メンバー:CL宮下、SL佐野、市川、中嶌、中川、森、田中、蓮容、白水、池田
行程:
13日:静岡=芦安=北沢峠ー長衛小屋(BC)-甲斐駒ー双子山ー長衛小屋
14日:長衛小屋ー小仙丈ー仙丈ー長衛小屋ー北沢峠ー芦安=静岡
記録:
13日:晴れ
真夜中の1時から慣れない大きめの車を寝不足で走らせ芦安の駐車場に到着。天気がそこまで良くないはずの3連休にも拘らず大勢の登山家がすでに待機しており その中に紛れつつ広河原行きのバスを待った。バスを乗り継いで北沢峠に到着しBCの長衛小屋にてテント設営をし、多少軽くなったザックを担いで甲斐駒へと向かう。体力錬成なのに荷物を軽くして良かったのだろうか?
大きくガレた岩場を歩いて行った。浮石もいくつか存在しており確実な足運びが必要とされてくるような場所だが躓いたり転倒したりすることなく皆歩けていたと思う。
鳳凰三山のオベリスクを望む。
摩利支天である。いつか登ってみたい。
甲斐駒ヶ岳の直登とマキ道の分岐だ。直登ルートはやや難易度が高いとされているがそれは下山時の危険性からくる難しさで、一定のクライミングの技術があれば登りに関しては然程問題はないと考えたが、メンバーの1人が登っている最中に足を踏み外してしまい擦り剥く程度の怪我を負ってしまった。原因としては当人の慢性的な視界不良と注意力の低下が要因ではないかと思われるがメンバーの技量を過信してしまい適切なルート選択を行えていなかった可能性がある。
甲斐駒ヶ岳からの眺め
集合写真
面白い地形。冬には凄い雪庇になりそうだ。
テン場に帰着。甲斐駒ヶ岳からは行きとは異なるルートを使い下りてきたが一年生の皆はかなり疲れ切っている模様で石に躓いたりペースが急激に遅くなったりと酷い下山の仕方をしていた。少しばかり長い行動時間であるがまだまだ体力不足なのが分かった。疲れてくれば集中力も落ち、危険が増すことになるため日々の生活から体力づくりを心掛けてもらいたい。それと睡眠時間はとても大切なので寝不足な私は早めに寝た。14日:小雨
起床後朝食をとり余分なものを置いて小さくパッキングを行い準備体操を行いいざ仙丈へ。食事をとってから準備体操を行うまでの時間がかかり過ぎていた。テントを片すわけでもないうえ、目標時間を設定しているのでこれからはしっかりと時間を見て行動してもらいたい。
朝から雨は気分が沈む
カッパとザックカバーが色とりどりに並んでいる
誰も気にも留めなかった小仙丈ヶ岳。稜線に出てから雨風が増し体力が持っていかれたのだろう。ここからは急登も少なくなるので多少はマシになったのか。
集合写真2枚目
雨のせいで景色が真っ白。おまけにレンズに水滴がいっぱいついて綺麗に撮れない。一年生の登った感想が気になる。
初めて雷鳥を見れた。解像度ギリギリで粗い
まだ一部で雪渓が残る
雨の仙丈ケ岳を踏破し無事下山。皆昨日よりは疲労が少なく丁寧に歩けていたと思うがまだまだ歩行技術は覚束ないので精進していこう。
まとめ:
今回は1泊2日の山行にしてはお金がかかった。マイカー規制でバスを利用せねばならずそのバス代が学生には結構な額で在学中はもうこの仙丈甲斐駒のアプローチは行わないだろう。今回の合宿で山が初めての人や、まだ2回目の人もいたが、だいぶこの部活に慣れたのではないかな思う。細かく挙げれば限がないが鍛錬すべきところがたくさんあり、本人も自覚はあると思うのでこれからも山に行って精進してもらいたい。私は寝不足が一番の敵であると思った。願わくは次の山行は太陽の日差しを浴びたい。
(文:宮下)
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