メンバー:CL高田(OB),SL堀
行程:
2日:静岡=道の駅大桑-相ノ沢発電所-砂防堰堤-クラック滝-引き返す-道の駅大桑=静岡
記録:
連日暑い日が続き、勝手にクーラー禁止生活をしているので暑さに殺されそうになりながら夏休み突入!!
「沢に行きまくれるぜー」と部に沢登りに行きたい人を募集したところまさかのゼロ。
まさかみんなクーラーに当たって夏の楽しさを忘れてしまったのか?
そんなこんだで困っていると高田さんから越百川のお誘いが!もちろん行きます!高田さんとはOB交流会や雪訓でお世話になっているが、実際にパートナーとして行動するのは初めてでちょっと緊張。
最初カタカナでコスモと聞いて聖闘士星矢じゃんってなりました(未履修)
調べてみると大西良治さんがF1を登った事で有名みたい。楽しみだ。
集合場所は道の駅大桑。下道でおよそ5時間&運転手1名なので、前日の夕方に車を借りてすぐに出発。無事深夜1時頃到着し車中泊をかます。シュラフは要らなかった。
他に車もなくラッキー。しかし車には原住民オロロが大量に発生。さっさと支度して出発進行!
見えないのが残念。実際はオーラを纏ってるみたいな感じです\(^o^)/
F1
徐々に沢の様相になっていき簡単な滝を登ったりしているとF1に到着。
感想は思った以上にデカい。
大西さんはこれを右のクラックからエイドで登ったらしい。
クラックをエイドで登るのは分かるがその上は激流なんだが......よく分からないですね。
かわいくない
どうやら高田さんの方が好みらしい
僕には登攀対象には見えなかったのでF1は右岸から高巻き。上手く巻くことができて懸垂せずに済んだ。高田さんが以前来たときは懸垂したらしい。
流れを感じれて楽しい
気持ちよく進んでいるとヤバそうな滝が
4mCS滝
むちゃくちゃ綺麗なゴルジュが登場!
自然の小宇宙(コスモ)を感じます
最初は堀がトライ。
泳いで左岸に取り付き正面の岩の突破を試みるが足のホールドが乏しく離陸もできない。ずっと水に使っていては体温を奪われるだけなので一旦ロープを引いてもらい回収。
堀の2トライ目
同じところに取り付きカムのA0で突破を試みるがただ寒くなっただけだった。
突破できずレーション食べないと凍えるの図
サワーマン高田登場!!
説明しよう。サワーマンとは圧倒的泳力と登攀力でゴルジュを突破するゴルジャーのことであ〜る!
ということでサワーマン高田に交代し突破を試みる。
高田さんの1トライ目
どうやって攻略するんだろうと見ていたら左岸をちょっと登ったところからダイブで滝のホワイトウォーターの中の突っ込んでいった!
ガンバ
その後姿が見えなくなって溺れてしまったかと思いロープを引くか悩んだがしばらくすると滝の裏からひょっこりと高田さんが出てきた。無事でよかったとほっとするのもつかの間、そこからが悪いらしく足を滑らせて落ちたのでロープを引いて回収。
負けないでサワーマン!
高田さんのトライを見習って堀もホワイトウォーターに突っ込む。泳いで行けると分かってないと突っ込む勇気が出ないですね。
3トライ目はホワイトウォーターに突っ込むにつれ身体が沈んでいき、水を大量に飲まされ、流れに勝てず慌てて壁を蹴って撤退。4トライ目にようやく滝裏に侵入。
そこは薄暗い洞窟になっており、完全にビレーヤーからは見えないのでここで溺れる事は許されないだろう(ここまで来た人は溺れないと思うが)
そこからは第2関節で持てるぐらいのガバ手とガバ足があり一度落ち着いて滝行しながら登っていく。滝行から一歩上がるにはサワタビでギリギリ立ち込める(今の僕には無理)外傾ホールドに立ち込まなければならず、手がいいとは言え水流で体が上がらない。その場に居るだけで体力を持ってかれるので一度撤退。
その後2,3回トライしたが薄いホールドに立ち込むことができない。高田さんも何度も立ち上がっては滑って落ちて突破できない。万策尽きたか。
時間も迫っているので、高巻く選択肢があったがどうしても突破したい。
そういえばクライミングシューズを持ってきていた。クライミングシューズでトライしてみる。
意外と乗れるぞ!希望が見えてきた。
その前に高田さんのラストトライ。
滝行までは安定している。
うぉーーーー!!
高田さんが会心のトライで突破!
堀も次のトライで登れそうってところで登られたのでちょっと悔しいですが流石です!
ザックを荷揚げして堀も登ります。
堀も登って無事突破。ヤッターー
この時すでに1時前。結果として4時間程この滝と戦っていた。手強かった(´Д`)ハァ…
3時頃には夕立が降る予定で増水が怖いので上の滝をちょっと偵察をして帰ることに。
少し行くとまたでかい滝が
滝左の弱点にハーケンを打ち、アブミをセットして登る。ハーケンもだめだめ。もっと練習が必要だ。
アブミを使うのは初めてで結構難しい。高田さんを踏み台にして離陸し少し登って大体分かったのでクライムダウンして降りる。怖そうだが登れるだろう。
エイドの勉強しようかな
その後は引き返して、あっという間に最初の滝へ
ぷかぷか
時々水に浸かって体を冷却。
それでも暑い。
案の定、林道はムシムシしてました。
海鮮に納豆はむちゃ合う
まとめ:
泳ぎの沢は経験が浅く、やはり泳力が足らない。高田さんの登りを見なかったら滝に突っ込む勇気はわかなかっただろう。でも挑戦するのはとても楽しかった。ハーケンを打つ事や回収する事に時間がかかり過ぎているのでもっと練習が必要だ。
強い人と一緒に登るとモチベーションが爆上がりするので高田さんまたよろしくお願いします!!
(文:堀)
(文:堀)