2022年10月15日土曜日

2022/10/15~16 甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根



日時:
10月15日(土)~10月16日(日)

メンバー:CL生熊,SL奥津,富沢,高林,鈴木,有間

行程:
15日:静岡=尾白川渓谷駐車場-笹ノ平-刃渡り-七丈小屋
16日:七丈小屋-甲斐駒ヶ岳-七丈小屋-刃渡り-笹ノ平-尾白川渓谷駐車場=静岡

記録:
今回は初めての1、2年生山行。
みんなちょっとソワソワしながらこの日を迎えた。



15日早朝部室にて。おっとまあ、車が少し小さいような...
落ち着け落ち着け。
信じられないような詰め込み術でなんとかザックたちを押し込める。
ついでに鈴木も詰め込まれる。あれは狭かったね..




7:00頃    尾白川渓谷駐車場から出発!晴れております。

駒ヶ岳神社で安全祈願



つり橋

つり橋を渡り終え、トラバースも終えて、どんどん登っていく。なかなか坂。 
落ち葉をかさかささせて
くりを足で遊んで
どんぐりを拾って、、、
各々秋の始まりを楽しみながら歩いていく。
紅葉はいいねえ...


笹ノ平に近づくにつれて笹が登場するのでわかりやすい。

登っていくうちにはしごや階段が登場する。普通の山道ではなさそう...



10:39  刃渡りに差しかかる
刃渡りの前に刃渡りらしきところを通るが、ここが刃渡りでした。 
危険個所と確認しており、気を張って進む。
意外とするっと通り抜けるが、
足場は狭く、岩の傾斜も急。バランスを崩すと落ちるのでやはり注意箇所。
 
これが噂の刃渡りかぁ

両隣は景色ばっちり 引き込まれないように気を付けて.


黒戸山は大きな石のあるところで休憩。
五合目小屋後もこのへんでした

ヤア



12:08
黒戸山を下りると少し広い箇所があり
大きな岩と堂々とした小さな祠の登場
まだまだここから!というような雰囲気を感じる
左側に少し見えるはしごが次のスタート口

登れそうだなぁ. 近づく奥津


はしごはかなり急で長い。
けれどどのはしごも新しいのかしっかりしていて不安はない。

尾根上を進む。ペースは少し速めでいい感じ。山岳信仰の山のようで、祠が多い。

どーん

じゃーん




岩場も、くさりの付いている箇所も増える。楽しかった(^^)

長いね-

想像してください色々言ってます




13:27頃
そろそろ上り下りにもマンネリ化してきたころ、
急に七丈第一小屋がでてくる。
本当にいきなりでびっくりする...

テント場はそこから五分ほど行ったところ。
二ヵ所あり、すぐ出発しやすいように
ほんの少し上った奥のテン場にテントを張った。
トイレと水場は小屋のほうにあるので少し移動が大変だった。

6人テンと3人テン


ガスないと展望あり👍


ゆっくり休む時間がありのんびり過ごす、トランプもする。

晩ご飯はうどん入り鍋!あったかい
夜は星も見えてワイワイして寝る。

鍋シーズンの始まりはここからですね

5:30頃出発
トイレに行くのに少し時間がかかったため出発予定時刻が少し引き延ばされる
テントは残し、荷物をデポして出発!
ヘッテン行動少々あり
朝日に照らされながら鎖や岩を登っていく。

雲海 あと一山超えようの地点

岩稜に出るとこれまでの尾根も、こっから上る駒ヶ岳も見える。
はしごは数えるほどだが、鎖の箇所は減らない。軍手or手袋必要

ついに登ってしまった


いい感じ


駒ヶ岳神社も通過してラストスパート
もうすでに景色は良くて気分は上々  頂上が待ちきれないです。

7:38頃


ついた!

わらじが飾ってある

さんしろーさん

メンバーは6人です



奥に富士山 手前に鳳凰三山

一息つく

一年生 各々好きな場所へ 


8:00頃  十分に満喫して下山開始。さようなら頂上

ご立派。

岩くだりもなかなかスリルあり。慎重に下る。


すっぽり



鎖使わないでいけるか大会


9:30頃 テントを回収
さあ帰ろう

急だな



階段の下りは怖いけど、慣れたらすんなり降りることができる
おしゃべりを弾ませ、長いくだりを乗り越える
行きしの休憩点やポイントを確認しながらつり橋にたどり着く

14:51頃  下山

無事帰れました



温泉に行って、ご飯を食べて、車の中で歌いながら帰る。





まとめ:
まず、富沢さん最後の山行が気持ちよく晴れたものになってとても良かった。
そして忙しいスケジュールの中、みんなを率いてくださった生熊さんに感謝している。
日本三大急登といわれている甲斐駒ヶ岳だったが、急登というよりはしごや鎖による登りが多かったと感じる。ただの登りだけでなかったので、個人的には楽しかった。岩場も多く、クライミングシューズ片手に上る方も多く見られた。
ペースも遅れることなく、一年生全体としても、体力や地図読みを確かめられる山行になったと思う。これからも多くの山に行きたいし、自分たちでも行けるようになりたいと感じた。ここを一日で行った先輩方は恐ろしい..いつかはやってみたい。(いつかは)
満喫できました。


(文:名前) 有間







2022年10月1日土曜日

2022/9/29~10/1 南アルプス 茶臼岳〜聖岳

日時:9月29日(木)~10月1日(土)

メンバー:CL増地,SL奥津,高林,鈴木こ

行程:
9月29日:静岡=畑薙第一ダム-茶臼岳登山口-茶臼小屋
30日:茶臼小屋-上河内岳-聖平小屋-前聖岳-奥聖岳-前聖岳-聖平小屋
10月1日:聖平小屋-上河内岳-茶臼岳-茶臼小屋-畑薙第一ダム=静岡

記録:

夏の本合宿が怪我、追試、体調不良とが重なって中止、代わりの個人山行を計画するも土砂崩れにより中止、と山行に行けなかった中、なんとか夏休みが終わる前に行けた今回の山行。

今夏の記録的な大雨により道路が崩れている個所もあり、交通規制がされているなど、山は大丈夫なのかと不安な気持ちを抱きつつ向かう。

無事駐車場についたので長い林道と長い橋を渡っていざ入山。。

始まり

9月末とはいえ登り始めると流石にまだ暑い。しばらく進むとヤレヤレ峠に到着

ヤレヤレ

その後は沢を行ったり来たりする。上って下ってと序盤からきつい。

綺麗に整備された1号橋




怪しい





1号橋に安心するも段々雲行きが怪しくなる橋たち。最終的には丸太のみに…
途中ウソッコ沢小屋で休憩しそのまま横窪沢小屋にも到着。


横窪沢小屋

休憩してその後はただひたすら登る。


少し危ない痩せ尾根を抜けると茶臼小屋が見えてくる。ここまでくると少しひんやり。冬はこの尾根がひやひやするポイントらしい?

小川の音が気持ちいい
(追記:冬はここのトラバースが緊張)



茶臼小屋到着!

この後茶臼岳に上る予定だったが、ガスで何も見えないので最終日のお楽しみにすることに。少し雨も降ってきたので急いでテントを準備する。ここまで誰ともすれ違わなかったが小屋でソロの方と会うことができた。


この時点でまだ14時。暇ムードが漂っていると奥津がトランプを取り出した。
ナイス奥津

負けず嫌いしかいないのでみんなで真剣に大富豪を楽しみ、高林が思わぬところで強運を発揮していた。自分が今何回勝ったか詳細に覚えている陰湿さを兼ね備えながら


いい感じに暇をつぶせたので夕飯作り。今夜はパスタ。パスタの残り汁をコンソメスープでいただこうとすると鈴木がスープをこぼしてしまった。



ん?
大富豪のほとぼりが冷めず延長戦。睡眠時間を削りながらするババ抜きは楽しかったです。

初日は気づいてる人もいたが増地さん以外写真をほぼ撮らなかったので明日以降は撮るように反省して各自就寝。


2日目
朝はパンとコンポタを食べて4時半ごろ出発。星空が綺麗でした。
暗くてよくわからないまま花畑を抜けて上河内へと向かう。
天気よさそうな予感

朝焼けに照らされて赤く染まる山々


上河内に到着し、分岐にデポして頂上へと目指す。

景色抜群
頂上に着くと見渡す限りの山。空が青く雲一つない展望、朝なので山の影も濃くはっきりとしていてとてもきれいでした。


個人的に、この綺麗にできた三角形の影がお気に入り


感動のあまり泣いてしまう奥津
(寒いだけ)

集合写真をとって上河内を後にする


その後は聖平小屋を目指してまた歩く。
この日は本当に天気が良く山がはっきり見えている状態で景色を常に楽しみながら歩いた。

南岳

すごく崩れてる

聖平小屋到着!
無事到着。茶臼にはたった1人しかいなかったのに聖平小屋には沢山の人がいて驚いた。聖側の林道は封鎖されていなかったのだろうか…
休憩した後、小屋に荷物をおいて軽くしてそのまま聖へと向かう。奥津の優秀ザックがかなりコンパクトになって面白い。

近いようで遠い定期

距離感バグるガレ場
常念小屋を思い出す

聖岳到着!
ひたすら登り到着。ただただ疲れてきつかったが荷物が軽いのが幸い。景色は最高。



ゆっくり休憩して、奥聖もとって、集合写真とって聖平小屋まで戻る。


またトランプしてる…
小屋に戻ってきた。盛り上がるとうるさくなってしまうので外で遊ぶ。高林は昨日の調子が出ずしばらく大貧民が続く。
そのまま外で夕飯を食べる。今夜はカレー。普段食べることのできない美味しさが保証されたご飯にわくわく。


今夜も食べた後も薄着の高林には我慢してもらいながら暗くなるまで遊んだ。
小屋の中でも外でもすこし騒ぎすぎたと後々反省。

3日目
朝ごはんはカレーメシ。これもわくわく。

準備も楽で早く食べられるが少し物足りなく感じた朝ごはん。今日はそのまま来た道を戻るだけ。帰りはSLを交代して高林に。今日も天気はよさそうで安心。

奥津の優秀iPhone
聖平小屋を出て開けた場所に出ると空一面の星空に大興奮。


南岳についた瞬間

ダイヤモンド富士
運よくその瞬間に立ち会えました。


帰りの花畑では先頭二人が山道ではなく県境にしるしをつけていたのでコンパスや地形と合わず不安なまま進んでいた。
そのまま茶臼の手前まで進む。デポして茶臼岳へと向かう
茶臼岳から見える上河内と聖

天気は相変わらず優勝している。登った山を一望できてよい締めになった。

記念撮影

茶臼小屋で休憩してそのまま下山。2泊3日お疲れ様でした。



まとめ:
ここには書ききれなかったが、他にもババ抜き後の謎のクソゲー、毎食増地さんの私物にこぼす鈴木、ガチ萎え高林、奥津のメガネデビューなど濃く楽しい山行だった。

本命の2,3日目が天気良くて景色もよくて良い山行だった。
反省点として、初日は人がいなかったので騒いでもあまり問題なかったかもしれないが、2日目は周りの方に迷惑をかけたかもしれないと反省。1年は仲もよいということもありテントでの過ごし方を注意されることが今後何回かあるので気を付けていきたい。
また、下りは何回か道を間違えて進むこともあったので地図読みだけでなく周りをよく見て本当にこの道で合っているか、安全かと吟味することが大事だと感じた。
(文:鈴木)