日時:1月30日(土)~1月31日(日)
檜尾岳
メンバー:CL市川 SL東 中嶌 森 増地 鈴木
行程:
29日 静岡=新太田切発電所
30日 新太田切発電所―檜尾登山口―赤沢の頭(1991m)―しゃくなげのピーク下幕営適地
31日 幕営適地―しゃくなげのピーク―檜尾岳避難小屋―檜尾岳―檜尾岳避難小屋―しゃくなげのピーク―赤沢の頭―新太田切発電所=静岡
記録:
29日の夜に発電所につき、前泊。個人としては12月の雪山訓練で足を怪我して以来の本格的な山行。直前になって足が痛み出すので、これ無理なんじゃないかという考えがよぎる。歩き始めたら痛みが引いたのでほっと一息。林道を小一時間ほど歩き、いざ入山。
序盤、少し正規ルートを外れるが、間も無く復帰。地図をこまめに見ることを意識していたが外れたことに気づかず、読図の難しさを実感した。トラバースをジグザグに上がっていく。
尾根に乗る頃には雪もかなり増えてきた。人生初ラッセルだ。先頭を交代し、ラッセルをする。なんだこれ。きつすぎだろ。なんで足踏み込んでるのに下へ戻されるんだ。ふざけるのも大概にしろ。雪に対して怒りを感じたのはこれが初めてである。
ヘロヘロになってきたところで、赤沢の頭に到着し、一休み。レーションを補給し体力を回復させる。
看板が埋まってしまっている。
この後も先頭をこまめに交代しつつ、幕営予定地であるしゃくなげのピーク下に到着。雪を掘り掘りして、本日のテント場を作る。夕食は鍋。しかし今回は一味違う。森さんが食材をすべて乾燥機にかけてきてくれたのだ。これにより、重量は大幅に軽減され、食感もコリコリと歯応えのあるものに!お腹もいっぱいになり、早めの就寝。6人テントだが6人で寝るにはかなり窮屈だった。足が死ぬ。
二日目。朝食を食べ、いざ出発。稜線に出てからが、風も強くなかなか体力を奪われた。しかし天気は非常に良く、頂上の景色をモチベーションにラッセルを行った。1日目よりもラッセルのコツをつかんできたので、比較的体力を残すことができた。
避難小屋に到着し、荷物をデポして頂上まで後少しというところでまさかの事態。鈴木、腹痛により小屋に無念の残置。5人で頂上へ。眺めはとても綺麗だった(小並感)。
中嶌さんは森さんに恨みでもあるのだろうか・・・
下山は滑らないように細心の注意を払った。赤沢の頭までは短く感じられたが、そこから登山口までは肉体的にも精神的にも疲弊した。登山口まで1kmの看板があったので、何歩で着くことができるか数えていた。結果は忘れた。林道に降りてからも、所々足場が凍っていたので最後まで気が抜けなかった。
まとめ:
ラッセルで相当体力を奪われたので、日頃からのトレーニングは必須だと感じた。また、地図読みにおいて、周りの地形によって現在地を把握することがまだ出来ていない(傾斜や、道の方向の変わり方のみで読図してしまっている)ことが課題だ。決算に向けて、今回の山行を生かしていきたい。
(文:増地)