メンバー:CL高田、SL若月、田辺、杉山、大井、山本、佐藤、岩城、橋倉
行程:
12日:静岡(7:41)=横沢=白樺荘(12:00)ー畑薙第一ダム(12:45)ー椹島(17:00)
13日:停滞
14日:椹島(6:30)ー樺段(8:20)ー赤石小屋(11:15)
15日:赤石小屋(4:50)ー赤石岳(7:15)ー赤石小屋(10:10)ー椹島(14:27)
16日:椹島(6:05)ー沼平ゲート(9:40)ー白樺荘(11:02)=横沢=静岡
記録:
冬季偵察を兼ねて当初、聖岳・赤石岳に行く予定であったが、天候により赤石岳のみとなった。
12日曇時々雨
静岡駅からバスで白樺荘に向かう。そこから豪華景品をかけて競争をしながら、椹島までの長い林道を歩く。
途中の赤石トンネルで立派なスズメバチの巣に出会う。スズメバチとは競争したくないのでそっと通る。
小雨に降られるが雨が強くなる前に椹島に到着できた。景品は岩城のものとなった。田辺先輩のおかげでとても美味しい夕食をいただく。この辺りから、雨が本降りとなる。雨の様子と前線の影響から明日の停滞が決定する。
13日雨
夜通し雨が降り続き朝から雨。各自で午後まで時間を潰す。午後からは空いた時間を利用して読図を学ぶ。必須技能なのできちんと習得したい。その後はホットケーキを焼き、そのまま夕食へ。若月先輩と杉山先輩の誕生日が近いのでサプライズケーキ。
雨が止み天候が回復傾向なので、明日は赤石岳に登る。
14日曇
6時半から登り始める。樹林帯の中を徐々に高度を上げる。
湿度が高く蒸し暑く感じる。色々と話をしている間に赤石小屋に着く。天候を考慮し山頂へは翌日となった。
テン場で休む田辺先輩とテンションの高い山本。その後は昨日学んだ読図の練習をした。高田先輩・若月先輩が赤石岳冬季ルート偵察から戻ってきたのち夕食。明日の好天を期待して就寝。
15日曇時々雨のち晴
夜に若干雨に降られるが起床時には止んでおり曇り。朝食を食べ出発するが早々に雨が降り出しレインウエアを着る。
山頂からの展望は期待出来ないと思っていたが、山頂に近づくにつれ 晴れ間が出てきて遠方には富士山も見えてきた。
富士山には笠雲がかかっていた。 稜線にでた時にはすっかり晴れており風が強い。
頂上で写真を撮ったあと赤石避難小屋で大休止。温かい紅茶とチョコレートを頂く。冷えた体に紅茶が染み渡る。さらに素敵なハーモニカの演奏を聞かせて頂く。本当にありがとうございました。45分ほど過ごし下る。赤石小屋でテントを撤収し椹島まで下山。赤石小屋から椹島までの下りは上りより長く感じた。椹島についてからは各自で行動。その後夕食を食べたあと反省会をしようとした時に、静岡市内の釣り師の方達から岩魚の唐揚げをごちそうになる。釣りを始めたくなるほど美味しい岩魚だった。ありがとうございました。そして反省会をして就寝。
16日曇
行動食を食べ椹島から白樺荘に向けて出発。中電の作業道の入口を探しながら聖沢登山口まで進む。聖平小屋の小屋締めのお手伝いに向かう先輩方とここで別れる。適度に休憩しながら白樺荘を目指す。ゴール前のデッドヒートのあとは温泉にはいりバスを待って静岡に帰った。
まとめ:天候が悪く当初の計画通りにはいかなかったが、赤石山頂で天気に恵まれたことは幸運だった。読図や停滞など今までにない経験をすることが出来た。これを次へと生かしていきたい。体力をつけるためにもこれからもどんどん山に登っていきたい。
(文:橋倉)