2013年5月19日日曜日

2013年5月17~19日 小川山・湯川クライミング

行動概要

5月17日 静岡発 廻り目平駐車場着
5月18日 駐車場発 屋根岩3峰着 南稜神奈川ルート(5.8)登攀 JMCCルート(5.9)登攀 兄岩へ移動 八王子ルート1P目(5.9)登攀、マガジン(5.10a)継続登攀 金太郎(5.9)登攀  八王子ルート(5.7)2P目登攀 駐車場に移動
5月19日 湯川に移動 サイコキネシス(5.10c)敗退 台湾坊主(5.9)登攀 台湾坊主右のクラック登攀 デゲンナー(5.8)登攀
メンバー

峯尾、田中

マルチピッチクライミングのロープワークの確認とカムやナッツのセット技術を磨くために小川山に行った。2日間小川山で登る予定だったが、19日は湯川に移動した。
text:峯尾,photos:峯尾

5月17日、18日 天候:快晴
17日の夜に静岡を出発して、18日の午前1時頃に廻り目平の駐車場に到着した。この日はマルチピッチの南稜神奈川ルートを登る予定で、朝早く出発したかったので、テントを張りさっさと寝た。 4時ごろに起きて、朝食を食べ、装備を分けて屋根岩3峰に向かった。



3峰に着くと、正面に顕著な凹角が見えた。南稜神奈川ルートの取り付きだと断定し、準備をして登り始めた。



以降各ピッチの感想。

1P目

田中リード。このピッチは中間部からクラックの幅が広くなるので、大きめのカムを持っていくと安心だろう。また、中間部にはボルトが1本あった。凹角を抜けた所にある灌木でピッチを切った。

2P目

峯尾リード。下半分は灌木伝いに、壁を廻り込むようにして登り、途中からクラックを登った。クラックに移る所で態勢がレイバック気味になり、体も露出するので怖さを感じた。 その先のクラックも傾斜はないが支点をとりにくく若干怖かった。ハンガーボルトのビレイ点でピッチを切った。

3P目

田中リード。このピッチの出だしはワイドクラック(チムニー?)で下部にはハンガーボルトが1本打ってあった。ボルトの後はクラックを抜けるまでプロテクションはとれず、リードだと結構怖いと思う。 ワイドクラックを抜けると一段上がった所にフレーク状のクラックが現れた。これを登り、3峰の稜線に抜けた。



稜線の先には岩塔?があるが、出だしのスラブにはボルトが無く、スラブを巻くラインも支点が取れなさそうに見えたので、向かって右の、稜線から一段下がった所にある、 木にかかった残置スリングを使い懸垂下降することにした。斜面下方に向かって左に見えるルンゼを2P懸垂下降し、3峰の基部に着いた。以下、この日登ったルートの感想。

JMCCルート(5.9)

最初のボルトが遠く、そこに辿りつくまでが怖かった。

八王子ルート1P目(5.9)

Sunday(5.9)だと思って取り付いたルート。きれいなコーナークラックからテラスにあがり、その奥のコーナークラックへと続く。奥のコーナークラックの取り付きの巨大な浮石には触れない方がいい。

マガジン(5.10a)

八王子ルート1P目を登ると正面に現れる、きれいなコーナークラック。終了点からの見晴らしは最高。

金太郎(5.9)

短いコーナークラック。フェイスムーブで登れる。

八王子ルート2P目(5.7)

ハンドジャムがよく決まって楽しかった。

5月19日 天候:曇り後雨
この日は湯川に移動した。取り付いたルートの感想。

サイコキネシス(5.10c?)

オフセットした、きれいなクラック。見た感じで登れそうだったので取り付いたが出だしで敗退した。次回は登りたい。

台湾坊主(5.9)

コーナークラック。田中のみ取り付いた。上部は人工で登っていた。

台湾坊主右のクラック(グレード不明)

百岩場には載っていないが、終了点があった。ムーブが面白かった。

デゲンナー(5.8)

グレードは高くないが、上部はシンハンドサイズで緊張した。ジャミングの練習にはいいと思う。

感想
田中は、ロープワークは勿論、カムのセットもうまく出来ていた(ナッツは使わなかった)。クライミングの足さばきに関しては自分よりもうまいと感じた。頼もしい奴だ。
南稜神奈川ルートで、自分たちは稜線に達した後下降したが、その先の岩塔も登ることができ、頂上に立てるそうだ。機会があれば、今度は頂上に立ちましょう。





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