2025年11月15日土曜日

2025/11/15-16 南アルプス深南部 丸盆岳

日時:11月15日(土)~11月16日(日)

メンバー:CL中村, SL鈴木, 菅原, 大串, 梅田, 日比野, 湯本, 青島, 笹木

行程:
15:静岡=麻布山登山口ー黒法師岳ーカモシカ平
16日:カモシカ平ー丸盆岳ーカモシカ平ー黒法師岳ー麻布山登山口=静岡

記録:
秋といえば深南部の季節ですね。ということで今回は先輩方おすすめの丸盆岳に行ってきました。先週はアプローチで車がパンクしてしまって行けなかったので1年生にとっては初めての深南部山行となりました。

朝は登山口まで4時間もかかるので、早めに3時に集合。眠い目をこすりながら靴を履き
、駐車場を後にします。最初のピークの麻布山までは緩やかな気持ちの良い尾根が続いており、ゆったり楽しく登っていきます。

暑くなくて最高

麻布山から先は深南部の山々がよく見え、紅葉も楽しみながら進んでいきます。

深南部の山解説タイム

バラ谷の手前から笹が出現し、ここから先は笹に囲まれながらアップダウンしていきます。

ツルツルなので皆こけてました

初めての1年生も楽しそうに登っていました

黒法師岳を越えたらしばらく下って本日のテン場に到着。1年生がみんな疲れているので、山頂は翌日の朝に行くことにしました。

みんなぐったりしています

2日目、食事を済ませてさあ行くぞと外に出てみたら、かなり濃い霧。日の出前で視界が悪いので日の出まで待機してピークハントに向かいました。

展望は全くなし

さて、ザックを背負って帰路に着きます。背の高さほどの笹の中を下山するところもあり、声を確認しあいながら動きました。

どうやらここ、2000m以上のピークで最南だそうです

下りは笹がなくなったところからSLを1年生に任せ、順調に下っていきましたが、残り1時間のところで青島の足が悲鳴を上げました。レーションを採りながら少し休憩したら復活しました。

深南部って慣れなくて疲れるよね

その後は快適な道を下って下山。帰りの温泉は浜松勢おすすめのあらたまの湯に行きました。

まとめ:
1年ぶりに笹のある山に行けて、上り下りともに楽しかった。1年生も部としては初めて深南部の山行で、新しい山域に出会って慣れなかったと思うが、終始楽しそうにしていたのでよかった。深南部が好きになってくれればと思う。個人的には、今回はSL,CLを2年生が担当したが、たくさんの課題が出てきてまだまだだなと思った。特に全体の指示とコミュニケーションをしっかりしていきたい。自分の中では考えているのにそれを指示として出さずにほかの隊員がぼーっとしている時間があったり、SL,CL間で話を全然していなくて起床時間がずれてしまうというミスもあった。先輩も言っていたが「ほうれんそう」をこれから意識して山行に参加していこうと思った。
(文:中村)

2025年11月9日日曜日

2025/11/8-11/9 シャウヅ山 黒沢山

日時:11月8日(土)~11月9日(日)

メンバー:CL大串,SL堀,清田,日比野

行程:
8日:静岡=奈良代林道-奈良代山登山口-奈良代山-シャウヅ山-中俣山-黒沢山-中俣山-幕営地
9日:幕営地-シャウヅ山-奈良代山登山口-奈良代林道=静岡

記録:
YAMAPで深南部の地図を眺めていると、えらくのっぺりした山を見つけた。稜線上の平らで広い場所が大好きな私はこの山に魅力を感じてしょうがない。林道がだいぶ高い場所まで通っていて、黒沢山まで伸ばしても10時間もかからずに行けそう。きれいな稜線上でゆったり過ごしてうまい飯でも食べようと堀と前の週山行に行けなかった一年生に声をかけた。

8日
なんと残念なことに日曜日は雨の予報。土曜の昼下がりをきれいな稜線でゆったり過ごすはずが、土曜のうちに黒沢山まで登ってテントに戻らなくてはならなくなった。さっさと登り始めたいので水窪まで急ぐ。未舗装の道が苦手なので水窪ダムで堀に交代した。

奈良代林道はこれまで通った中で断トツで酷かった。一応アスファルトで舗装されてはいるが端っこが崩壊していたり一部えぐれていたりととにかく心臓に悪い。前の週に不動岳に行こうとして林道でタイヤをパンクさせアプローチ撤退をかましていたので林道への姿勢がより慎重になっていたこともあり、まだ道の状態が走れるうちに道の端に車を停めて歩くことに。登山口までいけないことも無さそうだったがレンタカーのヤリスでは心もとないかも。

出発。途中にあった高森山はスルー。森林が伐採され周りが開けて景色のいい場所があった。すでにそこそこ満足している。


あれ?遠くね?

登山口

登山口から奈良代山まではほぼ林道。一部登山道。途中から林道をそれて尾根に乗った。

謎ゲート

奈良代山からは山っぽくなるのだが、周りの紅葉が凄い。見渡す限り赤や黄色に色づいている。今年はこれまで秋らしい山に行けていなかったので紅葉の中歩くのがとても気分が良かった。

紅葉の隙間から見える青空がいい

途中崩壊を眺めたりしながら尾根の南東寄りを歩いていたのだが、ピンクテープが尾根の北西寄りを通っていたことに帰りに気づいた。多分そっちの方が歩きやすい。

崩壊の上から。向こうが何山かはわからない

奥布山を過ぎるとだんだん木がまばらになってきてシャウヅ山の最後の登り手前でお待ちかねの笹薮ゾーンに。笹の丈自体はシャウヅ山までは低かった。

木が減って遠くの稜線がだんだん見えてくる感じがいい

シャウヅ山からはバリエーションっぽい感じになった。けもの道か人の通った跡かわからない踏み跡がそこかしこ走っているのでどこを歩くのが正解かよくわからない。ところどころ目印があったような気もする。

謎の三角形
地図で見るとシャウヅ山からはしばらく平坦な場所が広がっているので、この辺ならどこでもテントを張れるだろうと踏んでいたが、実際は地面に笹や倒木があり快適な場所を探すのに少し苦労した。1810mの奥か手前か大体そのあたりに笹の落ち着いた場所があったのでそこにテントを張った。


身軽になった荷物で出発。黒沢山方面は雲がかかり始めて天気が怪しい。動きだしてすぐの段階では平坦だったので進みやすかったが、緩やかに登り始まってから気づく。
この藪、深い!
藪が濃いし高いし固い。斜度が緩やかなのが逆に進みにくい。まさに笹の海。何回か溺れかけた。晴れていた天気もすっかり雲が出てきてしまい真っ白い景色の中を進む羽目に。中俣山あたりで気持ちがだいぶ萎えていた。
立ち枯れも相まって風景が寂しい

黒沢山の尾根に合流する手前で今度は傾斜がきつくなる。ただここから黒沢山までは笹は低いままなので普通の登りだった。

黒沢山到着。真っ白。本当は黒山の方に少し進んで見晴らしの良い場所まで行くつもりだったがこの視界では何も見えないため断念した。


テントまで戻ろうと下ったら晴れ始めた。振り返ると登りの時に雲に隠れて見えなかった黒沢山もばっちり見えていた。

後ろの不動岳がかっこいい

下り、踏み跡かピンクテープがあったのでそれを辿ってみると、藪漕ぎのある尾根上ではなく尾根の側面をトラバースするように踏み跡が通っていてびっくり。途中崩れていたり若干悪い部分があったが藪漕ぎよりはよっぽど歩きやすい。こんな弱点を突く道があったのかと感心した。途中で尾根上に復帰したが、大して苦労してないのに中俣山をパスするくらい進めたので得した気分。

自分たちの張ったテントがどこかわからなくなって探すというハプニングがありつつも土曜の行程を終了。3時をまわっていたのであまりゆっくりする時間はなかったが、夕飯までの間みんな好きなことをしていた。(主に食べるか寝る)

夕飯は一度山で食べてみたかったビーフシチュー。ちゃんと牛肉を使ってるしローリエ入ってるしバゲットは一人1本。めちゃめちゃうまい。
こだわりのビーフシチュー

9日
昨日のさわやかな空が嘘みたいにどんよりしていた。7時過ぎから雨が降り始める予報なのでさっさと出発する。

ノンストップで歩いていたら1時間半ほどで奈良代山の林道まで下りてこれた。ここからはずっと林道歩きなので長めの休憩がてらそこらへんにあったボルダーで少し遊んでいたら雨が降り始めたので下山。雨に降られながら車の停めてある場所まで2時間弱歩いた。
1年ズは折り畳み傘を忍ばせていたのだった

まとめ:
せっかくいい場所だったのに天気のせいで忙しいスケジュールで終わったのがとても悔しい。リベンジする機会があればリベンジしたいけど...もう二度と奈良代林道を通りたくない。しかし登山口から2時間ちょっとで笹薮と秋なら紅葉を味わえるのはとっても魅力的。頼むから誰かあそこの道をきれいにしてくれーっ!
(文:大串)