー:CL市川、SL岡、中嶌、寺野、中川、大和田、恒川、宮下

行程:静岡駅(7:03) =関ノ沢入り口(8:28)―登山道入り口(10:10)ー分岐(10:35)ー十枚山(12:00)ー十枚峠(12:30)ー下十枚山(12:55)ー十枚峠(13:20)ー十枚山(13:45)ー分岐(14:30)ー登山道入り口(14:45)ー六郎木(15:35)=静岡駅(17:14)

記録:
 静岡駅にて集合。中沼寝坊のため来ず。バスに乗り込む。関ノ沢入り口到着、下車。
寺野

 沢を横目に林道を歩く。道中、登山者らしき青年一人と会う。



 
長く蛇行する林道が終わり十枚山登山口に到着。


岡を先頭に分岐まで登る。途中、青年に追い抜かれる。林道の辺りで道を間違えたらしい。






直登コースと沢コースの分岐点。既に崩壊が進んでいることと先週から続く雨の影響
から直登コースへ。

山頂到達。曇天。


十枚山山頂にて。既に着いていた方に撮って頂く。


時折下十枚山が垣間見える。時間的に微妙だが行くことにする。

少し急な坂を下り十枚峠。
下十枚山頂付近で先に発った青年とすれ違う。「期待しない方がいいですよ」と一言。


下十枚山山頂到達。三角点がポツンと立っていた。少しガッカリ。

下十枚山にて。

元来た道を引き返し、下山する。雨で濡れて滑りやすい。何人か滑る。
林道の途中でヘビを捕獲。

六郎木到達。バスに乗って静岡駅へと帰る。

まとめ:今回は初めての1年生のみでの山行となった。先輩のいない山はいい経験になったように思える。これからも本合宿にむけて頑張っていきたい。あと記録用のカメラが欲しくなった。



(文:市川哲也)

2018年7月1日日曜日

2018年6月23日 竜爪山 長尾沢支流

日時:6月23日(土)

メンバー:
A:CL髙田,SL若月,寺野,中川,中沼
B:CL杉山,SL小林(OB),宮下,大和田,岡

行程:
23日:静岡=竜爪山旧登山口(6:50)-三丁目の滝(7:09~7:50)-竜走の滝(8:20~9:00)-稜線(11:25~11:45)-(平山新道経由)-竜爪山旧登山口(12:40)=静岡

記録:
1年生の数が多いので初沢登りは日程を2回に分け、
更に1日あたり2隊に分けた。
その初沢登りシリーズ第1弾!
部室から1時間掛からず行ける竜爪山の沢へ行ってきた。
竜爪山旧登山口
長尾沢は2回目の私。
前回は本流を遡行したが、今回は支流を遡行する。

2隊合わせて10名の大所帯
ちょっとした淵なんかが出てくると1年生は果敢に飛び込んでいく。
出発からほどなくして三丁目の滝が出てくる。
三丁目の滝は左岸から簡単に巻けるが、アッセンダーによるFix通過の
実践も兼ねて滝を登る。
三丁目の滝

中沼と寺野

難しいラインを攻める中川

青色好きな大和田
人数の多い滝の登攀は時間が掛かる。10人の通過に40分を要した。
1年生はフェルトソールのグリップに感動

水はきれいです

寺野

竜走の滝 横から

竜走の滝を巻くB班

竜走の滝本体 正面から
三丁目の滝から竜走の滝までは穏やかな渓相。
B班は時間短縮の為、竜走の滝を巻く。ここからは別行動。
竜走の滝は下部5m、本体20m、上部(桶状滝)15mで構成される。

下部5mは念のため1年生にロープを出した。
本体20mは傾斜寝ておりヌメリもあまりないが高さがあるので
ロープを出す。
本体、上部それぞれ違う趣がありいい滝だ。
登る中川

竜走の滝上部 桶状滝

竜走の滝が終わると再び癒しな雰囲気となる

淵に挑む一年生


肝冷やしの滝
肝冷やしの滝手前で滝見のための道を利用し左岸側登山道に登る。
肝冷やしの滝上部にもそこそこ大きな滝が見える。
傾斜の緩んだ適当な斜面を降り、沢に戻る。
標高差にして約70m分巻いた。
巻き途中の登山道にて

最後の詰め
肝冷やしの滝を巻いた以降は平凡で、倒木も多くなる。
この辺りで小雨が降り始める。

源頭の最後の詰めで1か所だけ悪いところがありロープを出す。
安倍奥全体的に言えることだが脆い岩が多いので注意する。

快適な登山道を使い約1時間で駐車場に戻った。

まとめ:
長尾沢は前回は本流、今回は支流と2回目だった。
個人的には見ごたえのある滝の多い今回の支流の方が好きだ。
1年生にとって初めての沢登り。楽しんでくれた様子でよかった。
地図の装備不良が何名かいた。気を付けよう。

(文:高田)

2018年1月3日水曜日

2017年12月27日~28日 安倍奥 山伏~八紘嶺

日時:12月28日(日)~12月29日(月)

メンバー:若月(CL),高田(食料)

行程:
28日:静岡=山伏登山口(10:08)-蓬峠(11:27~11:40)-牛首峠・山伏山頂分岐(13:15)-山伏小屋(13:30)
13日:山伏小屋(7:03)ー牛首峠・山伏山頂分岐(7:17)ー山伏山頂(7:28)ー新窪乗越(9:01)ー大谷嶺(9:57)ー八紘嶺(11:57)-林道合流点(13:45)ー八紘嶺登山口(14:37)ー山伏登山口(16:20)=静岡

記録:
2017年の年末はのんびり、阿部奥を歩いて来ました。


12月28日 晴れ

静岡から高田カーで梅ヶ島へ。


10:08 山伏登山口を出発しました。



沢沿いの大岩を経て、


11:27 蓬峠に到着。

冬の澄んだ空気が心地よかったです。

蓬峠から日影の斜面に入ると雪が出てきました。



















冬季にこのルートを登ると、いつもここから雪が出てくるような気がします。





















13:15 牛首峠と山伏山頂の分岐に到着。

本日は山伏小屋に泊まるので、牛首峠方面へ下りました。

13:30 山伏小屋に到着。



















この日は2人とも歩き足りなかったようで?

小屋に荷物を置いて、すぐに散歩に出かけました。
























風も人影もなく、ゆっくりと良い時間が過ごせました。

この後は麟太郎の豪華な鍋を食べて就寝。

夜、山伏小屋は-10℃まで冷え込み、寒さが堪えました。


12月29日 晴れ

翌朝は朝7時出発。


小屋から少し登るとちょうど日が差してきました。

間もなく山伏山頂…


かと思いきや。

麟太郎は腹が痛かったようで、完全スルーしていきました。

しばらく一人で山頂を満喫。



















笊ヶ岳のランカン尾根がカッコよかったです。


麟太郎と合流して、



















9:01 新窪乗越。

ひとやすみして、大谷嶺の登りに入ります。
























新窪乗越~大谷嶺区間の夏道は、ガレの縁を避けて斜面をトラバースしています。

雪の付き方によっては難しいこともあり、注意が必要です。

今回も雪というより氷の斜面になっていて神経をつかいました。


9:57 大谷嶺山頂。

大谷崩の縁からの眺めはやはり良いものです。



















7人作りの尾根を見送って、八紘嶺への縦走路に入ります。

この区間は阿部奥で最も野生動物との遭遇率が高いと思います。



















今回は鹿数頭と生々しい爪痕。

クマのものでしょうか?

そういえばクマ注意の張り紙がいたるところにありました。

※彼がピッケルで引っ掻いたわけではありません。




途中のコルには急傾斜のトラバースがあり、緊張しました。

ここから八紘嶺への登り返しもなかなかしんどかったです。



















11:57 八紘嶺山頂。

当初はもう一泊して、バラの段~大光山まで縦走するつもりでしたが、

ここまででもう満足。

今日中に下山することにしました。



















八紘嶺からの下り。

同じ南アルプス南部の山域とあって、深南部の雰囲気に似ています。

途中、林道の合流点で休憩して、



14:37 八紘嶺登山口に下山。

ここから山伏登山口まで2時間くらい車道を歩いて、

車に戻りました。


まとめ:
ゆとりのある山行で、山はいいなあと改めて確認できた。
来年もガンガン山に行きたいと思う。

(文:名前)