メンバー:CL梅田,SL前嶋
行程:
29日:静岡=柏原新道登山口駐車場―種池山荘―爺ヶ岳(南峰)―冷池山荘(泊)
30 日:冷池山荘―布引山―鹿島槍ヶ岳(南峰)―鹿島槍ヶ岳(北峰)―冷池山荘―種池
山荘―柏原新道登山口駐車場=静岡
記録:
記録:
北アルプスの鹿島槍ヶ岳まで行って来ました。
参加予定だった院1のけんしんさんが体調不良で来れなくなってしまい、梅田君と2人で行くことに。頼りない彼らは、無事山行から帰ってくることができるのでしょうか?
駐車場があり得ないくらい混んでて10時に遅めのスタートを切りました。
行動時間5時間の予定だったため大丈夫そう。
それにしても北アは人気だなあ~
曇ってきて景色が何も見えないぞ。
ここで一つ問題が生じます。
これまでの山行で他の人たちに写真をまかせてきた漢二人、
同じ構図のツーショットしか撮れない!
しかも量が雀の涙ほどしかない。
この後、山行記録を書くことなど微塵も考えていない彼らの
笑顔がこちらです。
見ての通りこの写真に山に関する情報は一切入っていません。
そんなこんなで爺ヶ岳に到着。
来る途中に石のベンチというとても座り心地のいい
休憩スポットがありました。
勿論、写真は撮っていません。
中峰です。
1日目はここから更に進み、冷地山荘にテン泊しました。
かなりのハイペースで行程を終えたのでご飯を食べて
すぐ寝ることに。明日までおやすみ~
とはなりませんでした。
大体8時半頃、外のガサゴソという音で目をさましました。
誰かがトイレに行ったのかなと思いましたが、
次はフガフガという音が聞こえてきました。
誰かがいびきをかいているのかなと思いましたが、
そんなわけありません。
明らかに動物が匂いをかいでいる音です。
その瞬間、山荘の前にあった熊注意という看板が頭によぎりました。
薄っぺらいテントの外に熊がいると思うと身体がガタガタ震えてきます。
一向に外の動物が立ち去る様子がないので、
辞世の句を考えていたその時横から音がしました。
見ると梅田君が寝返りをうっています。
現役の方はご存知の通り、彼はどんな状況でも眠ることができるsupersleeper
という特殊能力を持っています。
外に熊かもしれない動物がウロウロしているぐらいでは覚醒しません。
なので僕は梅田君が寝返りを打つたび「もうやめてくれ~」と泣きそうになりながら
時が過ぎるのを待っていました。
結局、なにごともなく朝を迎えることが出来たのですが、僕は眠ることが出来ず、
若干体調不良になりました。
昨夜起こったことを知らない彼の笑顔が眩しい。
鹿島槍ヶ岳到着です。
この頃にはすっかり笑顔が戻っています。
君は写真に映る雷鳥を見つけられるかな?
リアル雷鳥めちゃくちゃ可愛かったです。
この後テン場まで下り、僕の体調が悪くなったため、
バファリンAを飲み、30分休憩して下山しました。
下山時の写真枚数、驚異の0枚!
次回、少人数で山行に行く時はもっと写真を撮ります。
今回は写真から読み取れる情報が少なすぎます。
記録を書いている時、逆に面白くてめちゃくちゃ笑ってしまいました。
鹿島槍ヶ岳自体は歩きやすくてとても良い山でした。
今度晴れてる時にもう一回行きたいです。
あと、帰りの車で梅田君の運転に注文をつけすぎて
若干雰囲気が悪くなりました。
スマン。
(文:前嶋)